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コラム

嗚呼!哀しきテンパーマン【11月1日(日)版】

馬キュレ
意外と知られていないが、井原西鶴は天才だと思う。一般的には、「好色一代男」「好色五人女」あたりしか学校でも教わらないから、エロ小説の草分け的爺さんって思われていそうだが、それは大きな間違いだ。「世間胸算用」って作品は、設定が面白い。大晦日のたった一日の間に起こる「お金」の貸し借りや、その精算の顛末から、江戸庶民の息づかいが聞こえてくる。

そんな西鶴は、お金にまつわる名言をいくつも残しているな。

「憂うる者は富貴にして憂い、楽しむ者は貧にして楽しむ。」
これ、確かにそうだよな。大金持ちほど悩みが多く、庶民は少ないお金で人生楽しんでる、確かに。

「人間は欲に手足のついたものぞかし。」
そうだな。逆に言うと、欲に手足がついてる生き物だったから、人類はここまで発展出来たのかもな。

「世に銭(ぜに)ほど、面白きものはなし。」
ま、色んな意味で確かに面白いな。

そんな西鶴の話を持ち出したのは、今年の春先、とても面白い再会があったからだ。
再会した相手は、高校の同級生だ。奴は、高校の頃から堅物で、超がつく真面目で、オレなんかとはあまり口もきいてくれなかった。東京大学を出て、今のメガバンクに入り、もう役員一歩手前だというのだ。いやあ、素晴らしいな。で、そんな超エリート銀行マンと飲んでたら、競馬の話になった。

1号「え?おまえ、競馬なんてやるの?」
同級生「大好きだよ、昔から。」
1号「え?ギャンブル嫌いそうだけどな。」
同級生「ま、嫌いは嫌いなんだけど、好きでもある。」
1号「何だよ、難しい事言うな、で、馬券の成績どうなんだよ?」
同級生「先週までのところ、ん、ちょっと待って、(と手帳を見始め)あ、26連勝だよ。」
1号「は?何?26連勝って言ったか?何だ?どういう意味だ?」
同級生「いや、だから、26回続けて勝ってるんだよ、あ、でも途中に引き分けもあるかな。今年は、まだ一回も負けてないよ。」
1号「は?何言ってんのか全然分からんぞ。負け知らず?それに、何だ引き分けって?競馬に引き分けってあんのか?」
同級生「あるだろう、元返し。」
1号「複勝元返しか?おまえ、どんな馬券買ってんだ?」
同級生「複勝馬券しか買わないよ。」

よくよく話を聞くとこうなのだ。

彼は、年利0.5%とか、0.2%とか、そういう世界で生きてる。銀行の利息なんて、0.05%とかじゃなかったっけ?
ま、そんな奴だが、相当頭は切れる。彼から見たら、JRAがお目こぼしでつけてくれる、100円が110円になる馬券が、超美味しいというのだ。
100円が、110円に変わる時、10%増えているわけだから。

彼の馬券スタイルは、シンプルだ。毎週競馬新聞を熟読し、相手関係、枠順、騎手、ローテーション、コース距離適性、その他のファクターを全部徹底的に検討して、どう考えても3着以下は、あり得ないという馬を探す。どんなに印がついてようと、そういう馬がいたら、複勝を30万円買う。
的中して配当は、110円だと、3万円の利益。時たま、120円になることがあるらしく、その時は、よっしゃ~~~!と叫ぶらしい。6万円の儲けだからな。

ちなみに、今年に入ってからは、17連勝。かれこれ70万円ほど勝っているという。

この話を聞いて、こいつは本当に凄いな、と思った。そういう馬以外は、買わないのが凄いし、複勝5倍みたいな所には、絶対いかない、と決めて、実際26連勝。しかし、一度でもはずしたら、一瞬で、利益の半分近くが吹っ飛んでしまう。

1号「このやり方凄いけど、ハズレる事もあるだろ?」
同級生「ああ、もちろんあるよ。でも、ここ数年では、2回しか外していない。」
1号「ほおおお。凄い腕前だな。」
同級生「なんかさ、WIN5とかで何億とか言ってるだろ、それとか、三連単で100万馬券とか、そういう夢物語に釣られて負けていくのが博奕の本質だろ。俺は、その真逆でいって、何とか勝とうと思ってるんだよ。」
1号「ま、その考えは良く分かったけどさ、やってて面白いの?」
同級生「面白いよ、だって、1分や2分で、10%金が増えるんだから、こんな美味しいことないだろ。」
1号「そりゃそうだけど虚しいとか哀しいとか思うことないか?」
同級生「予想して買った馬が、5回続けて1着だった時は、何故俺は複勝しか買わないんだろうか・・?とちょっと哀しくなったけど、冷徹になって我を取り戻したよ。」
1号「くううう、マジか。おまえ、変わんねえな、その堅いとこ。」

井原西鶴が言った通り、銭の感覚って人ぞれぞれで、とっても面白いな。

前振りがずいぶん長くなっちゃったけど、明日から、新企画を始める。というのも、三連単とか、全然当たらなくて大嫌い!って人もいるだろうから、同級生のやり方を本人同意のもと、使わせて頂くことにした。

タイトルは、「嗚呼!哀しきテンパーマン」にした。

常に10%を取りに行く、テンパーマンだ。
もし単勝買ってたら、馬連だったら、こんなに付いたのに!って絶対に思わない。絶対に、複勝しか買わない。元返しもあり得るしな。勝っても、何だか哀愁が漂ってしまうところが良いのだ。

まず、馬券は、外さない。必ず、10%増やすことに命をかける!

で、明日のテンパーマン馬券は・・・・候補が、2鞍ある。どっちも京都だ。

■京都3レース!2歳未勝利戦
コース分析が出来れば馬券は当たる! 【京都芝2000m】

◎5 アイファープリティ

メンバーを見渡したところ、この馬だけが、前走上がり最速の33秒4。他の馬たちは、34秒台を使えた馬が1頭。先行して36秒台で上がり3着になった馬が1頭。普通に回ってくれば、3着以内は、鉄板に見えるが、どうだろうか・・?


■京都6レース!2歳500万下
コース分析が出来れば馬券は当たる! 【京都芝1200m】

◎4 ジェントルハート

前走、同コースで楽勝!時計も、1分8秒7と未勝利にしては優秀。で、メンバー見ても、4番枠から好位が取れるのは明白。3着以内は、鉄板だろうな。

という2鞍だが、どうしようかな・・。

ま、テンパーマン企画スタートを記念して、今回は、2鞍ともいってみるか!

どちらも複勝は、1,1倍だろう。それでいいのだ!

以上。

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