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ビッグアーサーはスプリント王への試金石!? 第50回【北九州記念】

2015年8月23日(日)に小倉競馬場で行われる芝1200メートルのGIIIレース、第50回【テレビ西日本賞 北九州記念】。
伏兵馬の活躍が目立つサマースプリントシリーズ第4戦であるこのレースを、レース傾向やレース映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ

【北九州記念】歴史!

inyofu 本競走は、1966年に4歳(現3歳)以上のハンデキャップの重賞競走『北九州記念』として創設され、当初は小倉競馬場の芝2000mで行われていたが、1969年に芝1800mに変更された。また、負担重量は1972年に別定重量、1995年にハンデキャップ、2000年に別定重量とそれぞれ変更されたのち、2006年から再びハンデキャップに戻され現在に至っている。
inyofu 出走資格は、1995年から混合競走に指定され、外国産馬に門戸が開放された。また、1998年から中央競馬特別指定交流競走として、地方競馬所属馬は2頭まで出走が認められた。さらに、2009年から国際競走となり、外国馬は9頭まで出走可能となった。グレード表記は、2007年の日本のパートI 国昇格に伴い、JpnIII に変更されたが、2009年より国際格付けのGIII に改められた。
夏競馬をさらに盛り上げるために設けられた【サマースプリントシリーズ】の開催に伴い、2006年から芝1200mに短縮され、同シリーズの第3戦(2012年以降は第4戦)に指定された【北九州記念】。今では、GI【スプリンターズS】へ向けた前哨戦のひとつに位置付けられている。

【北九州記念】レースレコード!

北九州記念のレースレコードは、2013年にツルマルレオンが記録した1:06.7である。ツルマルレオンは翌年の北九州記念にも出走したが、10着に終わりそのまま引退した。

2014年【北九州記念】

昨年の北九州記念では、8番人気リトルゲルダが1着、13番人気メイショウイザヨイが2着、17番人気カイシュウコロンボが3着と番狂わせを演じ、三連単の配当は395万3810倍となった。

↓【北九州記念】過去5年のレース映像はこちら↓

【北九州記念】レース傾向

inyofu “夏馬”を狙え
過去9年の3着以内馬延べ27頭中24頭は、前年または同年の7~9月に行われたJRAのレースで優勝経験がある馬だった。該当馬は3着内率31.6%と、好走率でその経験がなかった馬を大きく上回っている。気温が高い時季だけに、夏季のレースで活躍してきた馬を重視すべきだろう。
inyofu 小倉・芝1200mへの出走経験がポイント
過去9年の3着以内馬延べ27頭中21頭は、小倉・芝1200mで行われた1600万下、またはオープンクラスのレースに出走経験がある馬だった。一方、その経験がなかった馬は3着内率10.5%とやや苦戦している。今回と同じ小倉・芝1200mで行われた1600万下から上のクラスのレースに出走したことがない馬は、評価を下げるべきかもしれない。
inyofu 近走での“末脚”に注目
過去9年の3着以内馬延べ27頭中23頭は、同年2月以降に出走したJRAのレースでメンバー中3位以内の上がり3ハロンタイム(推定)をマークした経験がある馬だった。一方、その経験がなかった馬は3着内率5.8%と苦戦している。近走の内容を比較する際は、上がり3ハロンの推定タイムが速い馬を重視してみよう。
inyofu 連対馬の大半はハンデが軽い馬
過去9年の牡・せん馬の負担重量別成績を調べると、「56キロ以上」だった馬は優勝例がなく、2着に入ったのも2006年のゴールデンキャスト(58キロ)だけだった。
inyofu また、過去9年の牝馬の負担重量別成績を調べると、「54キロ以上」だった馬のうち連対を果たしたのは2008年の優勝馬スリープレスナイト(56キロ)だけだった。性別にかかわらず、比較的重いハンデを背負った実績馬は過信禁物と見るべきかもしれない。
inyofu 3歳馬や7歳以上の馬は優勝例なし
過去4年の優勝馬4頭は、いずれも4歳馬か5歳馬だった。ちなみに、3歳馬や7歳以上の馬は2006年まで遡っても優勝例がなく、6歳馬も2010年のメリッサを最後に優勝例がない。また、過去4年の優勝馬4頭は、前年または同年の7~9月に行われたJRAのレースで優勝経験があった点、小倉・芝1200mで行われた1600万下、またはオープンクラスのレースへ出走経験があった点、同年2月以降に行われたJRAのレースで出走メンバー中3位以内の上がり3ハロンタイム(推定)をマークした経験があった点も共通している。
北九州記念のレース傾向では【前年または同年の7~9月に行われたJRAのレースで優勝経験がある】【小倉・芝1200mで行われた1600万下、またはオープンクラスのレースに出走経験がある】【同年2月以降に出走したJRAのレースでメンバー中3位以内の上がり3ハロンタイムをマークした経験がある】【牡馬、せん馬のハンデ56キロ未満・牝馬のハンデ54キロ未満】【4歳馬か5歳馬】の競走馬が好走する傾向にある。はたして今回の出走馬にこれらの条件を満たす馬はいるのだろうか?

第50回【北九州記念】登録馬!

inyofu ベルカント
サカジロロイヤル
サドンストーム
ビッグアーサー
マヤノリュウジン
バーバラ
ミッキーラブソング
ベルルミエール
ヘニーハウンド
メイショウイザヨイ
サトノデプロマット
オーミアリス
メイショウツガル
マイネルエテルネル
ニザエモン
ドレッドノート
バクシンテイオー
レオパルディナ

以下、除外対象馬
セイカプリコーン
ニンジャ
プレイズエターナル
フルゲート18頭に対し、21頭の登録があった今年の北九州記念。注目は5戦して負けなしの【ビッグアーサー】であろう。

第50回【北九州記念】予想オッズ!

inyofu 人気 馬名 予想オッズ
1 ビッグアーサー 2.8
2 ベルカント 3.5
3 サドンストーム 5.3
4 ミッキーラブソング 11.1
5 バーバラ 12.5
6 マイネルエテルネル 15.1
7 ベルルミエール 15.9
8 マヤノリュウジン 23.4
9 ヘニーハウンド 27.7
現時点の予想オッズでは、重賞初挑戦となる【ビッグアーサー】と重賞3勝【ベルカント】が人気を集めている。

第50回【北九州記念】有力馬は!?

【小倉・芝1200mで行われた1600万下、またはオープンクラスのレースに出走経験がある】【同年2月以降に出走したJRAのレースでメンバー中3位以内の上がり3ハロンタイムをマークした経験がある】【牡馬、せん馬のハンデ56キロ未満】【4歳馬】ビッグアーサー
inyofu 今年の本レース最大の注目馬と言える馬は、5戦5勝のビッグアーサー(牡4・藤岡健一)だろう。前走の1600万下・水無月S(阪神・芝1200m)を優勝して、オープンクラス初挑戦となる本レースで重賞初制覇を達成するようなら、芝・スプリント界の新星として一気に注目を集める存在となりそうだ。前走後は短期放牧に出されてリフレッシュ。栗東トレーニング・センターへ帰厩後の調整は順調で、12日に同坂路で行われた1週前追い切りでは、意欲的に追われて4ハロン51秒4、ラスト1ハロン12秒5の好時計をマークしている。好仕上がりで出走できそうなだけに、そのレースぶりに注目したい。
【前年または同年の7~9月に行われたJRAのレースで優勝経験がある】【小倉・芝1200mで行われた1600万下、またはオープンクラスのレースに出走経験がある】【同年2月以降に出走したJRAのレースでメンバー中3位以内の上がり3ハロンタイムをマークした経験がある】【4歳馬】ベルカント
inyofu 前走のアイビスサマーダッシュを抜群のスピードで優勝し、復活ののろしを上げたベルカント(牝4・角田晃一)。今回は、前走から中2週とローテーションが少し詰まっているが、13日に栗東坂路で行われた1週前追い切りでは、4ハロン52秒4、ラスト1ハロン11秒9の好時計をマーク。これだけの時計を出せるのだからレースの疲れはなさそうで、状態面に関しての不安はないと言えるだろう。今回も優勝争いに加わってくるはずだ。
【前年または同年の7~9月に行われたJRAのレースで優勝経験がある】【小倉・芝1200mで行われた1600万下、またはオープンクラスのレースに出走経験がある】【同年2月以降に出走したJRAのレースでメンバー中3位以内の上がり3ハロンタイムをマークした経験がある】【牡馬、せん馬のハンデ56キロ未満】【4歳馬】ミッキーラブソング
inyofu ミッキーラブソング(牡4・橋口弘次郎)は、デビュー16戦目で初めて芝1200mに出走した前走の1600万下・佐世保S(小倉)で、先に抜け出したネロ(2着)をゴール寸前でハナ差捕らえて優勝。今夏のクラス再編成で1600万下クラスに降級していたが、1戦でオープンクラス復帰を決めた。今回は、距離も2度目で慣れを見込めるうえに、前走が3か月の休み明けだったことから、実戦を1度使われた上積みもありそう。重賞挑戦でも、楽しみな一頭と言える。

2015年8月23日(日)に小倉競馬場で行われる芝1200メートルのGIIIレース、第50回【テレビ西日本賞 北九州記念】。 
現状1番人気のビッグアーサーはデビュー以来無傷の5連勝で遂に重賞に挑戦する。好位から抜け出す安定感あるレースぶりから崩れにくいと思われるが、初めての夏競馬で格上挑戦なので、オッズの割には信頼度が低いと思われる。
そこで注目したいのは、オッズもおいしく好走する条件をすべて満たしているミッキーラブソングであろう。初めての重賞挑戦であるGIII京都金杯では17着と大敗したが、もともと短距離で結果を出してきた馬であり、ここで化ける可能性も十分あるだろう。

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