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「シンハライト」順調な仕上がり!負けるつもりはない【ローズS】

桜花賞馬ジュエラーの回避によりチャンスが回ってきたオークスでは、直線で絶望的な位置から馬群を割って先頭でゴールを駆け抜け優勝したシンハライト。精神力の高さを見せつけた。これまでは5戦して負けたのはハナ差の桜花賞のみで、連対率は100%である。この安定感はどこまで続くのか。シンハライトについてまとめてみた。
シンハライト
写真提供:T.T Photo(WEBサイト)

シンハライトの血統! ディープ産駒と相性抜群の母系!

inyofu 母シンハリーズはデルマーオークス(米G1・芝9f)の勝ち馬。日本のシーザリオが優勝したアメリカンオークス(米G1・芝10f)の3着馬でもあります。繁殖牝馬としての能力は素晴らしいものがあります。 母の父 Singspiel は10~12ハロン路線で世界を股にかけて活躍した名馬で、日本でも96年にジャパンCを勝ちました。日本ではローエングリン、ライブコンサート、アサクサデンエンなどのように、むしろ短めの距離での活躍が目立ちます。2代母 Baize はスプリンターなので、仮にこのあたりが強く出て、なおかつ気性も激しいようだとマイラータイプに出ていた可能性もあったと思います。シンハライトは距離が延びても問題ないタイプでしょう。
inyofu 母方に Glorious Song を持つディープインパクト産駒は成功しており、アダムスピークとシンハライトの兄妹のほかに、ヴィルシーナ、フレールジャックとマーティンボロの兄弟などがいます。国外競走馬では仏1000ギニー(G1)を勝った Beauty Parlour もこのパターンです。
シンハライトの血統詳細はこちら↓

【チューリップ賞】大外から差し切り無傷の3連勝!

シンザン記念2着のジュエラーに次ぐ2番人気に支持された前哨戦。道中はそのジュエラーと並ぶようにレースを進める。良い手応えで直線に向くと、終始内のジュエラーと激しいデッドヒートを繰り広げ、僅かにハナ差出たところがゴールとなり無傷の3連勝を飾った。
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inyofu 1着 シンハライト(池添騎手) 「着差としてはギリギリでしたが、しっかりと勝ち切るところは勝負強いと思います。3連勝はなかなか出来ることではありません。いいレースでした。M.デムーロ騎手が活躍している中、日本人ジョッキーは何をやっているのかと言われてしまうので、気合いが入りました。2歳チャンピオンとはまだ走っていませんが、トライアルを勝てたので堂々と挑戦出来ると思います」

【桜花賞】僅か数センチの差で2着に…

無敗で桜花賞へ挑みメジャーエンブレムに次ぐ2番人気に推された。レース中盤は中団馬群の外で折り合って進む。勝負所から抜群の手応えで進出すると、馬場の真ん中を一気に弾ける。しかしゴール直前、チューリップ賞でハナ差下したジュエラーに今度はハナ差捕らえられ惜しくも2着に敗れた。
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inyofu 2着 シンハライト(池添謙一騎手) 「スタートも出て、いい位置をとれました。流れに乗れて、理想的な形でレースを進められました。ただ、先頭に立つのが少し早く、それだけが誤算でした。悔しいです」

【オークス】人馬ともに執念のV!

桜花賞馬ジュエラー不在で1番人気で迎えたオークス。スタートからじっくりと後方に下げ脚を溜めるが、厳しいマークを受け動きが取れない。直線では馬群を縫っていくも前にスペースが無くなり絶望的に思えたが、ラスト200mで他馬に不利を与えてしまったが、空いたスペースから一気に抜け出し前を行く2頭を差し切った。
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inyofu 1着 シンハライト(池添謙一騎手) 「桜花賞が悔しい2着でしたから、それを晴らすのはオークスだと強い気持ちを持って臨みました。さすがにオルフェーヴルを超えるプレッシャーはありませんが、かなりのプレッシャーでしたから、とにかくホッとしました。当日の体重が気になっていましたから、422キロと聞いてホッとしましたし、跨っての雰囲気、返し馬の感じも良かったです。ただゲートを出て一歩目が遅く本当は中団からと思っていたのですが、後方の位置取りになってしまいました。内枠でしたし、石坂先生からも『枠を生かした競馬を』と言われていましたから、内で折り合って進みました。直線はどこに行こうかと思いましたが、外に出す事は考えていませんでしたし、真ん中をつきました。途中他の馬に迷惑をかけて、そこは反省しています。そこを抜いてからは、前方に馬を見ながら必死に追いました。抜いてくれてすごい馬だなと思いました。初の長距離輸送もはねのけて、しっかり勝ってくれて、本当に強い馬です。秋は(秋華賞)は、桜花賞馬も、メジャーエンブレムも出てくると聞いています。そこでNO1を証明できるようにもっとうまくなって、いい結果を出せるよう、頑張っていきます」
inyofu (石坂正調教師) 「かなり自信を持って臨みましたが、競馬は簡単ではありません。最後は、シンハライトが底力を見せてくれました。オークスはジェンティルドンナで勝っていますし、今日もいけると思っていました。体は、420キロ台で出られればと思っていましたから、良かったです。初めての内枠、ジョッキーともロスのない枠を生かした競馬をと話していました。レースは折り合いをつけてと思いましたが、思ったより後ろの位置取りでした。折り合いはついていましたから、これならと思って見ていましたが、4コーナーで見失ってしまいました。一生懸命馬を探して、一瞬もうないかなという位置から最後は良くきてくれました。シンハライトの底力ですし、春の内にGIをとれて、十分な結果だと思います。最初の頃は、馬がピリピリしていましたが、レースを重ねて、辛抱することを覚えてくれました。秋は普通に牝馬路線に向かいます。今は喜びに浸りたいですね」

【ローズS最終追い切り】力強い伸びで先着!

inyofu 秋華賞トライアル・ローズSの追い切りが14日、栗東、美浦の両トレセン、公営・笠松競馬場(岐阜)で行われた。オークス馬のシンハライトは坂路でラスト1ハロン12秒2をマーク。力強い伸びで先着し、サンケイスポーツ調教評価で最上級の『S』を獲得した。桜花賞馬のジュエラーは併せ馬で楽に先着。骨折明けでも上々の仕上がりを印象づけた。
池添騎手のコメントはこちら↓
inyofu 「全体の時計(4ハロン54秒7)はかかったけれど、しまいの反応はよかった。先週は1頭になったときにフワッとしたけど、きょうは集中して走れていたね。相変わらず乗り味は抜群です」

牝馬でこの安定感と言えば、連対率100%で競争生活を終えたダイワスカーレットを彷彿させる。精神力の高さと、そして一気に差し切る瞬発力。この2つを兼ね備えたオークス馬が今後どのような成績を残していくのか。トライアルといえども、ここでは負けられない。

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