TOP > コラム > 覆面馬主【牝馬限定の5号】日本ダービーの想い出
コラム

覆面馬主【牝馬限定の5号】日本ダービーの想い出

覆面馬主5号
私が牡馬よりも牝馬を好きになってしまった経緯について、他人にあまり話した事がないのですが、これは、あの日のダービーがきっかけでした。

というより、私が競馬にのめり込む事になったのも、あの日のダービーのせいだったのです。

それは、2007年。
今から9年前のことです。

1号師匠に誘われ、東京競馬場に行ったのですが、この時点で私はまだ馬主ではありませんでした。
それに、競馬だって、毎週買うような熱狂的なファンではなく、大きなレースの時に、気が向いたら買う、そんな感じだったのです。

ところが、この日、競馬場で目にした驚きの光景から、私は、競馬の魅力の虜となり、馬主の登録申請をすることになりました。そして、1号師匠の教えに従って共有のシンジケートに参加し、競馬にどっぷりハマってしまったのでした。

その恩人というか恩馬とは・・・ウオッカです。

あの日、生まれて初めて馬主席という場所に連れられていった私は、緊張しすぎて、身体がこわばっていました。

1号「おいおい、5号、おまえ、今日は何だか無口だぞ。どうした?体調でも悪いのか?」
5号「いいえ、なんか場違いな所にきちゃったな~って感じで、ちょっとビビってるんです。」
1号「そうか、競馬場って初めてなんだっけ?」
5号「大井競馬場には行った事ありましたけど。それにしても、この競馬場、広いしキレイですね。最高です。」
1号「そう、それにな、今日は東京競馬場が、一年で1番盛り上がる日だからさ、人の数もハンパないぞ。下にいたら、馬券買えなくなっちゃうよ。」
5号「え?混んでてって事ですか?」
1号「そう、ここ馬主席なら、馬券すぐ買えるから快適だぜ。」

こんなどうでもいい会話をしてたような気がします。

だんだん場慣れして、馬券も取ったり取られたりしているうちに、ダービーが近づいてきました。
私は、1号師匠に連れられ、パドックへ。
エレベーターを降り、地下馬道を通り、パドックに着くと、私は、とんでもない衝撃を感じました。

サラブレッドって、近くで見ると、こんなにも美しいのか・・・!
まるで、ルーブル美術館に置いてある彫像みたいじゃないか、いや、彫像よりもずっとずっと躍動感があって、こんな美しい生き物いないんじゃないか!

あっけにとられて、美しいサラブレッドを見ていると、ふと1頭の馬が目にとまりました。
その馬、全身がバネのようで、あまりにも素晴らしい筋肉美に、息をのむ程でした。

5号「師匠、あの馬、あの3番の馬、ええと、ウオッカっていうんですね、本当に美しい馬ですね。」
1号「え?ああ、ウオッカって牝馬なんだよ、牝馬なのにさ、オークス行かずにダービーに出走してきたんだよな。どういう事か、さっぱり分からん。どう考えてもオトコ馬には勝てないだろ。」

こんな会話で、バッサリ切られました。
が、私は、もうウオッカばかりを見つめていた訳です。
もともと、女性が好き、何故ならその曲線美が、美しいからです。

私は、持ってきたお金50万ほどを、すべて、ウオッカの複勝買いたい、どう思いますか?って、師匠はじめ周りの人たちに聞いたら、みんながみんな、バカな事するな!って言うので、やはり止めようと思ったのですが、何だか、走りそうな気がして、こんな風に馬券を買いました。
ウオッカの単勝2万円、複勝8万円、で、10万。
1号師匠他皆さんが薦めた、ヴィクトリーの単勝を2万。複勝を8万。

何が何だか分からないうちに、ダービーのファンファーレが鳴り響き、レースが始まりました。

結果は、ご存じの通り、ウオッカが上がり33秒フラットで突き抜け、牝馬としては、64年ぶりになる優勝を果たしたのでした。

1号「おいおいおい、マジかよ!凄えな、ウオッカって。あれ、5号おまえ、ウオッカ買いたいって言ってたよな、どうした?」
5号「はい、少しだけ買いました。」
1号「凄いな、おまえ、牝馬を見る目があるんだよ、きっと。」

この日、馬券が当たった事以上に、牝馬を見る目があるって言われた一言が、何だか妙に嬉しかったのを今も憶えています。
ひょっとしたら、私、競馬の才能あるのかな・・?
そんなしょうも無い錯覚にすら陥いりました。

その後、1号師匠に相談し、馬主になって馬を持つことになるのですが、私はやはりウオッカの鮮烈な洗礼を受けてしまった為、今でも、牝馬が大好きでたまらないのです。

毎年、今年こそは、強い牝馬がダービーに出てきてオトコ馬たちを抜き去らないかな・・そんな事ばかり思っています。

今年は、牝馬の出走なし、メジャーエンブレムが出ないかな~って思ってたのですが、叶わず。
また、来年に期待することにします。



※【うまヨミ】の登録はこちらより
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
umayomi



無料アプリをダウンロードすると、スマホでサクサク楽しめますよ!
うまキュレ アプリはこちら→Android/iOS
馬キュン!アプリはこちら→Android/iOS

side-mark ページ上部へ
prev top next
  • 【PR】
  • 関連タグ
    kusa_line