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二冠馬ドゥラメンテ不在で大混戦!?第76回【菊花賞】

2015年10月25日(日)に京都競馬場で行われる芝3000メートルのGIレース、第76回【菊花賞】。
牡馬三冠の最終戦であり、春の実績馬VS夏の上がり馬の構図を見せるこのレースを、レース傾向やレース映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ

【菊花賞】歴史!

inyofu 菊花賞は、イギリスのセントレジャーに範をとり創設されたクラシックレースのひとつで、最もスタミナのある優秀な繁殖馬を選定するためのチャンピオンレースである。このため、出走資格は3歳の牡馬と牝馬に限られ、せん馬(去勢馬)は出走できない。また、本競走はクラシック三冠(皐月賞・東京優駿・菊花賞)の最終関門であり、皐月賞は“最も速い馬”が、ダービーは“最も幸運に恵まれた馬”が、菊花賞は“最も強い馬”が勝つと言われている。
inyofu 1938年に『京都農林省賞典四歳呼馬』として本競走は創設され、1948年より現在の名称『菊花賞』になったが、京都競馬場のスタンド改修工事により阪神競馬場で行われた1979年を除き、距離3000mと京都競馬場での開催は第1回から変わることなく、今日まで連綿と受け継がれている。この京都競馬場の芝・外回りコースを舞台に、スピードとスタミナを兼ね備え、2度の坂越えと3000mの長丁場を克服した馬だけに、菊花賞馬の栄誉が与えられる。
これまでに、セントライト、シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴルの7頭が三冠馬に輝いており、その最後の関門となったのが菊花賞である。2015年度はドゥラメンテが二冠を達成し、三冠を期待されていたが、残念ながら骨折で出走不可となってしまった。

【菊花賞】レースレコード!

動画を見る
菊花賞のレースレコードは、2014年にトーホウジャッカルが記録した3:01.0である。 オルフェーヴルの記録が3:02.8、 ディープインパクトの記録が3:04.6なので、昨年のトーホウジャッカルの記録はかなりの好記録といえる。

↓【菊花賞】過去5年のレース映像はこちら↓

第76回【菊花賞】レース傾向

inyofu 神戸新聞杯組が圧倒
過去10年の前走のレース別成績を調べると、優勝馬10頭中9頭、連対馬で見れば20頭中16頭が前走でトライアルの「神戸新聞杯」に出走していた。好走率でも「神戸新聞杯」組は他のレースからの臨戦馬を圧倒している。その一方で、もう一つのトライアルレースである「セントライト記念」組は、3着内率8.7%と苦戦傾向にある。前走のレースはチェックしておきたい項目だろう。
inyofu 芝2200m以上のレースでの着順をチェック
過去10年の出走馬について、直近で出走した芝2200m以上のレースでの着順を調べると、3着以内に入っていた馬から優勝馬8頭、2着馬8頭が送り出されている。すべての出走馬が初めて経験する芝3000mで争われるだけに、芝・中長距離のレースで実績を残しているような馬に注目してみたい。
inyofu 過去3走での連対数が重要
過去10年の出走馬について、過去3走以内の芝のレースでの連対数を調べると、優勝馬10頭はすべて過去3走以内に芝のレースで2回以上連対していた。連対数が1回以下のグループからも5頭の2着馬が出ているが、好走率では2回以上のグループと1回以下のグループとの差は歴然としている。近走での連対数もチェックしておきたい項目だ。
inyofu 春のクラシックへの出走経験をチェック
過去10年の出走馬について、皐月賞または日本ダービーでの最高着順別に成績を調べると、最高着順が「1着」または「2着」となっていた馬は、3着内率で42.9%という高い数値をマークしている。春のクラシックで連対していた馬には、引き続き注目が必要だろう。ただし、3着以内馬の数では、皐月賞または日本ダービーに出走経験のあった馬と両レースに出走経験がなかった馬は、ともに15頭となっている。夏以降に頭角を現してきた馬についても軽視は禁物だ。
inyofu 同年8月以降の実績が重要
2010年以降の過去5年の優勝馬5頭は、同年8月以降に出走したすべてのレースで「3着以内」に入っていた。同年の8月以降に出走したレースで大崩れしていない馬は、ノーマークにはできないだろう。
菊花賞のレース傾向では、【前走が神戸新聞杯】【直近で出走した芝2200m以上のレースで3着以内】【過去3走以内に芝のレースで2回以上連対していた】【春のクラシックで連対していた】【同年8月以降に出走したすべてのレースで3着以内に入っていた】競走馬が好走する傾向にある。はたして今回の出走馬にこれらの条件を満たす馬はいるのだろうか?

第76回【菊花賞】登録馬!

inyofu ※以下5頭は優先出走馬
キタサンブラック
ジュンツバサ
ミュゼエイリアン
リアファル
リアルスティール

※以下14頭は賞金上位順
サトノラーゼン
ベルーフ
ブライトエンブレム
タガノエスプレッソ
タンタアレグリア

アルバートドック
スピリッツミノル
スティーグリッツ
マサハヤドリーム
マッサビエル

ワンダーアツレッタ
レッドソロモン
レントラー
ミコラソン
フルゲート18頭に対して、19頭の登録があった今年の菊花賞。二冠馬ドゥラメンテ不在の中、クラシック最後の栄冠を得るのはどの馬か、注目である。

第76回【菊花賞】予想オッズ!

inyofu 人気 馬名 予想オッズ
1 リアファル 3.2
2 リアルスティール 3.7
3 サトノラーゼン 7.1
4 スティーグリッツ 8.9
5 キタサンブラック 12.6
6 ブライトエンブレム 15.1
7 ミュゼエイリアン 15.2
8 ワンダーアツレッタ 18.2
9 ベルーフ 19.3
10 タンタアレグリア 22.7
二冠馬ドゥラメンテを共同通信杯で破ったリアルスティール、そのリアルスティールを京都新聞杯で破ったリアファルに人気が集中している。

第76回【菊花賞】有力馬は!?

【前走が神戸新聞杯】【直近で出走した芝2200m以上のレースで3着以内】【過去3走以内に芝のレースで2回以上連対していた】【同年8月以降に出走したすべてのレースで3着以内に入っていた】リアファル
inyofu リアファル(牡3・音無秀孝)は、初めて芝のレースに挑んだ前々走の1600万下・マレーシアC(中京・芝2000m)→前走の菊花賞トライアル・神戸新聞杯を連勝。一気に本番の有力候補として頭角を現した。前々走は力の要る馬場コンディション(重)が本馬に合ったという印象もあったが、良馬場で行われた前走は、道中マイペースで淡々と逃げて、ラスト3ハロンのラップを全て11秒台でまとめる内容で優勝。豊富なスタミナに加えて、瞬発力勝負にも対応できることを示した。今回、前走から600mの距離延長に不安はなさそうで、クラシック三冠レース最後の一冠で大輪の花を咲かせる可能性は十分にありそうだ。
ブライトエンブレム
inyofu ブライトエンブレム(牡3・小島茂之)は、昨年にデビューから2連勝で札幌2歳Sを制し、今年の春も、3走前の弥生賞で2着、前々走の皐月賞で4着に健闘した実績を持つ馬。2番人気に支持された前走のセントライト記念は10着と敗れたが、約5か月の休み明けに加えて、向正面から最後の直線まで終始馬群の外を回る距離ロスの大きい競馬になったことが、敗因のひとつと言えるだろう。実戦を1度使われた上積みが見込める今回は、一変した走りが期待できそうだ。
【前走が神戸新聞杯】【直近で出走した芝2200m以上のレースで3着以内】【過去3走以内に芝のレースで2回以上連対していた】【春のクラシックで連対していた】【同年8月以降に出走したすべてのレースで3着以内に入っていた】リアルスティール
inyofu ディープインパクト産駒は多くのGI を優勝しているが、芝3000mを超える平地の長距離GI 〔菊花賞・天皇賞(春)〕は未勝利。今年もその子供たちが初の栄冠を目指すことになる。リアルスティール(牡3・矢作芳人)は、今春に共同通信杯1着、スプリングS2着、皐月賞2着、日本ダービー4着の好成績を収めたディープインパクト産駒。本馬は、母父が短距離系のStorm Catという血統背景を持つだけに、今回は芝3000mの距離克服がテーマになりそうだ。1番人気に支持された前走の神戸新聞杯では、中団でうまく折り合って追走する展開から、出走馬中最速となる上がり3ハロン34秒0(推定)をマークして2着まで追い上げており、及第点と言えるレース内容だった。今回、初参戦となる京都競馬場を舞台に、念願のクラシック制覇を狙う。

2015年10月25日(日)に京都競馬場で行われる芝3000メートルのGIレース、第76回菊花賞。 
二冠馬ドゥラメンテが骨折で出走を辞退しているなか、一躍クラシック候補に名乗り出たのがリアファルである。強豪揃いの3歳ダート戦線から芝に転向後、2連勝で神戸新聞杯を制した素質馬で、スタミナ、パワー共に京都3000mに適しているだろう。現時点での予想オッズでも1番人気であり、好走の可能性は高い。
一方、春からのクラシック候補リアルスティールは、スタミナ、パワー共に不安視されているが、能力は間違いなくGI級、脚のキレ味では同世代トップクラスであり、好走する条件もすべて満たしているので、展開が向けば余裕の勝利もあり得るだろう。

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