TOP > コラム > 「覆面馬主の真実」【第43話】~リアルタイム進行型・競馬狂小説~
コラム

「覆面馬主の真実」【第43話】~リアルタイム進行型・競馬狂小説~

覆面馬主の真実
信じられない事が起きた。
知り合いの馬主が所有する3歳馬が、ドバイのUAEダービーに招待されたのだ。
その彼から、オレと7号が誘われて、宴席となったのだが、そこでは、あまりにも深い話し合いが行われたのである。
場所は、愛宕である。
後に、「運命を分けた愛宕会談!」と歴史に残るかもしれない。

1号「お~久しぶり!凄いね、ドバイから招待だなんて。」
友人「そうなんだよ、ビックリした。」
7号「UAEダービーだろ。登録してたのが凄いよね。」
友人「そうそう、それもビックリした。調教師がそんなこと言ってたような気がしたけど、まさか、ホントに招待されるなんて思ってないしさ。」
1号「で、どうすんの?行くでしょ、当然。」
友人「いやあ、迷ってるんだよね。だって相手強いし、出走するのに、登録料がいるんだよ、2万アメリカドル。」
7号「220万ちょいか・・。輸送費用とかは?」
友人「そっちは、全てかからないから、2万ドルだけなんだけど。」
1号「1着賞金いくらだっけ?」
友人「1億4千万くらい。」
7号「ほお~、勝つと美味しいな。」
友人「勝てばの話だけど。まあ、相手強いからね。」
1号「でも、パーティとかセレブっぽいことも色々あって、めったに出来ない体験なんじゃないの?」
友人「それはそうなんだけど、オレなんてそういう柄じゃないしさ。」
1号「え?じゃあ、行かないの?」
友人「う~ん、どうしようかな・・・?」
7号「ま、確かに、ドバイ行ってその後、おかしくなってる馬も結構いるしな。ゴールデンバローズとか、ワンアンドオンリーとか。」
友人「そう、そうなんだよ。聞いたところによると、かなり高温多湿で、馬のダメージが大きいらしいんだよね。行かなければ、3歳戦いろいろあるし、秋には菊花賞もあるしさ。」
1号「なるほど、そういう悩みか・・。」
友人「やっぱやめようかな。まだ、3歳クラシック路線に未練あるし。」
7号「いやいや、ここは行くしかないだろ。」
友人「え?1号さんはどう思います?」
1号「オレも、行く一手だと思うな。」
友人「ど、ど、どうして?勝負師のお二人が揃ってそんな無謀な結論って?」
7号「アニキの理由は、オレと違うかもしれんが、オレが今までどういう局面で勝負に勝ってきたか振り返ると、大勝ちと無謀は隣り合わせだったんだよ。もちろん、無謀なだけの勝負は絶対しないが、今回は、まだ何も分からん3歳同士、正直馬場だって初めてだし、展開も何もあったもんじゃない。だから、みんなが初体験って事だろ。勝つ可能性すらある気がする。だったら使う一手よ。」
友人「ひええええ。超強気ですね。」
1号「オレの理由は、オマエがさ、オレと7号に相談に来たって運命を辿ってるからかな。もし、相談に来なければ、多分使わなかったかもしれない。でも、何故かオマエは、オレと7号に相談にきた。って事はさ、ここで背中を押されたかったし、押されて行く方が道が開けるって事なんじゃないかな。まあ、今回ダメだったとしても、馬にとってもいい経験だろうし、細心の注意を払って獣医さんなんかときっちり進めたら、そう簡単に壊れたりはしないぜ。」
友人「せ、せ、背中を押されたい???そうだったのかな・・・?」
7号「もし、行くなら、当然オレ達も招待してくれるんだよな(笑)なあ、アニキ行きたいよな、ドバイ。」
1号「似合わないタキシードで行くぜ、オレも。」

そんなこんなで、友人は、ドバイ行きを決意したのだった。
オレも、7号も、他人の事だから、超強気モード全開に。

ま、人の運命も、馬の運命も、神様のお導き。
ただ、後で7号と話したところ、直感的に行った方がいい!って思ったそうだ。
むろん、オレも同じ。
こういう事は、直感に従うのが一番だ!

さあ、砂漠の灼熱レースに、春は来るのか?





↓うまヨミの登録はこちらから↓

うまヨミの登録ページ
umayomi



無料アプリをダウンロードすると、スマホでサクサク楽しめますよ!
うまキュレ アプリはこちら→Android/iOS
馬キュン!アプリはこちら→Android/iOS

side-mark ページ上部へ
prev top next
  • 【PR】
  • 関連タグ
    kusa_line