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コラム

「覆面馬主の真実」【第63話】~リアルタイム進行型・競馬狂小説~

覆面馬主の真実
馬主にとっての暦が、替わった。
新しい一年が始まるな・・。

にしてもだ、ノーザンファーム生産のディープインパクト産駒を億単位の高額で購入しない限り、ダービーの夢は買えないのだろうか・・・。

昨夜、珍しく7号と真剣に議論してしまった。

そもそも7号は、典ちゃんとトーセンさんに怒り心頭だった訳だが、そのあたりは、奴のコラムを読んでくれ。
祭りの痕

でまあ、オレも7号も、普段は豪放磊落を装っているが、それはあくまで表向きの酔狂で、中身は、ビックリするほど小心者で気が弱く、用意周到で細かい性格だ。
7号の方が、オレより更に細かいかもしれない。

でまあ、二人の会話は、こんな感じだった。

7号「アニキ、オレ達よ、馬主として、これからどういう戦略でいったらいいか、正直分からなくなってきたよ。」
1号「まあな、馬主の夢であるクラシックは、あきらめた方がいいって事なのかな・・。それも虚しいけど。」
7号「ノーザンの高馬は、絶対に買いたくないだろ。安いなら買いたいけどな。間違いなく高いし、駄馬の危険性だってあるからな。」
1号「まあ、そうだよな。オレ達の共有馬の方が、2億超えのロイカバードより走るしな。オレも絶対に億超えの馬は買いたくない。リクープしないよ。」
7号「だしさ、もはや、夢なくねえか、日本ダービーに。」
1号「ただ、そうやって諦めてしまうのは簡単だが、それだと、オレ達らしくないじゃん。」
7号「そりゃそうだ。アニキ、もっともっと深く考えようぜ。」
1号「まず、クラシックをどう考えるかだよ。クラシック路線に乗りそうな馬を買うのかどうか?」
7号「結果、クラシックに乗るんだったらいいけど、もう意識しないでいった方がいいな。ダート路線で交流で稼げる馬を狙うとか。」
1号「そうだよな、何もダービーだけが馬主としての目標でもないよ。でもな、10年後、笑えるような戦略は考えておきたいよな。」
7号「な、アニキ、海外で凄い牝馬だけを買い続けていって、それらを繁殖にして、戦うってんはどうだ?」
1号「あ、オレもおんなじ事考えてた。ガリレオの孫とか、タピットの孫とかだろ。」
7号「そう、馬の世界は、世代交代も早いから、いち早く繁殖牝馬の凄いのを我々で保有してくって事。国内で億超えのディープ産駒買うより、未来の可能性があるかもしれんよ。」
1号「確かに・・・。だったらさ、毎年、海外で強烈な牝馬を買うために、稼げる馬を探して、国内は、この10年まわしていくか。」
7号「そうだよ、アニキ、そもそも、今年オレ達って既に結構勝ってるしさ、この好調を維持していって、浮いた金で牝馬を買おうぜ。」

とまあ、こんな会話を延々し続けたって訳である。

おそらく昨日、日本中のさほど金を持ってない普通の馬主たちの多くは、落胆と絶望を味わっていただろうけど、オレ達は、むしろ良いきっかけをもらえた、って話になった。
なんてポジティブなんだろ、柄に合わないな(笑)

さ、これから、2歳戦が始まる!

オレ達の2歳にも、見果てぬ夢に向かって激走して欲しい!そう願うばかりだ。

続く。



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