TOP > 騎手 > 【新記録樹立!】新人騎手の初勝利時高額単勝ランキング
騎手

【新記録樹立!】新人騎手の初勝利時高額単勝ランキング

先週は藤田菜七子騎手が中央初勝利を挙げ、12年ぶりの女性騎手の勝利ということもあり大々的な話題となりました。
しかしその約3時間前に中央初勝利を果たした荻野極騎手の勝利にも、実はかなりとんでもない記録が・・・・・!
馬キュレ
というわけで今回は新人騎手が初勝利を挙げた時の【高配当ランキング】上位10名とその配当を紹介してまいりましょう!

※対象は正確なデータが残っている『1986年1月1日以降に中央初勝利を挙げた騎手』に限ります。
※中央競馬の通年免許を取得した元地方騎手・元外国人騎手は入りますが、スポット参戦のみの地方騎手及び短期免許のみの外国人騎手はランキングに含まれません。

【10位】武幸四郎騎手

単勝5220円・11番人気で初勝利
[1997年3月2日(日) 阪神11R『マイラーズC』オースミタイクーンで達成]
1997年の時点で既に超一流、ファンも多かった武豊騎手の弟となれば応援馬券で人気になりそうなものですが、このレースはれっきとしたGII戦。
土曜の朝の時点では応援馬券が買われていたもののなかなか勝てず、未勝利のまま日曜のメインレースでオースミタイクーンに騎乗。
「父・武邦彦厩舎所属の重賞未勝利馬」「約8ヶ月の休み明け」「1番人気ヤマニンパラダイス、2番人気フラワーパーク」などもあって『流石にここで初勝利は無いだろう』と思われたのか、人気がサッパリありませんでした・・・・・が、中団から脚を伸ばし後続をクビ差退ける快勝!
初勝利が重賞初勝利という、恐らく今後もなかなか破られないであろう快(怪?)記録となりました。

【9位】石川裕紀人騎手

単勝5490円・11番人気で初勝利
[2014年6月1日(日) 東京2R『3歳未勝利』ニシノソラカラで達成]
2014年にデビューした騎手は初勝利が全体的に早く、デビュー週に義英真騎手と松若風馬騎手が勝ち抜けた他、6人中5人が4月中旬までに初勝利。石川裕紀人騎手は同期の最後の未勝利騎手となっていました。
騎乗数もあまり多くなく、これはかなり時間が掛かるのでは・・・・・と思われた矢先に、伏兵馬で先行抜け出しという堂々たる勝ちっぷりを披露。普通の日より人の多いダービー当日の2R、大注目の中嬉しい初勝利となりました。

【8位】小崎綾也騎手

単勝5600円・11番人気で初勝利
[2014年4月19日(土)阪神7R『4歳上500万下』ケルンフォーティーで達成]
新人騎手のデビューといえば3月の初めですが、小崎綾也騎手はデビュー直前に骨折してしまっていたため同期から1人遅れてここがデビュー週。土曜日5鞍、日曜日4鞍の中に父・小崎憲厩舎の馬も2頭いましたが、そのうち1頭がこのケルンフォーティーでした。
「息子のために良い馬を用意してあげた」という良い話・・・・・かと思いきや、前走9着、前々走11着、その前が14着。一見あまり勝負にならなそうな着順が続いている馬だったせいか人気は低く、『父の厩舎の馬で息子が初勝利』といういかにもありそうなパターンだというのに高配当となりました。
ちなみに日曜に騎乗した小崎憲厩舎のブルーメリディアンは近2走続けて3着という実力馬。こちらは2番人気に推され、小崎綾也騎手の通算2勝目となりました。

【7位】合谷喜壮騎手

単勝5910円・14番人気で初勝利
[1987年3月15日(日)中京12R『4歳上400万下』ダンディブーンで達成]
「4歳上400万下」という時点で時代を感じるこちらのレース。合谷喜壮騎手は蛯名正義騎手と同期にあたり、2002年に平地障害通算44勝で引退した方です。
この馬は3月1日の障害戦に出走し大敗したばかりの馬で、中1週で平地に転戦。障害入りする前は400万下で連敗していた上、鞍上も新人騎手ということで人気がありませんでしたが、重馬場のダート1700mを見事な逃げ切り勝ち。ちなみにここから更に中1週で同条件の特別戦に出走し、合谷喜壮騎手を背に同じように逃げ切り勝ちを収めましたが、この時も11番人気(単勝3770円)でした。

【6位】山田泰誠騎手

単勝6470円・10番人気で初勝利
[1989年4月23日(日)新潟6R『4歳上400万下』スリーノーブルで達成]
山田泰誠騎手は田中勝春騎手や佐藤哲三元騎手と同期にあたり、2003年に通算195勝で引退した方です。通算勝利数はあまり多いとは言えませんが、1992年にメジロパーマーとのコンビで宝塚記念と有馬記念を制しています。
ところでこのメジロパーマーは『障害戦で勝って平地に戻り、その後GI勝ち』という経歴で有名な馬ですが、山田泰誠騎手が初勝利を上げたスリーノーブルも障害戦から平地に戻り、そこから平地で好走したという馬でした。
・・・・・とは言っても障害戦では全く勝てず、平地に戻されての初戦がこのレース。直前の障害戦では単勝100倍台や200倍台が続いていたことを思えばまだ人気になっていた方ですが、12頭立ての10番人気は誰がどう見ても大穴です。恐らく騎乗していた本人も、数年後に同じような障害帰りの馬でGIを勝つとは夢にも思っていなかったことでしょう。

【5位】丸山元気騎手

単勝7010円・8番人気で初勝利
[2009年7月11日(土)札幌2R『3歳未勝利』オンザスローンで達成]
今では同期(松山弘平騎手・国分兄弟・小野寺祐太騎手)と比べてかなり勝っている方ですが、初勝利は一番遅く7月の札幌開催でした。1番人気岩田騎手、2番人気安藤勝己騎手といったベテラン勢を相手に、ダート1000mで後方一気。思い切った騎乗で勝って吹っ切れたのか、その後は一気に勝ち星を積み重ね、2010年には92勝を挙げ全国リーディング7位に輝きました。

【4位】石橋脩騎手

単勝7610円・12番人気で初勝利
[2003年3月29日(土)中京8R『4歳上500万下』エーピーダイモンジで達成]
デビュー当日の1R目に6番人気馬でいきなり連対を果たし、翌週にも12番人気馬で3着に食い込んだりと存在感を見せていた石橋脩騎手でしたが、なかなか勝ち切るまでには至らず約1ヶ月。
人気薄での好走は多かったものの上位人気での敗戦もたびたびあり、前の週に石橋騎手が騎乗し15番人気で6着に来ていたこの馬が連闘で同条件に出走してきてもそこまで注視する人はいませんでした。が、それを逆手に取ったかのような見事なマクり勝ち!
そういえば石橋脩騎手は重賞初制覇時も11番人気(単勝6720円・2010年フェアリーSコスモネモシン)、GI初制覇時も14番人気(単勝15960円・2012年天皇賞春ビートブラック)と、高配当の『初モノ』ばかりでしたね・・・・・。

【3位】田中健騎手

単勝7630円・10番人気で初勝利
[2007年3月3日(土)中京6R『4歳上500万下』メイショウセレットで達成]
この日が田中健騎手を含む競馬学校23期生の初出走日となっており、中京1Rでは一足早く藤岡康太騎手が初騎乗初勝利を達成。父が調教師の藤岡騎手は、デビュー1鞍目の新人が騎乗しても単勝200円の1番人気に推されるレベルの馬が用意されていましたが、この週の田中健騎手の騎乗馬は土曜日3鞍、日曜日2鞍の計5鞍。
所属先の浅見秀一厩舎の馬も土日1頭ずつ計2頭いましたが、日曜の方が『新馬戦で武豊騎手が騎乗し2着だった馬の2戦目』という、誰がどう見ても判るほど「ここで勝たせてあげたい」という馬だっただけに、前走10着、前々走15着という土曜日のこちらはほとんど注目されていませんでした・・・・・が、こちらで見事初勝利!
ちなみに日曜の方の馬は2番人気に推されていましたが14着でした。

【2位】二本柳壮騎手

単勝8260円・10番人気で初勝利
[1999年4月11日(日)中山2R『4歳未勝利』アートフューチャーで達成]
近年は年間一桁台前半の勝利数が続いている二本柳騎手。父・二本柳俊一調教師の厩舎もこの時期は年間一桁台前半勝利が続いており、この影響もあってかデビュー時の所属厩舎は親元ではなく鈴木康弘厩舎でしたが、騎乗馬の多くは単勝万馬券級の馬ばかり。初めて馬券圏内入線を果たしたのは3月末でしたが、これも初の『上位人気馬(3番人気以内)に騎乗』した時でした。
この初勝利をきっかけにどんどん勝利数を伸ばし、2000年代の初頭は年間数十勝を挙げていましたが、最近は二本柳厩舎の馬(特に『カシノ』冠)への騎乗が目立ちます。

(参考)岩田康誠騎手

単勝10870円・15番人気で初勝利
[2000年9月16日(土)阪神7R『4歳上500万下』バンブーウタヒメで達成]
1991年10月から2006年2月までは兵庫県競馬に所属しており、2006年3月から中央の騎手になった岩田騎手。終盤には毎週のように中央に遠征してきていた上、2002年にはセントウルSを勝ち重賞初制覇、2004年には菊花賞を勝ちGI初制覇・・・・・。
『中央の騎手として』は2006年3月4日(土)の阪神1Rで初騎乗初勝利を収めていますが(ちなみにこの時は単勝3360円・6番人気での勝利でした)、地方所属時を含めた正真正銘の中央初勝利がこのバンブーウタヒメになります。
当時は中央に来たのもまだ数えるほどしか無く、地方馬の遠征と一緒に来ても受ける依頼は単勝万馬券級の馬がほとんど。そんな状況で挙げた勝利は周囲を大いに驚かせ、その後の活躍に貢献しました。

・・・・・というわけで今まではこれが数少ない『中央初勝利が万馬券』(しかも地方のベテラン騎手によるもの)だったわけですが

【ダントツ1位】荻野極騎手

単勝43390円・15番人気で初勝利
[2016年4月10日(日)阪神3R『3歳未勝利』タガノインペーロで達成]
従来の記録を大きく塗り替えたばかりでなく、過去全てのレースを網羅した【歴代単勝払戻ランキング】の8位にも輝く大番狂わせで初勝利を飾ったのが、先日の荻野極騎手でした。とにかくこれまでとは桁が違う伏兵で見事に逃げ切ったことは、今後の自信にも繋がることでしょう。
「初勝利が万馬券超え」仲間の岩田騎手はインパクトのある勝利を足掛かりにリーディングジョッキーの座まで手にしています。荻野極騎手の今後に要注目ですね!

side-mark ページ上部へ
prev top next
  • 【PR】
  • 関連タグ
    kusa_line