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コラム

「覆面馬主の真実」【第27話】~リアルタイム進行型・競馬狂小説~

馬キュレ
最近、とんでもない話を聞いた。
仰天馬券に関する話である。本読者も興味深く聞ける話だと思い、紹介する。

東京近郊のとある町に、「みどり」という名前のスナックがある。もちろん、ぐるなびや食べログには載っていない。調べようと思っても、そもそも店のホームページがないし、電話帳にも載せてないから、見つけようがない。

店を切り盛りするのは、当然ながら、みどりママ。店名が、みどりで、ママが桃ちゃんなんてのは、聞いた事がない。が、みどりママの本名は、驚いた事に桃子らしい。年齢不詳で、不思議ちゃん的な風貌の持ち主だ。

スナックみどりは、毎週末になると超満員になる。別にママの手料理が美味い訳でもなく、アルバイトの可愛い娘がいる訳でもない。
手料理は、どちらかといえば、マズイし、アルバイトの娘も可愛いくない。

なのに、何故?
立ち飲みまで出るくらいの盛況ぶりなのだ。
その秘密は、ママの不思議な能力にあるらしいのだ。

友人から、この変てこなスナックの話を聞き、はじめは、イカれた連中の集まりとくらいにしか思ってなかったのだが、ま、冷やかしに行ってみるかと思い足を向けてみたのだった。

行ってみると、店内は、聞いていた通り超満員で、立ってるおっさんも数人。聞き耳を立てていると、

「今週あたり、来るんじゃないすか?」
「そうだよな。京成杯の前日以来、来てないもんな。」

ん?ん?ん?なに?
一体全体、何が来るというのか?
隣のおっさんに聞いてみると、その内容は、とんでもないものだったのだ。

金曜日か土曜日に、突如みどりママが、取り憑かれたように踊り出す日がある、というのだ。
グリーングリーングリーン〜〜!と叫びながらクルクルと踊り出すらしい。

その踊りが出現した翌日の重賞レースに、必ずみどりの帽子、つまり6枠の馬が来るというのである。

だから、このスナックの客は、必ず6枠から、総流しの枠連を買うというのである。ウソだろ、そんな話。と思ったが、全員マジなのだった。

今年は、これまでに5回、みどりママのダンシング現象が起きたという。みどりママ当人は、踊り疲れた後、踊った記憶がまったくないらしい。

で、その5回が、とんでもない事になっているというのだ。
常連さんに聞いたところ、5回とも、翌日の重賞で6枠が来たのだという。
本当だったら、凄い話だ。
的中率100パーセント。
しかもだ、その重賞の枠連配当は、こんな感じだ。総流しで大勝ちである。
これ、本当なのだろうか・・・?

アメリカJCC  6-7 8,690円
アーリントンC  4-6 4,580円
七夕賞      6-6 4,070円
札幌記念     3-6 3,420円
京成杯オータムH 4-6 8,840円

オレがこのスナックに行った晩は、残念ながら、みどりママのダンシング現象は、みられなかった。

が、常連さんとは仲良くなれたので、みどりママのグリーンダンシングが起きたら、こっそり教えてもらう約束をした。なので、今後、この連絡が来たら、ここの覆面馬主の読者に教えようと思っている(笑)

世の中には、まだまだ不思議な事が満ちあふれているな。


つづく。

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