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「エンジェルフェイス」調子の良さを生かして気分良く逃げる!【オークス】

エンジェルフェイスは、フラワーCで見事1番人気の支持に応え逃げ切り勝ちを収めた。初の関東遠征に動じることなく結果を出したのは評価できる。今回新たにC.ルメール騎手とコンビを組み一気にクラシック制覇をもくろむエンジェルフェイスについてまとめてみた。
エンジェルフェイス

姉2頭が重賞ウィナーという良血! エンジェルフェイスの血統

父はキングカメハメハ、母はカナダ産のワンフォーローズで、姉に中山牝馬Sを連覇したレディアルバローザやクイーンS勝ちのキャトルフィーユがおり、芝1800m戦にめっぽう強い血統であることがうかがえる。本馬もフラワーCをはじめデビューから一貫して1800m戦を使われている。
inyofu 母ワンフォーローズは北米で27戦15勝、カナダ最優秀古牝馬に3回選ばれた名牝です。ケイアイファームが約1億円で購買し、日本に連れてきたのですが、これはいい買い物になりました。
母の父 Tejano Run はG1勝ちこそないものの、ケンタッキーダービー2着の成績があります。Caro 系に属しているため柔らかさがあり、ダートだけでなく芝適性もありました。4歳時にはブラジル出身の名馬 Sundpit を破ってフォートハロッドS(米G3・芝8f)を勝っています。98年から05年まではアメリカで繋養され、06年からカナダに移り、昨年死亡しました。生涯を通じてそう目立った成績を挙げたわけではないのですが、北米の尺度ではなく、日本向きの資質で考えるとそれなりの可能性を秘めていたように思います。
inyofu ワンフォーローズの血統は、おかしな血が入っていないこと、アシスト型の名血が散りばめられていること――この2点が評価できます。3代前に並んだ4頭の種牡馬、すなわち Caro、Wavering Monarch、Sir Gaylord、Sauce Boat はすべていいですね。スピードあり重厚なスタミナありで、バランスも取れており、個人的に好みのタイプです。繁殖牝馬として今後も注目したい存在です。
本馬の血統詳細はこちら↓

【3歳未勝利】じりじりとしか伸びず2着

デビュー戦で3着に走った後2か月近く間隔を空けられ挑んだ。1番人気に推されたなか、鞍上に懸命になだめられ2番手に位置取る。直線では押し切りを狙ったが、ピリッとした脚を使えず外から伸びたミッキーグッドネスに差し切られ2着に。
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【3歳未勝利】逃げてあっさり勝利!

中2週で出走したこのレースで1.6倍の1番人気に支持された。好スタートを切ると押し出されるようにしてハナへ。楽な手応えで直線に向くと、あとは軽く促されただけでで突き放す一方。2着馬に1馬身半差をつけ完勝した。
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【フラワーC】楽に逃げ切って重賞勝利!

初勝利後は格上挑戦で中山のフラワーCに参戦。前走の勝利内容が評価されたのかここでも1番人気に。スタートすると前走同様すんなりとハナに立つ。道中ゆったりとしたペースを刻み、最後の直線に入っても脚色は衰えずゴールイン。得意の1800m戦で初重賞タイトルを手にした。
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inyofu 1着 エンジェルフェイス(福永祐一騎手) 「初めて騎乗しましたが、前回同様、今回も楽に先手をとれるかが勝負の分かれ目だと思っていました。終いはもう少し伸びてほしかったのですが、まだまだ完成途上ですし、これからもっとよくなってくると思います」
inyofu (藤原英昭調教師) 「気分よく行けるかどうかだと思っていましたが、その通りのレースになりました。輸送して体が減らなかったように、精神的にしっかりしています。次は馬の様子を見ながら考えたいと思います」

【オークス】桜花賞をパスしたことで状態アップ! 追い切り情報

inyofu 栗東CWで6F82秒0-12秒3(強め)。ボンナヴァン(3歳500万下)を追走して併入。先週に続いてルメールが騎乗し、長めからしっかり負荷をかけられた。走りも軽快で順調そのもの。
inyofu ウッドでヘミングウェイ(古馬1600万下)と併せ馬。4ハロン標識からペースを上げて、徐々に間合いを詰めていく。直線入り口で僚馬の内に潜り込むとスパートを開始。最後まで鞍上の手は動かなかったが、スムーズに加速して半馬身先着を決めた(53・2―38・0―11・9秒)。
inyofu エンジェルフェイスはパワフルな先行策でフラワーCを逃げ切り勝ち。賞金面で桜花賞出走も可能となったが、「レース間隔を詰めて使っていたから」(藤原英師)と参戦を見送られた。それが功を奏したのか、状態はさらに上向きだ。田中大助手も「前走時はまだ毛がぼうぼうだったけど今は毛づやが良く、体の張りもいい」と目を細めている。
以下は記者の馬体に関する評価。
inyofu 胴の長さは平均~やや短めだが、割と脚がスラッとして長め。このメンバーの中では比較的長い距離でも大丈夫なタイプ。付くべきところにしっかり筋肉もついているし、牝馬としては見栄えのする方だ。腰高なのは幼いというか元々の体型もある感じ。仕上がりに関していえば、馬体の張りも良いし、毛艶も光の加減もあるが良く見える。きっちり仕上がって本番を迎えられそう。

全2勝はすべて逃げ切り勝ちで今回は600mの距離延長となるが、スタートセンスが良いので間違いなく先行策をとるはずだ。他に逃げ馬がいないので展開のカギを握るのは確かだ。管理する藤原英昭調教師は先週のヴィクトリアマイルを制し波に乗っており、厩舎の勢いは十分ある。ルメール騎手の巧みな騎乗に導かれ、人馬ともに初の牝馬クラッシック制覇となるか注目だ。

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