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コラム

「覆面馬主の真実」【第36話】~リアルタイム進行型・競馬狂小説~

覆面馬主の真実
リオ五輪のアジア予選決勝、日韓戦!
通常、サッカーは、0-2でビハインドだったら、絶望的といえなくもない。
競馬でいえば、大出遅れでの最後方ってところだろうか・・。

韓国は、前半からもの凄く飛ばしていた。全選手が早め早めのチャージをしまくり、日本は自由なサッカーをさせてもらえなかった。
が、どんなスポーツでも確実に内なる敵が増大していく。
それは・・・蓄積疲労だ。
筋肉にたまり続ける乳酸は、確実に筋肉の自由を奪っていく。

0-2で負けていた後半20分、突然異変が起きた。
韓国のディフェンダー達の脚が一斉に止まったのだ。

オーバーペースが、大逆転劇の幕開けを密かに告げていた。
日本は、立て続けに2点を取り、同点。
そして、ついに勝ち越し点を奪った!

競馬でも、韓国代表のような焦りと過労による失敗をよく目にする。

サラブレッドも、サッカー選手と同様、いやそれ以上に疲労には敏感なアスリートだからだ。

馬主として、自分たちの馬をどういうローテーションでいかに疲労を残さず進めていくか、これこそが馬主として最も重要な仕事である。
よほどの名馬でない限り、とんとん拍子に勝ち上がり、G1の栄冠を手にするような事はない。
調子を崩したり、けがをしたり、走る気をなくしたり・・・。
原因不明の不調が時として襲ってくる。

特に、3歳クラシック路線は、難しい。
焦りすぎて、使い詰めると、馬は蓄積疲労により確実にパフォーマンスが悪化する。
サラブレッドは、我々の想像を遙かに超えるくらい繊細な生き物だ。
ちょっとしたオーバーワークが、アスリートとしての能力を簡単に奪い去る。

2号、5号、7号と共有する3歳馬が、ここまでは、好調だ。といっても、みな1勝馬。3歳500万下、ということなのだが、3歳の場合、2つ勝っていると、たいていの重賞に使うことが出来る。
また、頭数が揃わなければ、1勝馬でも重賞に挑戦出来る。
次にどのレースを使うべきか・・・?
本当に難しい。
馬の消耗を年頭に置いて考えないと、取り返しがつかない事になってしまうからだ。
かといって、及び腰になっていると、勝機を逃してしまう。

オレと7号は、会話の半分が、次にどのレースを使うか、で、残り半分が、繁殖にどの種をつけるか?
二人とも社長で、共同事業やろうぜ!なんて話もよく出るが、会って話し出すと、確実に競馬の話になってしまう。
しょうがないな、オレ達(笑)

が裏返せば、大のオトナがそれほどのめり込んでしまうゲームだとも言える。

さあ、ここからが、いよいよ本番!
さあて、どういう戦略で若駒を進めるべきか、考えるだけでワクワクしてくるな。

続く。





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