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騎手がいなくても競馬はできる!?華麗な『カラ馬1着』のレースまとめ

競馬においてたびたび発生する『カラ馬』。
制御する人のいないカラ馬は、時として進路の読めない「動く障害物」と化して競走に重大な影響を与える場合がありますが、稀に「透明な騎手が乗っていたのでは・・・・・?」と思うほどの完璧なレース運びで『勝利』を収めることも。
今回はそんな「芸術的なカラ馬」が走っていたレースをまとめてみました。
馬キュレ

【1985年6月9日 札幌日経賞】

ギャロップダイナ
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この手の話では「鉄板級の伝説のレース」がこちらです。この年の安田記念(当時は5月中旬に開催されていました)では10番人気で5着に健闘し、ようやく実力馬の一角として認識され始めたばかりだったギャロップダイナは、OP特別のここで2番人気に推されていました。
ところがスタート直後に騎手を振り落とし、そのまま何事も無かったかのようにレースに参加。直線入り口で先頭の馬に並びかけ、直線で加速し堂々1位入線を果たしました。
ちなみにこの「勝ちっぷり」が評価されたのか、約1ヶ月後のOP特別では1番人気に推されてレコード勝ちを収めていますが、そこから数ヶ月後にまさかGI馬になるとは・・・・・。

【2010年6月6日 ユニコーンS】

コスモセンサー
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この年のアーリントンCを勝ったコスモセンサーが、初のダート戦に参戦。芝での実績を買われ4番人気に推されていましたが、これはある意味正解だったのでしょう。
スタート直後の芝の部分でハナを奪うと、そのまま馬群の先頭で単騎逃げ。直線では若干外に膨らみ気味でしたが、単勝1.6倍の断然人気だったバーディバーディの追撃を振り切り、一度もハナを譲ることなくそのまま「逃げ切り勝ち」を収めました。
よく見ると1位入線後ガッツポーズをしている松岡騎手の後ろで、「一仕事終わったぜ」と言わんばかりの雰囲気を漂わせつつスピードを緩めて流しています。レースが終わったことが解っているんでしょうか・・・・・?

【2014年1月5日 初夢S】

メイショウコロンボ
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2014年は新年早々「カラ馬1着」の大波乱。京都金杯の1つ前に開催されたこの初夢Sは、ゲートが開いた直後9番と15番がほぼ同時に躓き、ほぼ同時に落馬。9番バトードールは15頭中14番人気の人気薄でしたが、15番メイショウコロンボは単勝8倍の4番人気。その実力を示すかのように、躓いて出遅れた分をあっという馬に取り戻してハナを奪い、内ラチぴったりを器用に周ってそのまま逃げ切る快勝劇。ほとんどのレースで逃げの戦法を取っていたこの馬らしい立ち回りでしたし、恐らく騎手が乗っていても同じ戦法だったでしょう。
人気サイドだったため被害も大きく、多くの人にとっては「初夢」ではなく「悪夢」になってしまったのではないかと思います。

【2014年8月9日 藻岩山特別】

レッドセインツ
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土曜の1000万下特別でしたが、レース番号は11。つまり一日の中で最も注目を集めるメインレースであり、そんなレースで1番人気を背負っていたのがこちらのレッドセインツでした。紹介している時点でお察しですが、つまり「メインレースの1番人気馬」がやってしまったというわけで・・・・・。
そのレースぶりは凄まじいの一言。洋芝2600mというスタミナが問われるレースだったため、騎手がちゃんと乗っている馬は適度に控えつつレースを進めていましたが、騎手を落としてしまったレッドセインツは自分の意思で前進するのみ。当然大逃げの形になり、一時は後続を大きく離しましたが、3コーナーあたりで馬群に飲まれてしまいます。
普通ならそこからずるずる失速して最後方・・・・・になると思いきや、4コーナーでまさかの再加速。直線で抜け出しそのまま粘り通し1着入線を果たしました。
「一度息を入れて後続を引き付け突き放す」という逃げ馬のお手本のようなレースを、誰に指示されることもなくやってのけるとは・・・・・。

【2009年1月25日 障害未勝利】

ウエルアップ
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障害戦にカラ馬がいると、飛越の際に横に飛んで他馬とぶつかったり、障害物の前で立ち止まったりする危険があるため、横に「飛ばなくても通れる道」があります。馬の方もジャンプするのが面倒なのか自主的に飛ばない道を選んだり、そもそも障害物が設置されていない他のコースに迷い込んだり・・・・・。と、途中で落馬した馬が『正規のコースを完走』すること自体、平地に比べると少ないです。
ところがこのウエルアップという馬は、最初の障害の手前で騎手が落馬。にもかかわらず残り全ての障害を回避せずにしっかり飛び、逃げる馬に倣って正規のコースをしっかり走り、直線では競り合う2頭の間に割って入る根性を見せつつ最先着! 単勝万馬券級の人気薄でしたが、騎手が乗っていないことを除けば完璧な勝ちっぷりでした。

【2008年11月16日 エリザベス女王杯】

ポルトフィーノ
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ここまで紹介した馬はいずれも「逸走したり逆走したりせず、まるで騎手が乗っているかのような完璧なレースぶりを見せた馬」。それに比べると4コーナーのあたりに難がありますが、現時点で唯一『カラ馬のGI馬』となっているこの馬を紹介しないわけにはいきません。
エアグルーヴの仔という血統背景もあり3番人気に推されていたこのレースで、スタート直後に落馬。実況で馬名が呼ばれた時は場内が騒然となりました。
そんな状況を知ってか知らずかポルトフィーノは大逃げをかまし、4コーナーで大きく逸走。しかし馬群が直線に差し掛かったのを確認するやいなや猛然と追い上げ、あっという間に全馬を抜き去り、第33回エリザベス女王杯のゴール板前を真っ先に通過。フジキセキなどとは別の意味で「幻のGI馬」と呼ばれるようになりました・・・・・。

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