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「エアスピネル」夏を越して成長!得意の馬場で巻き返す【菊花賞】

春のクラシックでは弥生賞3着、皐月賞、ダービーでは4着と世代でもトップクラスの実力の持ち主であるエアスピネル。強豪相手に真っ向勝負する姿で多くのファンを獲得している。前走では先行するスタイルから一転、後方から脚を使い5着。着順こそ満足するものとならなかったが菊花賞に向けて期待が大いに膨らむエアスピネルについてまとめてみた。
エアスピネル
写真提供:T.T Photo(WEBサイト)

エアスピネルの血統!

inyofu 母エアメサイアは現役時代、デビュー戦から引退レースまで武豊騎手が手綱を取り、秋華賞(G1)とローズS(G2)を制覇したほか、オークス(G1)とヴィクトリアマイル(G1)で2着と健闘しました。シーザリオ、ラインクラフト、ディアデラノビアなど、粒ぞろいの世代だったと思います。残念ながら5頭の産駒を残して昨年秋に死亡してしまいました。本馬のほかに、4勝を挙げて繁殖入りしたエアワンピース(父ロックオブジブラルタル)がいます。現1歳の全弟が最後の産駒となります。
inyofu 2代母エアデジャヴーは、クイーンS(G3)を勝ち、オークス2着、桜花賞(G1)と秋華賞で3着などの好成績を残しています。アイドリームドアドリームの牝系は活力があり、エアデジャヴーの半弟にエアシャカール(皐月賞、菊花賞)、エアメサイアの全兄にエアシェイディ(アメリカJCC)がいるほか、現役馬ではエアソミュールが毎日王冠(G2)と鳴尾記念(G3)を勝っています。

【皐月賞】不利にも負けず上位に食らいつく!

スタートからリスペクトアースが押していき、リオンディーズも続く。そんな展開のなか、エアスピネルはその後の5,6番手を進む。1000m通過は58.4と早いペース。リオンディーズが3コーナーを迎える前に先頭に立ったため、エアスピネルもこれを追っていく。直線では坂下でリオンディーズに寄られる不利を受けたが、ひるむことなく3着争いに加わり健闘した走りを見せた。
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inyofu 4着 エアスピネル(武豊騎手) 「レースとしては思い通りでした。状態も良かったですし、厩舎のスタッフが工夫をしてくれたおかげで落ち着いていました。力は出せましたが、上位の馬は強かったです。最後の不利はちょうど勢いがついていたところだけに痛かったですが...」

【日本ダービー】3強相手に真っ向勝負も4着..

スタートから前3頭から大きく離れた5番手を進む。3,4コーナーからじわっと上がっていき直線へ。残り300mで先頭に立ち後は後続の追い上げを...という感じであったが、3強が一気に襲い掛かり抵抗も空しく4着で終わった。
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inyofu 4着 エアスピネル(武豊騎手) 「いいレースが出来ました。思い通りでした。今日は状態が良かったです。生まれた年が悪かった、というしかありません。一瞬は勝ったと思ったのですが...」

【神戸新聞杯】レーススタイルを一転!

2番人気に支持されて挑んだ神戸新聞杯。これまでのレーススタイルとは一転、後方から3番手に控える。勝負所ではレッドエルディストの後ろからポジションを上げていき直線へ。一瞬良い伸び脚を見せたが坂を上ってからはあまり伸びず5着。
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inyofu 5着 エアスピネル(武豊騎手) 「レース前は今までで一番落ち着いていました。道中の折り合いもバッチリで、リラックスして走って、直線どれだけの脚を使うかと思ったのですが、初めてこの馬らしい脚が使えませんでした。ただ、課題だった落ち着きも良くなっていますし、京都で巻き返したいです」

【菊花賞】追い切り情報 シャープな伸び脚!

inyofu エアスピネルの1週前追い切りは馬なりで坂路4ハロン53・0―38・6―12・2秒とシャープな伸び脚。併走馬も楽々と退けたし、フットワークも迫力満点だった。
inyofu 笹田調教師「精神的に成長し、前走(神戸新聞杯=5着)はスタートしてすぐに折り合いもついた。本番に向けていい予行演習になったね。距離は未知数だが、3000メートルに対応できるように調整してきた。1週前追い切りの動きも良かった」

コンビ継続の人馬が断然!

inyofu 菊花賞は芝3000mという長丁場のレース。好成績を残すには、文字通り「人馬一体」となることが重要になると言えるだろう。そこで過去10年の騎手別成績を調べると、前走と同じ騎手で臨んだ馬が、乗り替わりで臨んだ馬を圧倒している。ちなみに、乗り替わりで臨んで優勝したのは、2004年のデルタブルース(岩田康誠騎手)が最後となっている。

前走の武豊騎手のレースコメントにあるように3000mに対応するスタミナがあるかどうか「脚を計った」ように思える。初重賞を制した舞台は京都とコース替わりは大歓迎であり、鞍上の武豊騎手は菊花賞を4勝しており京都競馬場はもはや庭である程、芝コースを知り尽くしているようにも思える。母エアメサイア同様に最後の1冠菊花賞を制することが出来るのか期待したい。

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