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第67回【阪神JF】2歳女王の座に輝くのはメジャーエンブレムか?それとも??

2015年12月13日(日)に阪神競馬場で行われる芝1600メートルのGIレース、第67回【農林水産省賞典 阪神ジュベナイルフィリーズ】。
2歳女王決定戦であり、来春のクラシック戦線をうらなう意味でも重要なこのレースを、レース傾向やレース映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ

【阪神JF】歴史!

inyofu 1949年に関西地区の3歳(現2歳)チャンピオン決定戦として『阪神3歳ステークス』が創設され、当初は阪神競馬場・芝1200mで行われていたが、1960年に芝1400mに延長され、1962年以降は芝1600mで行われている。
inyofu その後、1971年に混合競走となり外国産馬に門戸が開放されたのち、1991年に3歳(現2歳)牝馬限定のGI 競走に変更され、レース名も『阪神3歳牝馬ステークス』に改称、牝馬の3歳(現2歳)チャンピオン決定戦として生まれ変わった。
過去10年の優勝馬の中には、ウオッカやブエナビスタ、アパパネなどの名牝が名を連ねており、牝馬限定レースの中でも屈指の出世レースとなっている。

【阪神JF】レースレコード!

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阪神JFのレースレコードは、2006年にウオッカが記録した1:33.1である。ウオッカは翌年のクラシック戦線で桜花賞2着、日本ダービー制覇、秋華賞3着と大活躍した。

2014年【阪神JF】

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昨年の阪神JFでは、5番人気ショウナンアデラが出走馬中1位となる上がり3ハロン34.0の脚で他馬をごぼう抜きし、勝利した。
その後のショウナンアデラは、3月に骨折が判明し、全治6か月以上で春のクラシックを断念することになった。また、秋シーズンの復帰を予定していたが、10月に再び骨折が判明、全治6か月以上で3歳シーズンを全休せざるを得なくなった。

↓【阪神JF過去のレース映像はこちら↓

【阪神JF】レース傾向

inyofu 5番人気以内の馬が優勢
過去10年の単勝人気別成績を調べると、最も勝率が高いのは「5番人気」で、それに「1番人気」と「4番人気」が続いている。3着内率では「1番人気」・「2番人気」・「4番人気」が50.0%でトップタイとなっており、「3番人気」を除けば上位人気馬の好走率に大きな差はない。それに続く「6~9番人気」からは7頭が3着以内に入っているが、「10番人気以下」の馬で3着以内に入ったのはわずか2頭にとどまっており、下位人気馬が上位に食い込む可能性はあまり高くないようだ。
inyofu デビュー戦の距離は要チェック
過去10年の出走馬の成績をデビュー戦の距離別に調べてみると、好走率で上位となっているのは、デビュー戦が「芝1800m」と「芝1500~1600m」のレースだった2グループだ。デビュー戦が「芝1200m以下」だった馬も3着以内に8頭入っているが、勝ち馬に限れば2005年のテイエムプリキュア以来出ていない。デビュー戦の距離は、しっかり確認しておきたい。
inyofu 芝のマイル実績が重要
過去10年の出走馬の成績を芝1600mでの勝利数別に調べてみると、芝1600mで勝利経験があった馬(「1勝」、「2勝以上」)と、勝利経験のなかった馬(「0勝」、「芝1600m不出走」)の間に、好走率で大きな開きがある。「芝1600m不出走」の馬も3勝しているが、そのうち2勝は“芝1800m以上”の距離で勝利経験がある馬によるものだ。芝1600m以上の距離で勝利した経験の有無に注目したい。
inyofu 4着以下に負けた経験のない馬が強い
過去10年の出走馬の、デビュー以来の最低着順別に成績を調べると、勝ち馬10頭すべてが4着以下に負けた経験のない馬だった。また、3着以内馬で見ても30頭中27頭が4着以下に負けた経験がない馬で、4着以下に負けた経験のある馬は苦戦を強いられている。2歳女王の座を争うレースとあって、デビュー以降大きく崩れた経験のない馬に注目すべきだろう。
inyofu 過去2走の着順に注目
2009年以降の過去6年の優勝馬について、過去2走の着順を調べると、4頭が過去2走ともに勝利しており、1頭は前走がデビュー戦で1着、残る1頭は「前々走1着→前走2着」という成績だった。〔表4〕の項目で「4着以下に負けた経験のある馬は苦戦」という傾向を取り上げたが、優勝馬を検討する際は過去2走とも連対しているような馬に注目したい。
【阪神JF】のレース傾向では、【5番人気以内】【デビュー戦が芝1800mか芝1500~1600m】【芝1600mで勝利経験ありor芝1800m以上の距離で勝利経験あり】【4着以下に負けた経験無し】【過去2走ともに勝利】の競走馬が好走する傾向にある。はたして今回の出走馬にこれらの条件を満たす馬はいるのだろうか?

第67回【阪神JF】登録馬!

inyofu 出走可能順
ブランボヌール 54 岩田康誠
キャンディバローズ 54 A・アッゼニ
デンコウアンジュ 54 川田将雅

メジャーエンブレム 54 C・ルメール

ペルソナリテ 54 柴田大知
マシェリガール 54 横山典弘
メイショウスイヅキ 54 池添健一
キリシマオジョウ 54 未定

ウインファビラス 54 松岡正海
メジャータイフーン 54 川島信二
メジェルダ 54 四位洋文

アットザシーサイド 54 三浦皇成
アドマイヤリード 54 菱田裕二
アンシエルワープ 54 未定
ウインミレーユ 54 秋山真一郎
クロコスミア 54 勝浦正樹
クードラパン 54 田辺裕信
ジェントルハート 54 藤岡康太

以下除外対象馬
クラシックリディア 54 酒井学
ゴッドカリビアン 54 鮫島良太
ジュエラー 54 秋山真一郎
シーブリーズラブ 54 未定
ソルヴェイグ 54 秋山真一郎
ハマヒルガオ 54 未定
ペプチドサプル 54 古川吉洋
レッドシルヴィ 54 未定

ダイアモンドノーム 54 未定
今年の阪神JFでは27頭が登録されており、全勝馬や既に重賞勝ちを決めた馬など数々の素質馬が多く登録されている。

第67回【阪神JF】予想オッズ!

inyofu 人気 馬名 予想オッズ
1 メジャーエンブレム 2.9
2 キャンディバローズ 5.4
3 ブランボヌール 6.3
4 アットザシーサイド 7.7
5 デンコウアンジュ 8.2
6 アドマイヤリード 9.5
7 クロコスミア 15.5
8 クードラパン 22.4
9 メジェルダ 23.3
10 ウインミレーユ 41.5
現時点での予想オッズでは、ダイワメジャー産駒のメジャーエンブレムが頭一つ抜けた人気となっている。前走アルテミスSこそ2着に敗れたが、勝ち馬デンコウアンジュからはクビ差と悲観する内容では無い。

第67回【阪神JF】有力馬は!?

【5番人気以内】【デビュー戦が芝1800m】【芝1600mで勝利経験あり+芝1800m以上の距離で勝利経験あり】【4着以下に負けた経験無し】メジャーエンブレム
inyofu 前走のアルテミスSで2着に入ったメジャーエンブレム(牝2・田村康仁)は、ダイワメジャー産駒。父に似た好位抜け出しのセンスあふれる競馬が魅力の馬だ。6月14日のメイクデビュー東京(芝1800m)で初陣勝ちを飾り、続く前々走の500万下・アスター賞(中山・芝1600m)で2連勝を達成。これまで3戦して2勝2着1回の成績を残しており、安定感という意味では今回の出走メンバーに入っても上位と言えるだろう。舞台が阪神競馬場に移り、関西圏での競馬は初めてだが、環境の変化に動じるような馬ではないはず。GI が舞台となる今回も、好勝負必至と見てよさそうだ。
【5番人気以内】【デビュー戦が芝1500~1600m】【4着以下に負けた経験無し】【過去2走ともに勝利】キャンディバローズ
inyofu ファンタジーSを制したのはキャンディバローズ(牝2・矢作芳人)。前走のファンタジーSは京都・芝1400mで行われ、本レースの舞台である阪神・芝1600mとは求められる能力が違うと考えられるため評価は難しいが、本馬は阪神・外回りコースに強いディープインパクト産駒。昨年の本レースを勝利したショウナンアデラに続いて、同父の産駒が今年も好走する可能性は十分にある。
【5番人気以内】【デビュー戦が芝1800m】【芝1600mで勝利経験あり+芝1800m以上の距離で勝利経験あり】【過去2走ともに勝利】デンコウアンジュ
inyofu 阪神競馬場の芝・外回りコースと同じく、長い直線が特徴の東京競馬場を舞台として行われるアルテミスSは本レースとの関連性が高いと言え、昨年はアルテミスSの1、2着馬(1着ココロノアイ、2着レッツゴードンキ)が阪神ジュベナイルフィリーズで3、2着に好走した。今年もアルテミスSから臨んでくる馬は要注目だろう。今年の同レースを勝ったのは出走馬中最速の上がり3ハロン33秒3(推定)をマークしたデンコウアンジュ(牝2・荒川義之)。その末脚の切れは過去に本レースを勝った馬と比較しても遜色がない。前走でマイナス18キロ(448キロ)だった馬体は太めが絞れたもので、それが直線の爆発力につながったと考えていいはずだ。父はGI 4勝の実績を誇るメイショウサムソン。重賞連勝でのGI 制覇を達成することができれば、堂々の主役候補として来春を迎えることになる。

2015年12月13日(日)に阪神競馬場で行われる芝1600メートルのGIレース、第67回【農林水産省賞典 阪神ジュベナイルフィリーズ】。 
近年の阪神JFでは上位人気馬が順当に勝っており、今年も波乱の決着にはならないと思われる。
今年の上位人気馬も無敗馬や大きく負けていない馬となっており、なかでも有力なのはメジャーエンブレムだ。レースでは好位に抜け出すのを得意としており、末脚も切れるので有利な枠番を引いたら初の阪神競馬場でも好走は堅いだろう。
また、生まれた直後に交通事故に巻き込まれながらも、奇跡的に復活したキャンディバローズにも注目だ。2走目となる2歳未勝利では、札幌競馬場1500mをレコードタイムで勝利し、前走ファンタジーSでは重賞初制覇、小柄な体格なので体重減には注意したいが、当日の様子次第では太鼓判を押せるだろう。

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