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コラム

覆面馬主【テレ丸の10号】日本ダービーの想い出

覆面馬主テレ丸の10号
おばんでがんす!テレ丸です!「歌丸じゃありません、テレ丸です」という挨拶をよくしていたものですが、歌丸師匠の勇退でもうできなくなるんでしょうか。光陰矢のごとし、月日が経つのはあっという間でございます。
笑点は50年ですが、私の競馬歴は20年ソコソコ。まあ、初めて馬券を買った日からカウントしているだけで、その中身は私の毛髪のごとく、とても薄いんですけどね…。
それでも思い出のダービーというものがあります。
それは、2007年の日本ダービー。今の予想スタイルを確立したきっかけのレースです。

9年前といえば、私の薄毛問題と「消えた年金問題」が発覚した頃です。いま話題の渦中にいる舛添さんが、国民の味方として活躍してましたね。皮肉なものです。
あの人も薄毛なんで、憎めないんですけどね。

その頃、丸の内のOLのタイトスカートを眺めながら仕事をしていた私の楽しみは、“女遊び”。こう書くとイメージ悪いですね~。まあ、よく言えば今でいう婚活です。さまざま女性と出会って、将来の伴侶を探していたのです。

そして、ある程度仲良くなった女性と必ず行くことにしていたのが競馬でした。
もちろん、競馬場は最適なデートスポットではありません。もっと、女性が喜びそうな場所はいくらでもあるでしょう。しかし、そこがいいのです。

あえて、自分が好きな場所へ行って、好き勝手に振る舞うのです。
そのときの女性の対応、態度などで、自分に合うかどうかを見極めました。
競馬が好きになってくれれば申し分なし。好きではなくても、楽しそうに付き合ってくれる女性は最高。A5ランクです。
偉そうな言い方ですが、自分にとっては彼女にする前の最終面接のようなものでした。

さて、この日のダービーに誘ったのは、A子。歳は20半ばでしたか。
競馬に誘ったところ、少し悩みながらも、快く承諾。
当日は、こちらが何を言ったわけでもなく、某競馬専門紙を持参してきた姿に、非常に好感を持ったことを覚えています。 「ちゃんと競馬を教えてあげよう」そんな風に意気込んだものの、
当時の私はGⅠしか買わないライトファン。競馬場では…

・「ダービーは最も運のいい馬が勝つ」
・「90年の日本ダービーには約20万人が来た」「中野コール」
・「ダービー馬のオーナーになるのは、一国の宰相になるよりも難しい」

とか、そんなありきたりなダービー話を必死でしたものです。
まあ、最後の格言、実際のところチャーチルは言ってないらしいんですけど、A子はうんうんと、楽しげに聞いてくれました。

まあ、それだけならいつものA子なんですが、この日は1を聞いたら10理解する頭の良さを発揮。思わず、競馬やったことあるの?と聞いてしまったほど、トークが弾みましたね。いままでおっとりしたトロいイメージだったんですけど、やっぱり競馬場は人を魅力的にするんでしょうか。意外な一面を見て、非常にA子が好きになってましたね。

まあ、そこまでは良かったんですが、A子が絶対に譲らないものがありました。

それは、本命馬です。

私「ダービーは1番人気を買っておけば当たるんだよ」
A「そうなの? でも私はウオッカっていう牝馬がいいな」
私「64年も勝ってない牝馬が来るなんて、そんな偶然あるわけない!それよりフサイチホウオーだよ。単勝も1倍台だし絶対来る」
A「人気なんて、ファンが勝手に決めるものでしょ。そんなの参考にしても勝てないよ」
私「いや、皐月賞の最後の脚が凄かったんだって。皐月賞見てないでしょ?とにかく買っときな!」
A「でも皐月賞とはコースが違うし、この新聞のこの人はウオッカ本命だし」
私「こいつはただの目立ちたがりだって。本当のプロはフサイチホウオーを評価する!」

というような、やりとりを続けて喧嘩になりました。
なぜ、頑なにウオッカだったのか、競馬素人のはずが、なぜそんなに詳しかったのか。
この時は、A子の意外な反抗に頭がいっぱいで、そこに気づきませんでした。
私はただ、一緒の馬を買って、喜びも悲しみも分かち合いたかったんですよね…。
怒りもあってフサイチホウオーの単勝に20万円ぶち込みました。

で、結果はご存知の通り、ウオッカの歴史的大勝利。
フサイチホウホーは7着に惨敗と明暗くっきりの結果に。

A子は当たったものの、不機嫌な私の手前、喜ぶこともできない。
私も大人になれず、そこそこの大金を失ったショックもあり、 A子を祝福することもできないまま、そのまま別れて帰宅。

その後、フォローの連絡を入れたのですが、音信不通になりました。

しかし、数か月後に急展開が。A子が入籍したと、共通の知り合いから聞いたのです。
驚いたのは、その相手。

なんとA子が持っていた某競馬専門紙のトラックマン!
しかも、ウオッカを本命にしていた、あの男だったのです!

こんな偶然あるのかと、ショックを通り越して笑えましたね。

どうやら、私は最終面接をしていたつもりでも、A子の本命は、別にいたというわけ。
ダービーに女1人でいくのも気が引けるから、ちょうどいい私と一緒に行っただけのこと。A子にその気はないのに先走ってしまったわけです。

どおりで競馬に詳しかったわけだと、合点がいきましたよ。
A子はそのトラックマンと喜びを分かち合いたかったんでしょう。
そら、フサイチホウオーになびくわけがない。

この屈辱の体験を通して、自分の意見にこだわることの愚かさを学びました。
自分が見えていることなんて、真実のほんの一部でしかないのです。それに固執しては、いつまでも勘違いし続けることになる。
そもそも休日にちょろっと馬券を買うようなやつが、儲かるわけがない。
ならば一生懸命考えた人の予想に乗ろう。それを客観的に判断したほうが、ずっと優れた決断ができる。
でも、憎きトラックマンの印通りに買うのは癪だ…。

というわけで、テレビで顔を出して責任をもって頑張っている予想家たちに乗っかっていくという、今の屈折した予想スタイルが誕生したのです。

ちなみに、私の当たらない予想をせっかくなので披露すると…
歌丸師匠の後を継いだ、春風亭昇太さんがサインじゃないかと思ってます。
春=スプリングステークスの勝ち馬 マウントロブソン。
もしくは、昇太さんの着物の色が白? だったので、1枠の馬。これはありそうでしょ。

是非、参考にして下さい。



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