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過去のデータに照らし合わせると“4強”の優劣はどうなる?第83回【日本ダービー】

2016年5月29日(日)に東京競馬場で行われる芝2400メートルのGIレース、第83回【日本ダービー】。
すべてのホースマンと競馬ファンにとって特別な意味を持つこのレースを、レース傾向やレース映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ

【日本ダービー】歴史

inyofu クラシック三冠レースの第二弾として行われる日本ダービーは、イギリスのダービーに範をとり、競走体系の確立と資質向上を図るという意図から、1932年に4歳(現3歳)牡馬・牝馬限定・定量の重賞競走『東京優駿大競走』として創設され、目黒競馬場の芝2400mで行われた。1934年から府中の東京競馬場に舞台を移して行われ、以降は距離・競馬場とも一度も変更することなく継続している。
inyofu 本競走は1984年のグレード制導入によりGI に格付けされた。クラシック三冠レースについて、“皐月賞は最も速い馬”が、“日本ダービーは最も幸運に恵まれた馬”が、“菊花賞は最も強い馬”が勝つと言われている。また、“競馬の祭典”とも呼ばれる日本ダービーの栄冠を勝ち取ることは、日本のすべてのホースマンが憧れる最高の栄誉とされている。
スピード能力、スタミナ、操縦性の良さといった、総合的な能力が問われる日本ダービー。2014年からは日本ダービー開催週のJRA全場・全レースの馬連を対象に、通常の払戻金に売上げの5%相当額を上乗せして払戻す「ダービーウィーク馬連」を行っている。

2015年【日本ダービー】

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昨年の日本ダービーでは、1番人気の皐月賞馬ドゥラメンテが父キングカメハメハの持つレースレコードを更新し、勝利。史上23頭目となる2冠達成を成し遂げた。

【日本ダービー】レース傾向

inyofu 重賞ウイナーが強い
過去10年の3着以内馬30頭中25頭は、4大場(東京、中山、京都、阪神)で行われた芝1800m以上の重賞で優勝経験がある馬だった。該当馬は3着内率32.5%と好走率も優秀だ。今年もまずは中長距離の重賞を勝っている実績馬に注目すべきだろう。
inyofu なお、4大場(東京、中山、京都、阪神)で行われた1800m以上の重賞で優勝経験がなかった馬の中で3着以内に入った5頭のうち、2007年の優勝馬ウオッカを除く4頭は、前走の馬体重が「510kg以上」だった。中長距離の重賞を勝ったことがない馬を比較する際は、前走の馬体重に注目すべきかもしれない。
inyofu 前走の単勝人気も重要
過去10年の3着以内馬30頭中24頭は、前走の単勝人気が「4番人気以内」だった。一方「5番人気以下」だった馬は3着内率7.3%と苦戦している。前走の内容や結果だけでなく、そのレースでの単勝人気の高さも重要なポイントと言えるだろう。
inyofu なお、前走が皐月賞だった馬に限定した前走の単勝人気別成績を調べると、「4番人気以内」だった馬の好走率と「5番人気以下」だった馬の好走率にはより大きな差がついている。上位人気を占めるであろう皐月賞組を比較する際は、この傾向を特に重視したい。
inyofu “乗り替わり”は割り引き
日本ダービーはいわゆる“乗り替わり”で臨んだ馬の優勝例が少ないことで知られている。前走から騎手が乗り替わっていた馬は、1985年のシリウスシンボリを最後に優勝例がない。
inyofu なお、2009年以降の7年間に限ると、前走から騎手が乗り替わっていた馬の3着内率は8.9%にとどまっている。2008年以前は乗り替わりで2、3着に食い込んだ馬も少なくなかったが、そういった例すら減りつつある点に注意すべきだろう。
inyofu 近年は主要な前哨戦の好走馬が優勢
2010年以降の3着以内馬18頭は、前走が「皐月賞」、「京都新聞杯」、「青葉賞」のいずれかだった。NHKマイルCなど、その他のレースを経由してきた馬は評価を下げた方がよさそうだ。
inyofu なお、前走が皐月賞だった馬のうち、皐月賞での着順が「5着以下」だった馬は連対例がない。
inyofu また、前走が青葉賞、京都新聞杯だった馬のうち、そのレースでの着順が「2着以下」だった馬も連対例がなかった。近年の傾向からは、皐月賞の上位馬か、青葉賞・京都新聞杯の優勝馬を重視すべきだろう。
inyofu 臨戦過程や実績を素直に評価したい
過去6年の優勝馬6頭は、それぞれ前走が「皐月賞」か「京都新聞杯」、かつそのレースでの着順が「4着以内」だった。〔表7〕~〔表9〕の傾向からもわかる通り、皐月賞や主要な前哨戦で好走していた馬を重視したいところだ。また、これらの6頭は4大場(東京、中山、京都、阪神)で行われた芝1800m以上の重賞で優勝経験があった点、前走と騎手が同じだった点も共通している。
日本ダービーのレース傾向では、【4大場(東京、中山、京都、阪神)で行われた芝1800m以上の重賞で優勝経験がある】【前走の馬体重が510kg以上】【前走の単勝人気が4番人気以内】【乗り替わりでは無い】【前走が「皐月賞4着以上」「京都新聞杯優勝」「青葉賞優勝」】の競走馬が好走する傾向にある。果たして今回の出走馬にこれらの条件を満たす馬はいるのだろうか。

第83回【日本ダービー】登録馬

inyofu 優先出走馬
ディーマジェスティ 57 蛯名正義
マカヒキ 57 川田将雅
サトノダイヤモンド 57 C・ルメール
エアスピネル 57 武豊
ヴァンキッシュラン 57 内田博幸
レッドエルディスト 57 四位洋文
アジュールローズ 57 H・ボウマン

以下賞金順
スマートオーディン 57 戸崎圭太
ロードクエスト 57 未定
リオンディーズ 57 M・デムーロ
マウントロブソン 57 T・ベリー
プロフェット 57 浜中俊
レインボーライン 57 福永祐一
ブレイブスマッシュ 57 横山典弘
マイネルハニー 57 柴田大知
プロディガルサン 57 田辺裕信
イモータル 57 石川裕紀人
アグネスフォルテ 57 松山弘平

以下除外対象馬
①ジョルジュサンク 57 吉田隼人
②シャドウアプローチ 57 未定
②ブラックスピネル 57 未定
②マイネルラフレシア 57 未定
⑤ロイカバード 57 未定
フルゲート18頭に対して23頭が登録されている今年の日本ダービー。NHKマイルCを経て出走したロードクエストは池添騎手が騎乗停止になったため、岩田騎手に乗り替わり。ローテーションを考え、25日の最終追い切りで出走の出否を判断する。

第83回【日本ダービー】予想オッズ

inyofu 人気 馬名 予想オッズ
1 マカヒキ 2.8
2 サトノダイヤモンド 3.8
3 ディーマジェスティ 3.9
4 リオンディーズ 5.9
5 スマートオーディン 10.0
6 ヴァンキッシュラン 11.3
7 エアスピネル 24.4
8 プロディガルサン 65.7
9 レッドエルディスト 80.4
10 マウントロブソン 88.5
11 ロードクエスト 109.3
12 レインボーライン 212.9
13 イモータル 223.3
14 アジュールローズ 264.8
15 ロイカバード 480.3
16 プロフェット 558.2
17 アグネスフォルテ 794.4
18 マイネルハニー 878.9
19 ブラックスピネル 918.0
20 ブレイブスマッシュ 1588.8
21 マイネルラフレシア 2174.1
22 シャドウアプローチ 2174.1
23 ジョルジュサンク 2294.9
現時点での予想オッズでは、マカヒキ、サトノダイヤモンド、ディーマジェスティ、リオンディーズといった皐月賞上位組である4強が人気を集めている。

第83回【日本ダービー】有力馬は!?

【4大場(東京、中山、京都、阪神)で行われた芝1800m以上の重賞で優勝経験がある】【前走の単勝人気が4番人気以内】【乗り替わりでは無い】【前走が「皐月賞4着以上」】マカヒキ
inyofu オープン特別・若駒S(京都・芝2000m、1着)→弥生賞(1着)→皐月賞(2着)から日本ダービーに向かうローテーションは、2005年にクラシック三冠を制した父と同じ。前走の皐月賞は2着に敗れただけに、雪辱を果たしたい。

【4大場(東京、中山、京都、阪神)で行われた芝1800m以上の重賞で優勝経験がある】【前走の単勝人気が4番人気以内】【乗り替わりでは無い】【前走が「皐月賞4着以上」】サトノダイヤモンド
inyofu きさらぎ賞(1着)以来約2か月半ぶりだった前走の皐月賞(3着)は、プラス6kgの馬体重(504kg)での出走で、日本ダービーを最大目標に置いた仕上げにも感じられた。さらなる上積みがあれば、もう一段階上の力を発揮できるかもしれない。

【4大場(東京、中山、京都、阪神)で行われた芝1800m以上の重賞で優勝経験がある】【乗り替わりでは無い】【前走が「皐月賞4着以上」】ディーマジェスティ
inyofu 近年では屈指と言っていいほどの好メンバーを破った前走の皐月賞は、18頭立ての8番人気からの優勝だった。今回は迎え撃つ立場になるが、前走の強さは本物で、クラシック二冠の期待がかかる。

【前走の単勝人気が4番人気以内】【乗り替わりでは無い】リオンディーズ
inyofu 半兄のエピファネイア(父シンボリクリスエス)と同様に気性面の激しさがある馬で、道中で掛かっていたことが、前々走(弥生賞2着)と前走(皐月賞5着、4位入線降着)の敗因だろう。今回も、折り合い面がポイントになりそうだ。


2016年5月29日(日)に東京競馬場で行われる芝2400メートルのGIレース、第83回【日本ダービー】。 
過去30年の日本ダービー優勝馬30頭中16頭は単勝1番人気で、連対率は70.0%、3着内率は76.7%と好成績。
JRAのGIのうち、単勝1番人気馬の勝率が50%を超えているのは日本ダービーだけであり、前評判と結果が一致しやすいレースと言える。
現時点での1番人気はマカヒキとなっているが、“4強”の単勝オッズは全て一桁台、レース当日までにオッズが変動する可能性もあるだろう。
過去のデータと照らし合わせてみると、マカヒキとサトノダイヤモンドが好走する条件をほぼ満たしている。
特にマカヒキは、キャリア4戦全てで上がり最速をマークしており、直線が長い東京コースに替わるのは間違いなくプラスに働く、ここでも馬券圏内は外さないと考えていいだろう。
一方、リオンディーズは好走するデータと一致する項目は少なく、折り合い面に不安があるため、過度の信頼は禁物と言える。
10万人以上の観衆が見守るスタンド前からの発走ならば、尚更折り合いを付けるのは困難で、前走同様馬券圏外に沈む可能性もあるだろう。

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