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覆面7号 連載コラム「祭りの痕」Vol.1

馬キュレ

祭り

競馬ファンにとっては毎週末が祭りだ。
そういう意味では、世の中で一番の祭り好きは競馬ファンなのではないかと思う。

この新コラムを、敬愛する桑田佳祐の「祭りのあと」をもじって「祭りの痕」とさせてもらったのは、競馬ファンにとっての祭りには必ず「痕」のようなものが少しずつ刻まれていくと思っているからだ。

最近の若者たちの間ではそういう祭り好きの事を「パーリーピーポー」と呼んでいるらしいが、何を言ってんだ、競馬ファンなんて毎週自らに痕を刻みながらのパーリー三昧だ。重さが違うんだ。痛みが違うんだ。

思い出の「痕」、名誉の「痕」、後悔の「痕」、歓喜の「痕」・・・
その痕は人それぞれ大きさも深さも異なり、もちろん数も色も違う。

何度も何度も後悔しているのに「3連単」で馬券を買い続ける2号。
外れても外れても「WIN5」を買い続ける4号。

目の前で1号が「やった!またまた馬連が当った!」と喜んでいるのを彼らはどう感じているのだろうか?

「もう、3連単では買わない!3連単ヤメタ・・・」
「WIN5当たらんでござる・・・二礼・二拍手・一礼・・・」

彼らに蓄積された無数の痕がそう言わせるのかもしれないが、翌週末にはその傷痕は癒えすっかり痛みを忘れている。
そして、寒くなってきたときに古傷が痛み出すように、レース終了後、また力なく「もう3連単はヤメタ・・・」「WIN5当たらんでござる」とつぶやく。

2号が妄想を繰り返すのは、自らの傷を癒す行為なのだろう。
4号が神頼みするのも、痛み止めの注射のようなものなのかもしれない。

私は何故予想コラムなどを書いているのだろう。
競馬の予想とは本来「ひめごと」の筈だ。
しかし、ひめごとを晒すという如何にも矛盾した行為に人間らしさがあるのではないかと思う。

つまり、競馬の予想を晒すという行為は、人間らしさへの欲望なのかもしれない。

寺山修司は言った。
「 賭博には実人生では決して味わえない敗北の味がある」

賭博には敗北が付き物だ。
そして私は、公衆の面前で晒すその敗北感の深さが、数少ない悦楽の強度をより強く高くさせてくれる事を知ってしまったのだ。

馬券が外れたときの徒労感と馬券が当ったときの預言者たり得たような超越感。
その狭間に人間の喜怒哀楽が詰まっているとすれば、予想を晒しその痕を深く刻み込む行為は、私の人生において必然であったのかもしれない。

そして、レース後、桑田佳祐の祭りのあとの一節を自分自身に言い聞かせるようにつぶやく。

情けない男で御免よ 愚にもつかない俺だけど
野暮でイナたい人生を 照れることなく語ろう
悪さしながら男なら 粋で優しい馬鹿でいろ

7号 了
ーーーーーーーーーーー


って・・・
はぁぁぁぁぁぁ・・・
この書き方疲れるわ・・・
何でこんな書き出しにしちまったんだ・・・

ま、桑田佳祐も粋で優しい馬鹿でいろ!って言ってくれてるしよ!
いつも通りの俺で行くわ!

いやぁ~ぶっちゃけ、一つ気付いちゃったんだよね。
うまキュレさんでコラム書き出すようになって、なんだかしっくりこねーな・・・と思っていたんだが、気付いた!

なんでしっくりこねーか?って?

答えは簡単。
レース終了後にはしゃいだり、落ち込んだり、ムカついたり、喜怒哀楽を表現する場所が無かった・・・って事なんだわ。じゃーブログで書けば?と思われる方もいるかもしれないが、それは違うんだわ。俺の予想コラムや覆面馬主軍団のコラムを読んでくれた人達と痛みを共有し、痕を舐めあわないと次の祭りに向かえない。

だからうまキュレ内でやる事に意味があるのだ!

2号は妄想、4号は神頼み、俺の鎮痛剤は「タラレバ」。
終わった事をねちねちと毒舌をぶっ放す。

競馬にタラレバは禁物だよ!

と思ったそこのアナタ!
アホか!

タラレバ三昧語らないと傷痕が深すぎて次の祭りに傷だらけで参加する事になっちまうわ。
そんなに傷痕が深いなら競馬やめればいいじゃん!とかいうやつもいるが・・・

俺は止めん!
何故なら、スキだから(笑)
一生、片思いでも良い!
好きなモンは好きなんだ。
スキだからこそ、絶対に止めないからこそ、タラレバは言ってもいいと思ってる。

しかし!
騎手や調教師にタラレバ言われたら「お前等プロだろ!タラレバ言うな!」って叱る。
とはいえ、馬券買ってる人間にまでタラレバ禁止は当てはまらん!と言いたい。

なぜなら、馬券代にはタラレバ料も含まれてると考える。

だから、俺はタラレバで元を取る!

と言う事で!
来週からレース後の様々な喜怒哀楽を、愛をもって書きなぐるコラム「祭りの痕」をはじめる。

いや~
先々週の松岡の騎乗や先週の松山の騎乗には言いたいこと山ほど有るし、特に先週の松山のあのレースに関しては怒髪天をつく勢いだから、いきなり毒舌全開になっちまうかもしれないな(笑)

じゃーな!

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