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新たなスターホースは誕生するか?第152回【天皇賞(秋)】

2015年11月1日(日)に東京競馬場で行われる芝2000メートルのGIレース、第152回【天皇賞(秋)】。 
現役トップクラスのGI馬以外にも、夏の上がり馬や菊花賞を回避して芝・中距離戦線に狙いを定めた3歳馬などが集まるこのレースを、レース傾向やレース映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ

【天皇賞(秋)】歴史!

inyofu ■天皇賞の前身
1905年(明治38年)の5月6日に横浜の日本レースクラブが、明治天皇から「菊花御紋付銀製花盛器」を下賜されたことにより創設した『エンペラーズカップ』が天皇賞の前身。翌1906年(明治39年)には東京競馬倶楽部にも御賞典が下賜され、その後、阪神、福島、札幌、函館、小倉の計7つの競馬倶楽部で『帝室御賞典競走』として行われていた。
inyofu ■第1回
1936年(昭和11年)に『日本競馬会』が設立されたのち、翌1937年(昭和12年)に各競馬倶楽部が『日本競馬会』に統合されたのを機に、『帝室御賞典競走』は春が阪神、秋が東京と、東西で年2回開催されることとなり、同年の秋季のレースが第1回の天皇賞とみなされ、東京競馬場・芝2600mで行われた。 その後、第2回の1938年(昭和13年)春は阪神競馬場・芝2700mで、4歳(現3歳)以上の馬によって争われ、第3回の1938年秋からは、「5歳(現4歳)以上、芝3200m」の競走条件となり、能力検定競走として非公開で開催された1944年(昭和19年)春まで『帝室御賞典競走』の名称で行われていた。
1981年以前は勝ち抜き制となっていた天皇賞。一度優勝した競争馬は、それ以降の天皇賞には出走できないという、今では考えられない制度で行われていた。

【天皇賞(秋)】レースレコード!

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天皇賞(秋)のレースレコードは、2011年にトーセンジョーダンが記録した1:56.1である。トーセンジョーダンは2014年に引退し、種牡馬入りした。今の日本競馬界では貴重なトニービン系の血統であり、これから産まれる産駒の活躍が楽しみである。

2014年【天皇賞(秋)】

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昨年の天皇賞(秋)では、5番人気スピルバーグが出走馬中1位となる上がり3ハロン33.7の脚で、ジェンティルドンナとイスラボニータを抜き去り勝利した。

↓【天皇賞(秋)】過去5年のレース映像はこちら↓

【天皇賞(秋)】レース傾向

inyofu 東京の芝・中長距離での実績に注目
過去10年の3着以内馬延べ30頭は、いずれもJRAの芝1800m以上のGI・JpnI またはGII・JpnII で3着以内に入った経験がある馬だった。マイル以下の距離や、GIII、オープン特別のレースでしか好走経験がない馬は評価を下げるべきだろう。
inyofu また、〔表1〕で挙げた条件に該当した3着以内馬延べ30頭中24頭は、東京・芝1800m以上のGI・JpnI またはGII・JpnII で3着以内に入った経験がある馬だった。該当馬は3着内率27.9%と好走率もより高くなっている。今回と同じ東京の芝・中長距離のGI やGII で好走経験のある馬は信頼できるようだ。
inyofu 牝馬は堅実
過去10年の出走馬延べ174頭中、「牝馬」はわずか16頭の出走にとどまっているが、そのうち半数の8頭が3着以内に入っている。2005年には単勝14番人気のヘヴンリーロマンスが優勝、同13番人気のダンスインザムードが3着となり、3連単122万6130円の高配当決着を演出した。今年も牝馬が出走してきたら注目してみたい。
inyofu 前走のレースと着順がポイント
過去8年の3着以内馬延べ24頭中16頭は、前走が「宝塚記念」または「毎日王冠」だった。一方、前走が「その他のレース」だった馬は3着内率10.5%と苦戦している。まずは「宝塚記念」からの直行組か、前哨戦の「毎日王冠」を経由してきた馬に注目してみたい。
inyofu なお、前走のレースが「宝塚記念」または「毎日王冠」だった馬のうち、そこで「3着以内」に入っていた馬は3着内率48.0%とさらに高い好走率をマークしている。「宝塚記念」や「毎日王冠」で上位を争った馬は信頼できるようだ。
inyofu 前走で下位人気だった馬は過信禁物
過去5年の3着以内馬延べ15頭は、いずれも前走でJRAのレースに出走し、そのレースでの単勝オッズが「10倍未満」だった。一方、単勝オッズが「10倍以上」だった馬は、該当する延べ42頭がすべて4着以下に敗れている。たとえ前走の着順が良くても、そのレースの単勝オッズの評価が低かった馬は苦戦する可能性が高いようだ。
inyofu 5歳以下の若い馬が優勢
過去5年の優勝馬5頭は、いずれも「5歳以下」の馬だった。
天皇賞(秋)のレース傾向では、【JRA芝1800m以上のGIまたはGIIで3着以内に入った経験あり・東京競馬場なら更に良い】【牝馬】【前走が宝塚記念もしくは毎日王冠・3着以内ならなお良し】【前走でJRAレースに出走し、そのレースでの単勝オッズが10倍未満】【5歳以下】の競走馬が好走する傾向にある。はたして今回の出走馬にこれらの条件を満たす馬はいるのだろうか?

第152回【天皇賞(秋)】登録馬!

inyofu ※以下、3頭は優先出走馬
エイシンヒカリ
ショウナンパンドラ
ラブリーデイ

※以下、18頭は出走馬決定賞金順
スピルバーグ
ディサイファ
ワンアンドオンリー
イスラボニータ
ヴァンセンヌ

ラストインパクト
カレンミロティック
ステファノス
クラレント
アドマイヤデウス

ダコール
サトノクラウン
ダービーフィズ
アンビシャス
ペルーサ

ヤマカツエース
トーセンスターダム
マイネルフロスト
フルゲート18頭に対して21頭の登録があった今年の天皇賞(秋)。GI馬が数多く登録されているが、エイシンヒカリやアンビシャスといったGI未制覇の上がり馬にも要注目だ。

第152回【天皇賞(秋)】予想オッズ!

inyofu 人気 馬名 予想オッズ
1 ラブリーデイ 3.4
2 エイシンヒカリ 4.9
3 イスラボニータ 5.6
4 ショウナンパンドラ 7.0
5 ディサイファ 7.7
6 アンビシャス 10.6
7 スピルバーグ 13.3
8 サトノクラウン 14.0
9 ステファノス 21.9
現時点では、今年の宝塚記念を制したラブリーデイと毎日王冠を制したエイシンヒカリに人気が集まっている。

第152回【天皇賞(秋)】有力馬は!?

【JRA芝1800m以上のGIまたはGIIで3着以内に入った経験あり】【前走でJRAレースに出走し、そのレースでの単勝オッズが10倍未満】【5歳以下】ラブリーデイ
inyofu ラブリーデイ(牡5・池江泰寿)は、今年初戦の中山金杯で1分57秒8のコースレコードをマークして勝利を飾ると、次走の京都記念も連勝。夏には、鳴尾記念優勝から臨んだ前々走の宝塚記念を制して、GI ホースの仲間入りを果たした。秋初戦となった前走の京都大賞典でも、出走メンバー中最速となる上がり3ハロン32秒3(推定)の末脚を駆使して1着でゴールイン。昨年までは重賞のタイトルにあと一歩届かない存在だったが、今年に入ってから重賞5勝を挙げ、完全に本格化を遂げた。今回、伝統ある天皇賞のタイトル獲得を目指し、堂々の主役候補として登場する。
【JRA芝1800m以上のGIまたはGIIで3着以内に入った経験あり・東京競馬場なら更に良い】【前走が毎日王冠・3着以内ならなお良し】【前走でJRAレースに出走し、そのレースでの単勝オッズが10倍未満】【5歳以下】エイシンヒカリ
inyofu エイシンヒカリ(牡4・坂口正則)は、前々走のエプソムC→前走の毎日王冠の重賞連勝を含め、これまで9戦8勝をマークしている馬。以前は後続を大きく引き離して逃げるスタイルだったが、前走では、後続を引き付けた逃げから、後半4ハロンのラップを全て11秒台でまとめて勝利を収めた。今回は前走から200mの距離延長が鍵になるが、折り合い面に進境を示しているだけに、十分に対応可能だろう。着実にステップアップを果たしてきた快速馬が、ついにGI の舞台に姿を見せる。
【JRA芝1800m以上のGIまたはGIIで3着以内に入った経験あり】【牝馬】【前走でJRAレースに出走し、そのレースでの単勝オッズが10倍未満】【5歳以下】ショウナンパンドラ
inyofu 昨年の秋華賞を優勝し、重賞初制覇をGI の大舞台で達成したショウナンパンドラ(牝4・高野友和)。4歳になった今年は、春シーズンの2戦こそひと息の成績だったが、前々走の宝塚記念では、牡馬の強豪を相手に3着と好走し、能力の高さをあらためて示した。この秋は、陣営が早くから天皇賞(秋)を目標に掲げており、前走の産経賞オールカマーから始動。レースでは、最後の直線で先に抜け出したヌーヴォレコルト(2着)を並ぶ間もなくかわして勝利を飾り、さらなる成長を印象付けた。この中間も順調に調整されており、万全の態勢でレースに臨めそうだ。

2015年11月1日(日)に東京競馬場で行われる芝2000メートルのGIレース、第152回天皇賞(秋)。 
毎日王冠を逃げ切った稀代の逃げ馬エイシンヒカリが、GI初挑戦ということで注目が集まっている。これまで9戦8勝と高い勝率を誇るが、相手が格段にレベルアップする今回も逃げ切れるだろうか?前走と同じくスローペースになれば逃げ切れる可能性も高いが、200mの距離延長には不安が残る。
もう一頭の注目馬ラブリーデイは、今年に入ってから本格化して重賞5勝、勝ったレースのほとんどで先行策をとっており、ここでも最有力の馬だ。逃げ切るエイシンヒカリを最後の直線で捉えられるか否かで勝敗が決まるだろう。

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