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コラム

「覆面馬主の真実」【第53話】~リアルタイム進行型・競馬狂小説~

覆面馬主の真実
タンタン麺屋のオヤジさんと、お釈迦様の話になったので、ちょっと読み返してみたら、面白い事が分かった。
釈迦の教えと、アドラーの心理学は、時代も場所も全然違うが、きわめて明確に自己本位主義に立つ点で酷似している。

そもそも、日本の仏教は大乗仏教で、これは、簡単に言うと、外部(神様仏様ほか)の不思議な力によって救われるという教えだ。南無阿弥陀仏って唱えれば、救われる。んな訳ないだろ、って決して思わない。
ま、キリスト教もイスラム教もそうだけどね。

対して、釈迦の唱えた仏教は、自分で修行し苦しみや悲しみを克服していくというもの。そうしない限り、輪廻の無限連鎖に陥り、その中で生死を繰り返すことになる。涅槃へ行くことはできない。

アドラーが唱えたのは、自分の可能性を決して否定しない考え方。
フロイトを完全否定した現在を生きる心理学だ。

「フロイト的な原因論が人の自由意志を阻害している」

「私が今〇〇なのは、過去のトラウマのせいである、というのは真っ赤なウソだ。トラウマというモノ自体、そもそも無いのだ。」

という考え方などは、自己本位による無限の可能性を説いている。私がダメなのは、あの時の〇〇という因果律による考え方が、生きる上での可能性を縛っているというのだ。
アドラーによれば、トラウマという呪縛はそもそも存在しない。
自分が変わりたくない、やりたくない、理由の為に創り出した幻影がトラウマだというのだ。

人は今から何にでもなれるし、今この瞬間から大きく変身することが出来る。
今ここに存在しているだけで、大きな価値と無限の可能性があるのだ、という教えだ。
アドラーの教えは、自らを制する事で、人生が変わるという点で、お釈迦さまに通ずる気がする。

簡単に言うと、過去の悪いことは全て忘却すべきで、今ここにいる自分がどこへ向かいたいか、何を実現したいか、だけを考える事が自分を力強く高めていける唯一の方法なのだって事だ。

博奕は、そもそも勝てないゲームだが、時々勝てる事がある。

だから、そもそも勝てないゲームと認識しているタンタン麺屋のオヤジさんは、もの凄く偉いという事になる。
タンタン麺

そして、過去の負けを引きずらなければ、あのイカレ博奕打ちの7号のように、とんでもなく勝てる事もあるわけだ。
祭りの痕

そして、何より重要なのは、自分は、今この瞬間から変われる!と強く確信する事だ。
そうやって、未来享受するはずの喜びを掴み取っていくべきなのだ。

つづく。





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