TOP > コラム > 「覆面馬主の真実」【第23話】~リアルタイム進行型・競馬狂小説~
コラム

「覆面馬主の真実」【第23話】~リアルタイム進行型・競馬狂小説~

馬キュレ
逃げ馬と2歳新馬でたんまり儲けた8月競馬、7号からメシに誘われた。
7号「アニキ、競馬でこんだけ儲かったんだから、祝勝会でもしようや。」
1号「そうだな。実は、オレさ、〇〇〇〇〇って馬に3割くらい乗ってて、あれ、いきなり未勝利勝ったじゃん。それが嬉しくてさ。」
7号「え?え?え~~~~~っ!マジか。あの馬持ってんの?あれ、急に走ったよな。」
1号「そうなんだよ。ステイゴールド産駒って分からんよな。」
1号「ああ。でも、オレ、2頭とも今年の未勝利勝ってくれたからさ、ステイゴールドとは相性いいのかもしれんな。」
7号「そうだよな、アニキ、相性ってあるよな。オレは、多分、ヴィクトワールピサと相性いいと思うんだよな。」
1号「そっか、人の運ってさ、論理で進む人よりこういう相性や直感で進む人の方が、大勝ちあるんじゃないかな?」
7号「だよな。で、何食おうか?」
1号「Kちゃんに電話したら、超デカいホシガレイをゲットしたってよ。」
7号「そりゃ最高だな。」

そんな訳で、幻の高級魚って言われるホシガレイ(しかも巨大)で、夏の第一回目の祝勝会だ。ヒラメとカレイって見た目は、ほとんど一緒だが、実は、見た目もよくよく見るとまったく違う。上から見ると、平べったい感じで一緒だが、横から見ると、カレイは、ヒラメの何倍も分厚いのだ。そして、分厚いホシガレイほど絶品とされている。
その身も、ヒラメがほとんど無味無臭って感じなのに比べて、カレイには、何とも言えない風味と旨味がある。噛めば噛むほどジンワリ旨味が広がってくる。魚がよく分かってる人に、ヒラメ好きはあまりいないが、カレイはみな大好きだ。
鰻よりも断然穴子の方が旨いのに似ている。夏は、鰻重より穴子丼だ!

そして、魚といえば、冬が旨いというがそうでもない。夏に旨い魚がけっこう多い。
鮎、ハモ、シンコ、穴子、ホシガレイ、あ、それとイカは抜群に旨いよな。

この日、1号、2号、4号、5号、6号、7号、8号、9号と集まって、暑いさ中の大宴会となった。
そして冒頭に・・・
7号「おう、みんなお疲れ!オレ様のおかげで、700万から始めた2歳単勝資金が、1000万を突破!現在プラス383万円だ!今週も当てて、1500万くらいにすれば、夏競りで3頭くらい買えるぜ。」
2号「さすが、7号さん、勝負強いわ。」
4号「吾輩もなくなったモノと思ってた100万が、こんなに増えるなんて、嬉しいっす。」
7号「え?なくなる?おまえ失礼じゃねえか?」
5号「私もなくなるって思ってましたよ(笑)」
1号「意外と期待値低かったんだな。」
7号「おまえら、もっとオレを尊敬しろよ(笑)」
1号「でさ、今回どのあたり狙おうか?スウェプトやサウスヴィグラスはバレちゃったから結構高くなっちゃうしさ。」
7号「だよな。ダンスインザダークとかスペシャルウイークとかなら、ダートも行けるからいいんじゃねえか。」
6号「ダートで考えると、スペシャルウイークいいかもしれませんね。」
1号「トーセンホマレボシは、きっと高いだろうな。だったら、相性のいいステイゴールドの仔を探すか。」

なくしたと思ってた100万円が、倍近くになり、しかも馬が買えるとあってみんなのテンションは相当上がってる。オレ達の運もかなり上昇してきた感じだから、これはいい馬が買えそうだ。
2号が持ってきた競り名簿をみんなで見ながら、真夏の夜の夢、その幕が上がろうとしている。

さて、オレ達は、どんな名馬を買うんだろうか・・?(笑)


(続く)

side-mark ページ上部へ
prev top next
  • 【PR】
  • 関連タグ
    kusa_line