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覆面馬主【妄想の2号】日本ダービーの想い出

覆面馬主2号
こんばんは、2号です。

『ダービーの想い出』ですが、自分は文字通り人生を大きく左右したあの年のダービーを真っ先に思い出します。

当時自分は高校生。中学時代までろくに勉強をした記憶が無く、授業を適当に受けて試験は学年一桁順位。受験前日すら当時ハマっていたRPGのレベル上げをしていたようなふざけたヤツだったんですが、そんな状態でうっかり進学校に合格してしまったのが運の尽きでした。

中学では学年一桁台でも、そういう人ばかりが集まる高校はそう甘いものではありません。適当に授業を受けただけでは内容がサッパリ判らず、予習復習をしようとしても家で勉強する習慣がそもそも全く無かったため何をしたら良いのか判らず、問題集をやろうとしても基礎が理解できていないので全く解けない。
(家庭学習の習慣は本当に重要だと思います。身を持って体験しているので間違いありません)

特に駄目だったのが中学時代からネックになっていた数学で、高校受験も例えば合格ボーダー得点が450点だとすると数学が50点、他の4教科が100点満点の計450点のような極端な点数で突破していました。

しかし通っていた高校は単位制。数学も微分積分あたりが必修になっていて、他の教科がいくら良くても必修単位を落としたら即留年でした。
中学レベルの数学から微妙だった自分にとって微分積分の壁は非常に厚く、1学期の中間テストで0点、一週間後の再テストでようやく5点、『次にまた赤点(30点未満)なら留年』・・・・・という状態になっていたのが、あの年のダービー週の金曜日だったわけです。

学校側としても留年者は出したくなかったのか、自分は職員室の隣にあった和室のようなところ(職員用の休憩室?)に呼び出され補習を受けることになりました。「10分後に数学の先生が来るからここで待っていろ」と言われた部屋の床に落ちていたのが、ダービーの特集が1面に載っていた某スポーツ新聞。
当時から競馬が好きだったのでついついそれを熟読していたら、いつの間にか数学教師が目の前におり一言

「お前競馬がわかるのか!」

・・・・・と。
オグリキャップの競馬ブームより後の話ですが、生徒にも教師にも真面目な人が多かった進学校で『競馬』はまだまだ日陰者。そのスポーツ新聞も数学教師の私物でしたが、職員室で競馬欄を広げていたら年配の教師に注意されたとかで、休憩室の方に置いておいたという話でした。

『ダービー週の金曜日』に競馬ファンが二人揃ったら、やることは一つ。補習のホの字も無いまま予想に明け暮れ、来ると思う穴馬を同時に新聞で指差したところ一致して握手。
気付いた時には相当遅い時間になっており、月曜に再テストがあるというのに全く何もしないままその日は高校を後にしました。

結局土日は家で勉強しましたが、そもそも「どこが解らないのかすら解らない」ような状況だったため全くはかどらず、一日中ダービーのことばかり考え、日曜は放送時刻の一時間前からテレビの前で正座して中継を待っていました。
ところが数学教師と意見が一致した「来ると思う穴馬」は馬券圏外、本命の馬も来ず、レースが終わってさて勉強・・・・・ではなく何が敗因だったのだろうとビデオを見直す始末。
気付いた時には何もしないまま日曜深夜になっており、これはもう留年だろうなぁ、まぁそれはそれで良いかと月曜は覚悟を決めて登校したわけです。

ところが月曜の数学の授業が終わった後、例の数学教師に呼ばれ「『忙しくて』テスト問題が用意できなかった」ため「期末試験で赤点なら即留年の一発勝負」になったと言われました。妙に元気が無かったので多分ダービーで相当やられたんでしょうね。

そして迎えた期末試験。範囲は何度やってもわからなかった中間試験の時の『微分・積分』と、その後の授業で行われた『確率』でした。
よく見てみると明らかに確率の配分が多くなっていた上、問題の中に

『白、黒、赤、青、黄、緑、橙、桃のボールが2つずつあり・・・・・』
『1から18までの数列のうち・・・・・』

と、競馬を知っている人なら思わずニヤリとしてしまうものが。相変わらず微分積分の部分はほぼ0点でしたが「競馬っぽい確率問題」はどうにか解け、ギリギリで赤点を回避。無事に必修単位を取り、どうにか進級することが出来たわけです。


その後は数学系の必修単位が無かったため心おきなく0点を連発し、他の科目で卒業に必要な数の単位を揃えましたが、件の数学教師とは大レースのたびに「今週はどの馬?」と話す仲になりました。
いまだに微分積分以降の数学はサッパリですが、高校時代の経験で今一番役に立っているのは間違いなくこの数学教師との競馬の話ですね。卒業してからは会っていませんが当時30代半ばぐらいに見えていた人なので、恐らく今年も今頃はダービーの予想をしていると思います。

あの週がもしダービー週ではなかったら数学教師と意気投合することは無かったでしょうし、予定どおり微分積分主体の再テストが行われて高校留年、場合によっては退学。以降も含めて人生が180度変わっていたかもしれないと考えると、間違いなくあのダービーは『人生を変えた1戦』でした。

歳がバレると恥ずかしいので敢えてどの年のダービーかは書きませんが、件の数学教師と意見が一致した穴馬・・・・・今となってはすぐに名前を言える人すら少ないであろう『○○年のダービーで18番だった馬』が一番印象に残っています。

楽しみにしている人が多い分、勝ち馬だけでなく負けた馬にも何らかの思い入れを持っている人が多いのが『ダービー』というレースだと思います。もしかしたら自分にとってのあの年のダービーのように、今年のダービーで人生が変わる人がいるかもしれません。

いずれにしても今から日曜のダービーが楽しみで仕方ありません!
オークスに続いて的中し、『オークス・ダービーのW的中』という記憶に残る年にしたいと思っています。


※ちなみに自分はたまたま競馬好きの数学教師に当たりましたが、一歩間違えれば『赤点の挙句競馬にハマっている不良学生』の烙印を押されかねません。
学生が真似した場合、どうなっても責任取りませんよ!



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