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【菊花賞の思い出】逃げてレコード!セイウンスカイ

クラッシック最後の1冠となる菊花賞。皐月賞も勝利し、古馬混合重賞の京都大賞典をも勝って菊花賞を制覇したセイウンスカイ。時には先行し、時には大逃げからのためて突き放し、またそのマイナーな血統からもファンが多かった。そんなセイウンスカイについてまとめてみた。
馬キュレ

マイナー血統

父・シェリフズスター、母・シスターミル、母父・ミルジョージという血統。
父のシェリフズスターは廃用となっていて、セイウンスカイはお世辞にも良血とはいえなかった。
inyofu 父シェリフズスターは1985年英国産。英独仏で2~4歳時に通算13戦6勝、コロネーションC、サンクルー大賞典。主な産駒にセイウンエリア(日経賞2着)。母シスターミルは1990年浦河産。未出走。一族にはスイートネイティブ(最優秀古牝馬、安田記念、七夕賞、牝馬東京タイムス杯)、ニシノドコマデモ(青葉賞2着、東京スポーツ杯2歳S3着)、ジュネーブシンボリ(アルゼンチン共和国杯3着)、シンボリスナイパー(クリスタルC3着)。

デビューから2連勝でクラッシック有力候補へ

1998年1月5日に徳吉孝士騎手でデビュー。血統面からあまり人気にはならず5番人気だったが、6馬身差で圧勝。
続くジュニアカップでも3番人気だったが、逃げて5馬身差の圧勝。一気にクラッシック候補へとなった。

弥生賞ではライバルとなるスペシャルウィークの2着に敗れた。

皐月賞勝利で、横山典弘クラッシック初制覇!

横山典弘騎手とのコンビで皐月賞へ。スペシャルウィークに続く2番人気に支持された。
inyofu セイウンスカイ最大の武器はスピードと先行力だった。その持ち味を生かして、皐月賞も早めの競馬から押し切り勝ち。食い下がる3番人気キングヘイロー、猛追してきた1番人気スペシャルウィークを降しての快勝だった。
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また、このときゲート入りで嫌がっていたため、皐月賞後はゲート再検査。1発で合格した。
クラッシック2冠目の東京優駿(日本ダービー)では、皐月賞の勝利がフロックだとみられたため3番人気に。
一息入れづらいペースだったため、4着と敗れた。

古馬混合の京都大賞典を勝利

京都新聞杯から菊花賞というローテが王道だったが、もしまたゲート再検査となった場合に京都新聞杯だと菊花賞に間に合わないため、古馬混合重賞である京都大賞典に出走。
inyofu  休み明け初戦の京都大賞典は、古馬の一線級が相手ということもあって7頭立ての4番人気に留まった。ところが好ダッシュから大逃げを打ったセイウンスカイは、中盤スローに落として後続を誘い、二の脚で再び突き放すという心憎いまでのレースを見せる。
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レコードで菊花賞制覇!

1番人気スペシャルウィークに続く、2番人気で出走。38年ぶりの菊花賞の逃げ切り勝ちで、優勝タイム3分3秒2は当時の3000メートル世界レコードでもあった。
inyofu  難なくハナを奪ったセイウンスカイは、速めのラップを刻んで後続との差を開いていく。1000m通過は59秒6。さすがにこのペースを積極的に追いかける馬はおらず、それを見たセイウンスカイはスっとピッチを落とした。

3コーナー過ぎ。楽に走っているセイウンスカイの姿を見て、さすがに慌てた後続各馬の手綱が動き始める。セイウンスカイは悠々と5馬身も前で直線へ。そこから先もひとり旅。ようやく追い込んできたスペシャルウィークを3馬身半後ろに従えて、鞍上・横山典弘騎手は最後まで追わない余裕も見せて、圧勝のゴール。勝ちタイム3分3秒2は、レースレコードを1秒以上も縮める優秀な時計だった。
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今年の菊花賞のJRAのCMにもセイウンスカイ!

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菊花賞の後の有馬記念では1番人気で挑んだが、楽に走れず4着。その後G1は勝たなかったものの、日経賞や札幌記念を勝利。引退後は種牡馬生活がはじまったが、マイナー血統のためなかなか良い産駒に恵まれず、2011年8月16日にこの世を去った。
スペシャルウィークやキングヘイローと良血統の同世代を相手に、マイナー血統で2冠を勝ち取ったセイウンスカイ。大逃げで後続を離した後、溜めて逃げて最後に引き付けて突き放す走りがとても印象に残る。このような魅力的な馬がまた出てくることに期待だ。

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