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「スマートオーディン」どっしりタイプ!集中して落ち着いている【2016年日本ダービー】

毎日杯、京都新聞杯と重賞を連勝中のスマートオーディンが日本ダービーに出走する。父譲りの瞬発力を武器とする彼は、ここまで重賞を3勝。前走の京都新聞杯では先行馬が粘る中、後方から目の覚めるような末脚を見せて快勝した。2013年のダービーを制したキズナと同じローテーションでダービーに挑む。そんなスマートオーディンについてまとめてみた。
スマートオーディン

ダノンシャンティの血統!卓越した瞬発力を引き出す配合!

スマートオーディンは父ダノンシャンティ、母レディアップステージ(母父Alzao)という血統。母父Alzaoはディープインパクトの母父でもあり、Alzaoが持っているSir Ivorの血とダノンシャンティが持っているHaloの血がスマートオーディンの瞬発力に大きな影響を与えている。
inyofu ダノンシャンティは初年度に153頭の種付けで生産頭数は75頭でしたが、2年目は102頭の種付けで70頭(血統登録頭数は68頭)と、受胎率が大幅に向上しています。2015年の種付け頭数は69頭でしたが、今年はスマートオーディン効果で大幅に増加することは間違いありません。父フジキセキ譲りの筋肉質な馬体をしており、関節の柔らかさがセールスポイントです。
inyofu スマートオーディンの母の父 Alzao はディープインパクトの母の父でもあります。現役時代にプリティポリーS(愛G2・芝10f)を勝った母レディアップステージは、「Alzao+Busted+Petition」という配合構成ですからディープの母ウインドインハーヘアと似ています。本馬は、父の配合的ランドマークである Halo 3×3を継続し、Halo≒Sir Ivor 4・4×4としています。類い稀な瞬発力の多くはこの部分が負っているような気がします。ちなみに、ディープインパクトは Halo≒Sir Ivor 2×4で、Alzao は爆発的な瞬発力を誇ったダンシングブレーヴと相似な血です。
inyofu スマートオーディンは切れ味を武器とするタイプだけに、現状ではスローペースのほうが持ち味が活きると思います。ダービーは前が飛ばすような消耗戦ではなく、エイシンフラッシュが勝った2010年のような、ラストの爆発力で勝負が決するような流れが希望でしょう。

【共同通信杯】直線で伸びを欠き6着・・・

まずまずのスタートから好位の4番手につけたが、向正面では折り合いを欠くシーンが見られた。直線で最内から外に出してスパートを開始したものの、自慢の末脚は影を潜め6着に敗れた。
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inyofu 6着 スマートオーディン(武豊騎手) 「思い当たる節がありません......。いい位置がとれて、綺麗に外へ出せたのですが......」

【毎日杯】末脚が弾け重賞2勝目!

まずまずのスタートからスッと位置を下げ、後ろから3頭目の位置で末脚を溜める。スローペースでレースが進む中、抜群の手応えで直線に入ると、戸崎騎手の肩ムチだけで大外から突き抜け快勝した。
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inyofu 1着 スマートオーディン(戸崎圭太騎手) 「追い切りに騎乗したとき、パワーも調子のよさも感じていたので、自信を持ってレースに臨めました。道中の折り合いが課題かなと思っていましたが、それも問題なく、直線でも肩ムチを入れたくらいで、よく伸びてくれました」

【京都新聞杯】自慢の末脚で快勝!いざダービーへ!

この日も末脚を溜めるために後ろから2頭目で待機する。4コーナーで大外に出し後方から位置を上げていくと、直線で末脚が爆発。道中2番手から内で粘るアグネスフォルテをあっさりとかわし去り重賞2連勝。強烈な印象を残し、ダービーの主役候補に躍り出た。
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inyofu 1着 スマートオーディン(戸崎圭太騎手) 「初コースで、4つのコーナー、距離と課題がありましたが、強い競馬を見せてくれました。ポジションは気にせず、折り合いだけ気をつけました。良い感じで行っていましたし、その辺りもクリアしてくれました。手応えは十分でしたし、最後のいい脚があります。この距離をこなして、ある程度の課題はクリアしてくれたので、今後も楽しみです」

【日本ダービー】直前情報! シャープな動きで好調キープ!

inyofu 京都新聞杯の快勝から中2週で臨むスマートオーディンは、戸崎圭を背にウッドでプロクリス(古馬1600万下)を2馬身ほど追走。直線はインに進路を取り、ラスト1ハロン過ぎからシャープに加速し、ゴールではきっちり先着した(6ハロン83・7―37・6―11・5秒)。
最終追い切り後の戸崎圭太騎手のコメント
inyofu (最終追い切りに跨がって) 「追い切りはもう走る気満々でいつもガツガツ行く馬で、折り合いに苦労させられます。今日で追い切りは3回目ですが、一番スムーズに行ってリラックスして走ってくれたという感じでした。  良い意味で折り合いもつきながら、良いコンタクトを取れたのではないでしょうか。  中2週なので、テンションが上がらずに来ていればいいなという感じでしたが、何も心配なく本当に良い状態で、落ち着きがあり集中もしていて、言うことがないですね」
inyofu (今回のレースに向けて) 「(距離は)特に問題ないと思います。前走より200m延びますが、私自身の中では不安は解消されています。  (折り合いに関して)初めて乗せていただいた時は追い切りも凄かったですし、どうなのかなと思っていました。しかし、その辺はスタッフも気を付けて乗っていただいていますから、良い形で覚えてきているという感じはします。  今年は新馬戦などをやってきてレベルが高いなという印象を受けています。皐月賞でも3強の中にまた1頭入ったという感じです。スマートオーディンは戦ってはいませんが、それに引けを取らないパフォーマンスは見せられていると思います。  スイッチが入ると力強い良いスピードを持っていますし、その辺は強みだと思います。  正直、もともと特別な思いはなかったのですが、JRAに移籍してからは自分の中でもずいぶんと日本ダービーというものは名誉あるレースだなと感じています。  スマートオーディンと2戦戦ってきて、良い感触も得ていますし、今年はレベルの高い、盛り上がるレースになると思います。その中でスマートオーディンの最高のパフォーマンスを見せたいと思います」

京都新聞杯を上がり最速で勝った馬は要注目!

スマートオーディンは前走の京都新聞杯で上がり最速をマークして快勝している。過去に京都新聞杯を上がり最速で制して日本ダービーに出走した馬は4頭。そのうち、アグネスフライト(2000年)とキズナ(2013年)が優勝、ハーツクライ(2004年)が2着に入っており、データ的には好成績を挙げている。
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展開の面で考えれば、スローペースのほうが彼の卓越した瞬発力が遺憾なく発揮されるだろう。骨折のため直前で出走を回避した父ダノンシャンティの分まで、一生に一度の晴れ舞台を駆け抜ける。

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