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コラム

「覆面馬主の真実」【第29話】~リアルタイム進行型・競馬狂小説~

馬キュレ
驚くべきことが起きた。先日のことである。7号がオレの会社に突然やってきて、折り入って相談があるというのだ。

うーん、一体全体なんの相談なんだろか?考えられるのは、うーん、ま、3点で当たるな。つまり、相談といえば、3通りくらいしか思いつかなかった。

その一、兄貴、ちょっとうちの会社が、資金繰り詰まってさ、少し、貸してくれねえか?もちろん、すぐ返すから。

その二、兄貴、実は、オレ凄い事思いついたんだけど、兄貴の会社とうちとで、新しい事業やらねえか?

その三、兄貴、◯◯の会社の役員とか、◯◯って議員とか知り合いなら、紹介してくんねえかな?

おそらく、金か、新事業か、ネットワークかのどれかだろうって思ってたが、オレの予想は見事にハズレたた。

1号「で、何?急に、わざわざ来るなんて。」

7号「いや、それがさ、うちの会社の事なんだけどさ。」
1号「ん?どしたん?」
きたきた、やっぱり金かな?会社の金まで馬券に突っ込んじゃったのかな?

1号「何?オレに出来ることなら、相談に乗るぞ。」
7号「あのさ、うちの社員がさ、文章下手くそでさ、ま、下手だと人の心に響かないから、さ。」
1号「で?」
7号「兄貴さ、めちゃくちゃ文章上手いじゃない。一度さ、うちの会社に来て、講義してくんねえかな。」
1号「え?オレが、教えるの?」
7号「前に言ってただろ、ほら、面白い文章書くのには、法則があるとか何とか。」
1号「まあ、オレなりにはあるけどさ。」
7号号「じゃあ、うちの連中を鍛えてやってくれよ。」
1号「せっかくだから、馬券の買い方も教えようか(笑)」

驚いたな、オレに上手い文章の講義やってだって。予想は、見事にハズレたんだが、7号も、社長としては、キチンとしてんだな、って思ったな。

かつて、ギリシャの哲学者セネカが、こんなこと言ってたな。

人は、教えるうちに、学ぶ!

教える事で、また、新たな発見があり、自分も学ぶことが出来る。

よし!7号の社員さん達の為に、頑張ってみよう!

あ、そうだ、今度、馬券教室とかも考えてみようかな。教えるうちに学べるのであれば。


続く。

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