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第35回【ジャパンカップ】残り2戦のゴールドシップ、ここで勝って伝説となるか?

2015年11月29日(日)に東京競馬場で行われる芝2400メートルのGIレース、第35回【ジャパンカップ】。
国内外のスターホースが一堂に会する注目の一戦であり、国内最高額、世界的に見てもトップクラスの賞金が設定されているこのレースを、レース傾向やレース映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ

【ジャパンカップ】歴史!

inyofu 1970年代後半、「世界に通用する強い馬作り」が提唱され、日本でも国際競走を開催し、外国から強豪馬を招待して我が国のサラブレッドと競わせようという趣旨により1981年に創設されたのが本競走で、11月下旬の東京競馬場・芝2400mを舞台に行われている。
inyofu 1984年のグレード制導入時にGI に格付けされたのち、1992年にICSC(国際セリ名簿基準委員会)より、我が国初の国際GI に認定された。また、1999年から2005年までの間、競馬の世界選手権ともいうべき『ワールドレーシング・チャンピオンシップ』の一戦として、このワールドシリーズに加わっていた。
創設当初の10年間は、外国招待馬が8勝を挙げたのに対し、日本馬はカツラギエースとシンボリルドルフによる2勝にとどまり、外国招待馬の活躍が目立っていた。しかし、過去10年では日本馬9勝に対し、外国招待馬1勝と、創設当初と完全に形勢が逆転している。

【ジャパンカップ】レースレコード!

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ジャパンカップのレースレコードは、2005年にアルカセットが記録した2:22:1である。アルカセットはイギリスの競走馬で、引退後は日本で種牡馬入りした。しかし、期待とは裏腹に全体の産駒成績は不振であった。

2014年【ジャパンカップ】

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昨年のジャパンカップでは4番人気エピファネイアが、3連覇のかかる牝馬ジェンティルドンナや当時世界一のレーティングを与えられていたジャスタウェイを押しのけ、後続に4馬身差をつけ圧勝した。

↓【ジャパンカップ】過去5年のレース映像はこちら↓

【ジャパンカップ】レース傾向

inyofu 外国馬は2006年を最後に好走例なし
過去10年の3着以内馬延べ30頭のうち、外国馬は2005年の優勝馬アルカセットと2006年の3着馬ウィジャボードの2頭だけで、3着内率は4.7%にとどまっている。ここ8年連続で3着以内馬が出ていないことを考えても、外国馬は評価を下げたほうがよさそうだ。
inyofu 東京のGI で好走経験のある馬が中心
過去10年のジャパンカップで3着以内に入った日本馬延べ28頭中、2008年の優勝馬スクリーンヒーローと2013年の3着馬トーセンジョーダンを除く26頭は、前年以降に東京競馬場で行われたGI で4着以内に入った経験のある馬だった。経験のなかった馬は、3着内率3.4%と苦戦している。東京競馬場で好走経験がない馬はもちろん、東京競馬場ではGII やGIII までしか好走経験がない馬は評価を下げるべきだろう。
inyofu 比較的若い馬が優勢
過去10年の日本馬の年齢別成績を調べると、勝率、連対率、3着内率のすべてで「4歳」馬がもっとも高く、「3歳」馬と「5歳」馬がそれに続いている。一方、6歳以上の馬は優勝例がなく、好走率も低調な水準にとどまっている。異なる世代の馬同士を比較する際は、4歳前後の比較的若い馬を重視したいところだ。
inyofu 前走の着順や単勝人気に注目
前走がJRAのレースだった日本馬のうち、そのレースの着順が「7着以下」だった馬は連対例がなく、3着内率も4.7%にとどまっている。前走で大きく負けていた馬の巻き返しはあまり期待できないと言えるだろう。
inyofu また、前走がJRAのレースだった日本馬のうち、そのレースの単勝人気が「5番人気以下」だった馬は優勝例がなく、3着内率も7.0%にとどまっている。前走の内容を比較する際は、着順や単勝人気を重視したい。
ジャパンカップでのレース傾向では、【日本馬】【東京競馬場で行われたGIで4着以内に入った経験あり】【3~5歳馬】【前走で6着以内】【前走で4番人気以内】の競走馬が好走する傾向にある。はたして今回の出走馬にこれらの条件を満たす馬はいるのだろうか?

第35回【ジャパンカップ】登録馬!

inyofu アドマイヤデウス 57 岩田康誠
カレンミロティック 57 未定
ゴールドシップ 57 横山典弘
サウンズオブアース 57 M・デムーロ
ジャングルクルーズ 57 未定
ショウナンバッハ 57 未定
ショウナンパンドラ 55 池添謙一
スーパームーン 57 未定
ダービーフィズ 57 田辺裕信
ヒットザターゲット 57 小牧太
ペルーサ 57 C・ルメール
ミッキークイーン 53 浜中俊
ラストインパクト 57 R・ムーア
ラブリーデイ 57 川田将雅
ワンアンドオンリー 57 内田博幸

外国馬
イトウ 57 F・ミナリク
イラプト 55 S・パスキエ
トリップトゥパリス 57 T・ベリー
ナイトフラワー 53 A・シュタルケ
引退まで残り2戦のゴールドシップや今年の二冠牝馬ミッキークイーン、GI2連勝のラブリーデイなど、豪華メンバーが集結した。

第35回【ジャパンカップ】予想オッズ!

inyofu 人気 馬名 予想オッズ
1 ラブリーデイ 2.5
2 ミッキークイーン 3.4
3 ショウナンパンドラ 5.3
4 ゴールドシップ 7.0
5 サウンズオブアース 13.2
6 アドマイヤデウス 19.4
7 ヒットザターゲット 22.8
8 イラプト 27.0
9 ラストインパクト 41.8
10 ナイトフラワー 43.2
11 イトウ 61.6
12 ワンアンドオンリー 80.4
現時点ではラブリーデイとミッキークイーンに人気が集まっており、日本馬優勢の印象だ。外国馬の中では、GIパリ大賞を制した3歳馬イラプトが人気となっており、輸送さえ上手くいけば侮れない存在である。

第35回【ジャパンカップ】有力馬は!?

【日本馬】【東京競馬場で行われたGIで4着以内に入った経験あり】【3~5歳馬】【前走で6着以内】【前走で4番人気以内】ラブリーデイ
inyofu ラブリーデイ(牡5・池江泰寿)は、1番人気に支持された前走の天皇賞(秋)を、好位追走から直線で早めに先頭に立つ正攻法の競馬で優勝。今年の重賞タイトル獲得数を「6」に伸ばし、素晴らしい充実ぶりを示している。今年敗れたレースは、芝の長距離路線に挑んだ阪神大賞典6着と天皇賞(春)8着の2回で、芝2000~2400mの重賞では全勝。3走前の宝塚記念では良馬場発表ながらパワーを要する馬場コンディションをものともせず優勝し、前々走の京都大賞典(1着)では開幕週の速い時計が出やすい芝コースで上がり3ハロン32秒3(推定)の瞬発力を発揮しているように、馬場コンディションにも注文が付かないタイプだ。今回は日本馬のトップホースとして海外の強豪を待ち受ける立場になるが、適距離のレースなら、不安らしい不安は見当たらない。
【日本馬】【東京競馬場で行われたGIで4着以内に入った経験あり】【3~5歳馬】【前走で6着以内】【前走で4番人気以内】ミッキークイーン
inyofu ミッキークイーン(牝3・池江泰寿)は、デビューからここまで7戦して4勝2着3回と連対率100%をマークしており、抜群の安定感を誇る。勝ち星の中には今年のオークス、秋華賞が含まれていて、中身も濃い。前々走のローズS(2着)までは、後方で末脚を温存し、直線で外から伸びてくるレースが多かったが、前走の秋華賞では、中団追走から最後の直線で馬群をさばいて伸びるレースを見せており、レースぶりに幅が出てきたことも成長の証しと言える。この中間は短期放牧に出されてリフレッシュ。中5週という余裕のあるローテーションで臨む点も、魅力のひとつだ。2012年の優勝馬ジェンティルドンナ、2013年の2着馬デニムアンドルビーと、近年のジャパンカップでは3歳牝馬の活躍が目立っている。今年も、日本馬では唯一の3歳牝馬となる本馬が、主役を演じるかもしれない。
【日本馬】【前走で4番人気以内】ゴールドシップ
inyofu ゴールドシップ(牡6・須貝尚介)は、3歳時の2012年に皐月賞、菊花賞、有馬記念を制し、2013年と2014年には宝塚記念を優勝。そして、今年は天皇賞(春)を勝利して、自身のGI タイトル獲得数を「6」に伸ばした。前走の宝塚記念で15着と大敗を喫し、今回は5か月ぶりの実戦となるが、10月中旬から栗東トレーニング・センターの坂路とCWコースを併用して入念な乗り込みを重ねており、出走態勢は着々と整ってきている。今回の舞台となる東京・芝コースには、2013年の本レース(15着)以来の出走になるが、2012年の共同通信杯でディープブリランテ(2着、後に日本ダービー優勝)、スピルバーグ〔3着、後に天皇賞(秋)優勝〕以下を破って快勝しており、適性はあると考えていいだろう。前走からの巻き返しなるか、注目だ。

2015年11月29日(日)に東京競馬場で行われる芝2400メートルのGIレース、第35回【ジャパンカップ】。 
ここでの主役もやはり重賞4連勝中のラブリーデイだろう。多少の距離不安はあるものの、近走での安定ぶりは目を見張るものがあり、東京競馬場との相性も悪くない。
現時点で2番人気のミッキークイーンも連対率100%を誇り、秋華賞から直行の牝馬も過去10年では安定した成績を残しており、信頼出来そうだ。斤量53キロも大きなアドバンテージだが、今年入ってから牡馬と戦ったことが無いというのが唯一の気がかりか。
残り2戦で引退が決まっているゴールドシップも出走予定で、うまくスタートが出来ればやはり強い存在だろう。ここで勝って、ラストランの有馬記念も勝てば、GI勝利数8という大記録を達成できるので、頑張ってもらいたい。

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