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覆面7号 連載コラム「祭りの痕」Vol.3「落差」

馬キュレ

馬主になると何が楽しいんですか?

こう聞かれた事がある。
中央競馬界の馬主になるためには、年収や資産である一定のラインを超えていなければならない。
過去2年間で所得1700万円以上、資産7500万円以上、これが現在のラインである。

知らない方もいると思うので触れておくが、競馬界の人間は馬主の事を「ばぬし」とは言わず「うまぬし」と言う。
オーナーさん、うまぬしさん、とこう呼ばれる訳である。

楽しさの基準は人それぞれだと思うが、仮に「競馬好き」という人間の全てが馬主資格を取得できる資産を持っていたとしても、全員が馬主になる訳ではないだろう。では、馬主になる人間とならない人間の境目はどこにあるのか?

話は飛躍するが、俺が始めて海外を訪れたのはインドのカルカッタだ。
空港を降り立った時のなんとも言えぬ独特の香りと熱気。空港から走り出した車が信号で止まるたびに物を売りに来る子供たち。ガイドからは、買ってはいけませんと言われ、可愛そうな子供たちだと思って観察していたが、なぜかみな笑顔だった。

人間の順応性の高さは尋常ではないのだろう。
そういう意味で、今おかれた状況に慣れるという事は人間の本能に携えられた最高の武器なのかもしれない。
楽しさとは、言い換えれば「落差」であると考えると、順応とは対極にある行為なのかもしれない。
インドで出会った子供たちの表情はみな明るかった。日本人から見れば母親が子供を使って金を稼いでいる行為は、なんて可愛そうな・・・と思うかもしれないが、そういった悲壮感を子供は纏っていなかった。買って貰えれば、母親に褒められ、自らも食にありつける。全ての状況を見た訳ではないので異論を唱える人もいるだろう。がしかし、そこには様々な基準があり、順応があり、落差が存在するのだ、という事を20歳ソコソコの俺は感じた。

人間は順応する生き物だとすると、楽しいという行為はそれとは対極にある「落差」を追い求める行為なのだと感じる。

「ギャップ萌え」という言葉が若者の間で広がっているらしいが、馬主こそギャップ萌えの先駆者なのではないだろうか?
期待と落胆、落胆と歓喜、それらの距離が離れていればいるほど、歓喜の大きさが増すのかもしれない。


落差。

大魔神佐々木が馬主になったのも頷ける話だ。

7号 了

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なんか、3回目にしてこのパターンで書く事に慣れてきた気がする(笑)
俺の順応能力もなかなかのモンだな!

とはいっても、堅苦しい表現だけだとストレスがたまる訳で、いつもの調子で書くことも止めない。
ま、これも落差なワケだ!

って事で、11月28・29日の競馬についても言いたい放題言っていこうと思うんだが、まず、うまキュレのPVがスゲー増えてるんだってよ!

こういう感じで、読者諸氏と一緒に競馬メディアを作り上げて行ってる感じはたまらなく素敵だよな!
きっと今は読者でも、そのうち一緒に覆面馬主コラムを書く事になった!っていう人も出てくるかもしれないしね。

ぶっちゃけ、俺らが書いてるコラムが面白いかどうか?参考になるかどうか?それも人によって見解は分かれるだろうが、当るから評価してくれ!とかそういうことじゃなくて、こういった行動自体を競馬ファンに評価してもらっていると言うのが嬉しい訳よ!

最初の内はよ、馬主がわざわざコラムなんて書くわけねーじゃん・・・とか、馬主が予想とかブログやツイッターで書く訳ねーじゃん・・・なんて声が多かった訳よ。

そんな奴らと俺はブログで一人で戦ってきた。
そして、1号のアニキと2号は、うまキュレに協力してそういった読者から信頼を勝ち取ってきた。

止めようと思えばいつでも止められた。
それでも、少しずつだが協力してくれる馬主も増え、今に至る。
競馬のメディアって、多いようでそんなに多くない訳よ。

なぜか?

当った、外れた、そんなことでしか評価しないファンが多いからだろうな。
競馬を楽しむ!って事は結構難しい行為でよ、初心者なんかはなかなか楽しめない訳よ。
競馬場だって、最初に行く時は誰かに連れて行ってもらったと言う人がほとんどだろ?

馬券だってそうでよ、いきなり自分ひとりで予想しろって言われたって出来ねーワケよ。
だから、少しでもそういった人の助けになるようなコラム書ければ良いんじゃねーかな?って思いで、どの覆面馬主軍団も忙しい時間削ってファンサービスしてる訳だ。

このコラムを読んでいる人も、俺ら覆面馬主軍団も、さらには孫正義やビルゲイツも全ての人が平等な事が一つある。

誰もが、一日は24時間しか無いって事だわ。
恩着せがましいこと書いているわけじゃねーが、そういう時間を削って書いていると言う事を忘れてほしくねーんだわ。

ジャパンカップが終わった後の京阪杯で、2号が3連単5点で3万3650円(2号京阪杯コラムへ)をぶち当てたんだけどよ、あいつそんな強烈な馬券ぶち当てても、全然喜んでねーどころか、なんだか修行僧が座禅組んでるみてーに遠くを見つめながら静かにしてるから、なんだよ、どうした?って聞いたんだわ。

そしたらよ・・・

7号「おい2号、お前どうした?ぶち当てたんだからハイどーん!くらい言ってもいいんだぞ。もしかして、買いそびれたのか?」
2号「いや、しっかり買ってますよ」
7号「じゃーなんで一点見つめてボーっとしてんだよ。儲かりすぎてビビッたか?」
2号「いえ、たかだか200万ぽっちではビビりませんよ・・・」
7号「じゃー、なんだよ、俺らが裏食ってんのに気を使って喜べないのか?」
2号「は?なんで7号さんなんかに気を使わなくちゃいけないんですか(苦笑)違いますよ・・・」
7号「じゃーなんだよ・・・」
2号「いえ、ジャパンカップ外れちゃったじゃないですか?」
7号「ああ・・・、4号だけははしゃいでたけどな・・・」
(4号がはしゃいでいた理由は⇒覆面馬主の真実【第31話】へ)
2号「それは置いといて、我々は実際に外した後の京阪杯じゃないですか・・・」
7号「ああ」
2号「コラムの読者さん、あんまり買えなかっただろうな・・・と思ってたら、申し訳なくて」
7号「はぁ?お前そんな事考えてたの?おまえ、土曜日の全力一点少年だって2戦2勝してるし、昔からの2号ファンならしっかり買ってるんじゃねーのか?」
2号「そうだと良いんですが、やっぱり普通の競馬ファンの人ってGIを中心に資金繰り回すじゃないですか・・・」
7号「確かにそうだけど、お前3連単5点に絞ってたし、馬連も一点で推奨してるし、JC外してたとしても少額は買ってるんじゃねーの?」
2号「いや、7号さんや1号師匠のようにキャラの濃いおっさんがビッグアーサーに◎を打ってるんですよ。読者の皆さんも僕の妄想なんかに乗っかる訳無いじゃないですか・・・」
7号「え?そうなの?っていうか、読者の人って、お前のコラム本当に妄想だと思ってんの?」
2号「思ってるんじゃないですかね・・・妄想って自らが書いてるんだから」
7号「え?嘘・・・、裏情報って書くとやばい事もあるから、あくまで妄想っていう設定にしてるだけじゃん。確かに妄想の部分も大分入ってるけど、普通に読んでりゃ気づくんじゃねーか?」
2号「いや、多分気付きませんよ・・・。サトノルパンに◎を打った理由なんて、ただの妄想だろ?って思われてますよ」
7号「なに?それが悔しくて一点見つめちまってるのか?一点病はコラムだけにしてくれよ・・・」
2号「悔しいとかそういうことじゃなくて、あんまり喜んでもらえなったとしたら残念だな・・・と思いまして」
7号「まぁ、そうかもしれねーが、楽しんでくれたり、ああ・・・今週は2号に乗ればよかったのか!とか、そういう形でタラレバを楽しんでくれてるんじゃねーのかな?」
2号「そう思って競馬を楽しんでくれてる人が多ければいいんですけどね・・・」
7号「そこはうまキュレの読者を信じようや!俺らは会話も出来ない馬の事信じて、大枚はたいて馬買ってるんだからよ、読者の皆さん信じられなくてどーすんだよ」
2号「そうですね・・・」
7号「よし!じゃーしっかり儲かった事だし、美味いモンでも食いに行くか!」
2号「どうりで優しく話し聞いてくると思ったら・・・やっぱりそこが目的でしたか・・・。7号さんにはおごりません」
7号「なに~!!!!」

ってな感じの会話がなされた訳だ。

ぶっちゃけ、1号のアニキと2号はたいしたもんだわ。

うまキュレ創世記から2年以上毎週毎週そんな事考えながらコラム書いてたんだモンな。
1号のアニキなんて何個コラム書いてんだ?
1号重賞コラム、哀しきテンパーマン、ピンクのサウスポー、ミスターP、タンタン単勝メン、日高の星・・・

ええええ!
6パターン???
ハンパねーな。

しかも、哀しきテンパーマンなんて開始以来12戦して、的中率100%だもんな。

いくら人気馬って言っても100%はスゲーわ。

嗚呼!哀しきテンパーマン

あ、そういう意味では8号も土曜日は大爆発させてたよな。
キャピタルSと京都2歳Sの両メイン的中だもんな。

8号京都2歳S
8号キャピタルS

最近うまキュレを読み出した人は知らねーのかな?
8号は新しめのキャラじゃなくて、元はデータの3号だったんだぞ。
巨乳の3号が「私は3が好きだから3号じゃなくちゃコラム書かない・・・」と言われて、3号の称号を剥奪されたんだわ(笑)そして、8号になったという経緯がある。つまり、俺よりうまキュレでの覆面歴は長い訳よ。アイツのデータには大分助けられた事もあるし、今度メシつれてったやらなくちゃな。

ま、そういった覆面馬主軍団のやつ等みんなが、競馬ファンを盛り上げようとしている雰囲気は、俺はスゲー好きだわ。
こういう雰囲気は嫌い・・・という人ももちろん居るだろうが、読者諸氏にはこういう競馬メディアがあることをもっと仲間に広めてやってほしいなぁと思う訳よ。

協力頼むぞ!

って事で、最後に一つ毒。
1号のアニキの小説には書かれていないことで一つな。

先週の京都2歳Sで4着だったジョルジュサンク・・・
やっぱりモノスゲー脚持ってんじゃねーか!
黄菊賞で差す競馬をすると聞いていたのに、逃げやがった松山め・・・。
あそこで、あんな無茶な逃げを打たなきゃ、黄菊賞でも勝ち負けしとるわ!

そして、なぜ、シクラメン賞に向かわなかったのか・・・
同厩のクライシスを登録するつもりだったからかい・・・
シクラメン賞なら売れたとしても3~4人気程度で勝ち負けできてたと思うと馬券的には美味しかったんだけどな・・・。

いろんな大人の事情はあると思うけどよ、馬を犠牲にするのだけは勘弁してくれよな。

って事で、じゃーな!

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