2月21日(日)小倉競馬場で行われたGIII【第50回小倉大賞典】今回もレース結果をまとめた。

小倉大賞典はアルバートドックが優勝
【小倉大賞典】アルバートドック、重賞初勝利!松田博師定年まであと1週残し800勝に王手 https://t.co/3MNNRKcG7K pic.twitter.com/kgjuHUlxSv
— スポーツ報知競馬班 (@hochi_keiba) 2016, 2月 22
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2月21日、小倉競馬場で開催された第11R・小倉大賞典(GIII、芝1800m)は、道中後方に構えていた2番人気アルバートドック(牡4、栗東・松田博)が、大混戦となった直線の最内を鋭く伸び、初重賞勝ちを収めた。勝ちタイムは1分46秒7(良)で、鞍上は川田騎手。アタマ差の2着は道中勝ち馬と同じような位置から外めを豪快に追い上げた6番人気ダコール、2着に半馬身差の3着は中団から早めに押し上げ、直線で渋太く伸びた5番人気ネオリアリズムが入った。アルバートドックを管理する松田博師は定年により今月いっぱいで引退。ハープスターなど同師の管理馬で数多くの勝利を重ねてきた川田騎手が、ターフを去る恩師へはなむけのVを捧げる結果となった。なお1番人気で、鞍上蛯名騎手のJRA全10場重賞制覇が懸かっていたマイネルフロストは中団後方に構えていたが、直線での伸びを欠き10着に終わっている。
▽配当 単勝2 570円 馬連1-2 2700円 馬単2-1 4910円 3連複1-2-11 8620円 3連単2-1-11 4万5220円 (2.アルバートドック、1.ダコール、11.ネオリアリズム) ▽【アルバートドック】 父ディープインパクト 母ゴールデンドックエー 母父Unusual Heat 通算13戦4勝(重賞は初勝利) |
レース後コメント 川田将雅騎手「先生の最後の重賞を勝つことができてよかったです」
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「松田先生とともに最後に戦うことができた重賞で、馬が先生の言うとおりにしっかり走ってくれて、嬉しく思います。指示どおり4コーナーまで内ラチぴったり、いいリズムで運べました。よく伸びてくれましたね。最後に大きな仕事をしてくれた馬に感謝します。先生の最後の重賞を勝つことができてよかったです」 |
松田調教師最後の重賞で見事勝利を挙げたアルバートドックと川田騎手。レース後川田騎手の目には涙も。
松田のテキは、このタイミングでまた重賞勝つんやから素晴らしい。ユウガの馬場読みと小倉入りにも執念を感じた。同時に小牧も応援しとって、オレ的には清々しい決着。ダコールとは手が合うで、今日も最高の立ち回りしとった。 https://t.co/hYaz4AD9UU
— アンカツ(安藤勝己) (@andokatsumi) 2016, 2月 21
勝ったと思った ダコール
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後方追走から4角は大外を回って直線へ。懸命に追い込んだが、内を突いた勝ち馬には頭差届かなかった。「勝ったと思ったけどね。馬場も苦にしていなかったし、流れもレースも完璧に向いてくれたんだけど…。悔しいね」と小牧騎手は悔やんだ。 |
流れもレースも完璧に向いていたというダコールだったが1着には届かず悔しい敗北である。
最後が甘くなった ネオリアリズム
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岩田騎手(ネオリアリズム=3着)「落ち着いていましたし、何とか道中は我慢もできた。ただ、勝ちに行ったぶん最後は甘くなりました」 |
重賞2回目の挑戦も惜しくも3着のネオリアリズム。次走に期待したい。
その他着順&コメント
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▼4着ケイティープライド(鮫島駿)折り合いもスムーズで、ロスなく立ち回れた。 ▼5着ハピネスダンサー(吉田隼)馬場のいいところを走れて、直線も狭いところを抜け出せたが…。 ▼6着ベルーフ(フォーリー)距離が短く、前に出して行きながらの競馬。エンジンが掛かるのも遅いので。 ▼10着マイネルフロスト(蛯名)ゲートの中でうるさくて…。この馬の持ち味を出せなかった。 |
アルバートドックで勝利した松田博調教師は定年まで1週間で見事重賞を勝利。JRA通算799勝で迎えるラストをメモリアルVで締めることができるか、今週の走りを期待して見守りたい。