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「ヴァンキッシュラン」体の使い方が良化!文句なしの仕上がり!【2016年日本ダービー】

2013年のセレクトセールで2億円近くの値で落札されデビュー前から期待の高かったヴァンキッシュランは、初勝利までに4戦を要したが、昇級をあまり苦にせず500万下2着を挟んでアザレア賞、青葉賞と2連勝で重賞タイトルにまで手が届いた。まだダービーの有力馬とは対戦したことはなく、未知の魅力を秘めている。青葉賞馬初のダービー制覇を狙うヴァンキッシュランについてまとめてみた。
ヴァンキッシュラン

母はフランスGⅠ勝ちの名牝! 世界で活躍する母系! ヴァンキッシュランの血統

inyofu 母リリーオブザヴァレーはオペラ賞(仏G1・芝2000m)など仏重賞を3勝。その半弟にはUAEダービー(首G2・ダ1900m)を圧勝した Mubtaahij がいます。母の父 Galileo はヨーロッパ生産界の不動の王者で、これまで数々の名馬を送り出していますが、日本の軽い芝に合っているとはいえず、父としても母の父としても不振でした。ヴァンキッシュランは Galileo を含んだ競走馬として初めて日本の重賞レースを勝ちました。
inyofu 3代母 Gale Warning は「ラストタイクーン×Up Spirits」という素軽いアメリカ血統で、母リリーオブザヴァレーは Hopespringseternal≒ラストタイクーン4×3。ラストタイクーンを抱えたディープインパクト産駒は走っており、そこを強化した配合は好印象です。
ヴァンキッシュランの血統詳細はこちら↓

【3歳500万下】1位入線も降着…

初勝利後は500万下条件の割に好メンバーが集った東京2400m戦へ遠征。序盤は中団のインに位置取っていたがじわじわと前へ進出。直線では内から抜け出し1番人気レーヴァテインとの叩き合いになり、最後はクビ差抜け出してゴール。しかし、直線で終始外側に斜行しレーヴァテインの妨害をしたと認められ2着に降着となった。
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inyofu 2着 ヴァンキッシュラン(F.ベリー騎手) 「馬は強かったです。(走行妨害をして)悪かったです」

【アザレア賞】もたれながらも快勝!

仕切り直しの一戦となったアザレア賞。5番手の外を落ち着いて追走。直線では前走同様もたれながらもぐいぐい伸び、粘るジュンヴァルカンを悠々とクビ差制して2勝目を挙げた。
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inyofu 1着 ヴァンキッシュラン(M.デムーロ騎手) 「最後だけモタれていましたが、それ以外は問題ありませんでした。いい馬です」

【青葉賞】メンバー強化に臆することなく完勝!

アザレア賞勝利の勢いを駆って4月末のダービートライアル、青葉賞へ挑戦。初コンビの内田博幸騎手を背に、道中は先行集団から離れた5番手を行きたがることなく進む。抜群の手応えで直線に入り、ゴーサインが出されると長くいい伸び脚を発揮し、青葉賞史上2位となる2:24.2の好タイムで駆け抜け完勝を収めた。
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inyofu 1着 ヴァンキッシュラン(内田博騎手) 「レースはスタート次第で前の方へ行こうと思っていましたが、いい位置でレースが出来ました。向正面でペースが上がった時について行かず、後ろから来る馬の脚色を見ながら競馬をしました。4コーナーでステッキを入れて気合いをつけましたが、ちょっと早いかなと思いましたが外へモタれたりしていたので...。でもそこからまた伸びてくれたのですごい馬だと思いました」

【日本ダービー】使い詰めも疲れなし! 直前追い切り情報

inyofu 青葉賞を制したヴァンキッシュラン(牡3=角居)は先輩オープン馬の外エキストラエンド(7歳)と内フルーキー(6歳)の間を手応え十分に首差先着した。岸本助手は「真ん中で余裕を持たせた感じ。体が柔らかく使えるようになってきた。これだけ使ってもカイ食いはずっといいし、順調に来れている」と目を細める。
続いて記者の馬体に関する評価。
inyofu ディープ産駒の割に腹袋が立派なのは、母父ガリレオという欧州色の強い母系によるものだろう。単なるTRホースでは終わらない底力を秘めている可能性は十分にある。デビュー当初はその欧州血統もあってか、全体に重たい印象があったのだが、レースを重ねるたびにどんどん馬が垢抜けて良くなっている。完成途上ではあるのだが、青葉賞の勝ち方も能力なしではできないもの。皐月賞上位組にも引けはとらない。仕上がりも特に言うことはない。現状の能力をフルに発揮できそうな良い状態でレースを迎えられそうだ。

3戦連続2400m戦に出走し、すべて先頭でゴールを駆け抜けているので、舞台適性は今回のメンバーの中でも一番であろう。ここ3戦はもたれながらも直線ではぐいぐい伸びており、まっすぐ走ることができればより一層良い伸び脚を発揮できるはずだ。ここまで7戦して一度も4着以下になったことがない安定感が持ち味のヴァンキッシュラン。前走の優秀な内容を見ると、例年以上にハイレベルなダービーの大舞台でも上位に食い込んできておかしくない。

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