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セレクトセール落札額1億超えの馬の成績まとめ【2004年編】

毎年夏に開催され、時として一般人からすれば目玉が飛び出るような高額落札馬が誕生する『セレクトセール』。

今回はそんな『セレクトセール』で【落札価格1億円】を超えた馬が、その後いったいどういった成績を残してきたかをまとめてみました。
馬キュレ

【2004年編】

[同率6位:落札価格1億円]

【サワヤカプリンセスの2004(牡・父アグネスタキオン)】
競走馬名『トーセンイマジゲン』
この前年までのセレクトセールで高額落札馬を多数輩出していたサンデーサイレンスは2002年に亡くなっており、2003年が最終世代。この年からはサンデーサイレンス産駒不在のセールとなっています。
このため案の定というか「既にサンデーサイレンス産駒の活躍馬がいる」繁殖牝馬の「サンデーサイレンス系種牡馬」産駒が大人気。この馬もデュランダル(父サンデーサイレンス)の半弟という血統から人気になりました。
流石にGI3勝馬と比べるのは酷ですが、条件戦ばかりをこつこつ勝ち上がり、通算成績15戦5勝、獲得賞金約7060万円。7歳1月についに1600万下を勝ち、いざOPとなった矢先に引退を余儀なくされましたが、その後は種牡馬入り。産駒は現3歳世代の2頭のみ(どちらも「トーセン」の島川氏の生産馬)で、こちらも既に引退しています。

[同率6位:落札価格1億円]

【リアリーハッピーの2004(牡・父クロフネ)】
競走馬名『(登録無し)』

サンデーサイレンス系以外で人気が高まっていたのが、芝ダート両方のGIを制し、2002年から種牡馬入りしていたクロフネの産駒。ギリギリで億に届かなかったため紹介から漏れていましたが、2003年に9900万円で落札された初年度産駒のうちの1頭・フサイチリシャールは後にGI馬になっています。
この馬も当歳ながら馬体の良さが目立ち、最終的に1億円で落札されましたが、その後の情報は一切無し。血統登録もされていない(競走馬登録ではなく『血統登録』。プロ野球選手で言うところの選手登録ではなく『戸籍』にあたり、無いと競走馬になれないどころかサラブレッドとして存在しない馬扱いになってしまう)ことや、競走馬になれる可能性がある馬は基本的に当歳の11月末までに登録するという状況を考えると、セレクトセールの開催日から11月末までの間に何かあったと考えるのが妥当でしょう。

[同率6位:落札価格1億円]

【アドマイヤサンデーの2004(牡・父ジャングルポケット)】
競走馬名『フサイチホウオー』
恐らく今回の紹介馬のうちトップクラスの知名度を誇る馬。デビューからGIII3勝を含む4連勝を達成し、皐月賞では弥生賞馬アドマイヤオーラに1番人気を譲ったものの、それに次ぐ2番人気。ハナ・ハナ差の3着に敗れてしまいましたが、「あの末脚は東京競馬場でこそのものだ」と見る人が多く、ダービーでは単勝1.6倍の断然1番人気に推されました。 ところがこの年のダービーは牝馬ウオッカが勝利し、その後世代の主役の座に。対してこちらはダービー7着を境に敗戦が続くようになり、翌年屈腱炎を発症し引退。通算成績11戦4勝、獲得賞金約1億4330万円という結果を残し、種牡馬入りとなりました。
現在は種牡馬を引退し、モモセライディングファームで乗馬となっておりますが、種牡馬時代の厩務員さんの話(2009年1月)によると
『ただ、悲しいことが一つ。
2008年の観光シーズン、多くの観光客がホウオーがいることに驚き喜んでくれたのですが、皆さんホウオーに「お前にさんざん馬券やられたよ~」と愚痴られ
はじめのうちこそ気分よく顔を出していたのですが、夏の終わりには私が呼んでも顔を出さなくなってしまったのです。
皆さん、そんなの偶然だよとお思いかもしれませんが、
馬はしっかり分かっています。理解しています。
どうか牧場にお越しの際は、よく頑張ったねと褒めてあげてください。』
・・・・・とのこと。フサイチホウオーを見掛けたら、馬券の話は避けてあげましょうね。

[5位:落札価格1億300万円]

【フェアディールの2004(牡・父アグネスタキオン)】
競走馬名『ミッキーダンディ』
前の年代から遡ってきた人にはお馴染みの『母ファデッタ』。この母馬フェアディールはアメリカで産まれたファデッタの初仔であり、競走生活は5戦未勝利の平凡な成績でしたが、母の産駒の人気もあって日本で繁殖入りを果たしました。
そして2002年から種牡馬入りしていたアグネスタキオンもサンデーサイレンスの後継として期待を集めていた最中。この馬はつまり間に1代挟んだ『サンデーサイレンス×ファデッタ』ということになるわけですね。
当然のごとく人気を集め、落札価格も億を超えましたが、デビュー前に骨折。3歳6月の未勝利戦でデビューし、既走馬相手に3着と能力の片鱗を見せましたが、単勝1倍台の支持を集めた2戦目で再び故障を発症。通算2戦0勝、獲得賞金約130万円という成績を残し引退となりました。

[4位:落札価格1億7100万円]

【スターバレリーナの2004(牡・父ダンスインザダーク)】
競走馬名『トーセンカリスマ』
サンデーサイレンスの後継最有力候補として、この年最も注目を集めたのがダンスインザダーク産駒。2002年の時点ではフジキセキに次ぐサンデー系種牡馬の2番手でしたが、2003年の菊花賞ザッツザプレンティ、2004年の安田記念ツルマルボーイといったあたりが台頭した他、2003年の種牡馬リーディングでサンデーサイレンス、ブライアンズタイムに次ぐ3位となったことで、評価が急上昇している最中でした。
母スターバレリーナはローズステークスの勝ち馬で、初仔で半姉(フジキセキ産駒)のグランパドドゥも中日新聞杯の勝ち馬。目を引く立派な馬体もあって高額落札となりました。
・・・・・が、デビュー時566キロという立派すぎる馬体のせいかデビューが遅れ、中央では未勝利2着まで。地方に転出したものの結局勝てず、通算成績8戦0勝、獲得賞金約237万円での引退となりました。

[3位:落札価格2億円]

【サトルチェンジの2004(牡・父ダンスインザダーク)】
競走馬名『パリスフレンズ』
半兄にマンハッタンカフェがいるというピカピカの良血馬。マンハッタンカフェといえば1998年のセレクトセール出身馬中最高額の賞金を獲得した出世頭でしたが、以降の弟妹は2000年にアフリート産駒の牝馬が上場されたのみ。そんなところに「サンデー系種牡馬の仔で牡馬」が上場されれば、値段が上がるのも当然でしょう。
当然走りにも期待され、デビュー戦を1番人気で迎えたのですが・・・・・通算成績3戦0勝、掲示板も無しという戦績で引退となりました。

[2位:落札価格2億8000万円]

【シアトルサンセットの2004(牡・父Gone West)】
競走馬名『フサイチレオン』
この馬の母母にあたるWeekend in Seattleは、名馬にして名種牡馬A.P. Indyの全妹という超良血馬。その初仔となるシアトルサンセットは未出走で繁殖入りし、2003年の繁殖牝馬セールで社台の吉田勝己氏に買われ、日本に来ることとなりました。
この馬は現地で種付けされた持込馬であり、父はアメリカで既に多数の実績を残していたGone Westという、世界的に見てもかなり上位に入るほどの超良血。
走りの方にも期待されたのですが、新馬戦を勝った後なかなか2勝目が挙げられず、ようやく勝てたと思った矢先に脚部不安を発症。復帰できず通算成績8戦2勝、獲得賞金約2110万円という戦績で引退となりました。
引退後は血統の良さを買われて種牡馬入りしており、既に産駒がデビュー。中央で勝利を挙げた馬も出ています。

[1位:落札価格4億9000万円]

【エアグルーヴの2004(牡・父ダンスインザダーク)】
競走馬名『ザサンデーフサイチ』
言わずと知れた超良血馬であり、値段のインパクトもこれまでの比ではありません。当然のごとくこの時点での歴代最高額ですが、それまで1位だった『ダンシングキイの2002』ですら3億3500万円、2位の2003年『セトフローリアンIIの2003』が3億3000万。仮に超えてくる馬がいても3億台まであたりか・・・・・と思われていたものが、いきなり約5億ですからね。当時のセリの様子を動画で見ることが出来ますが、1000万単位でどんどん値が上がり、セリの当事者以外から拍手と笑いとどよめきが漏れる光景はなかなかの圧巻です。ちなみに2016年の時点でもまだ「まともに出走した馬」の中で最高額です。
その後も事あるごとに『超高額馬』と呼ばれていましたが、途中で馬主が変わったり、骨折があったりしつつ、なんと2015年の3月(11歳)まで現役を続行。準OPで出走を重ね、通算41戦3勝、獲得賞金約7190万円という成績を収めました。
「これだけ現役を続けるということは、種牡馬需要が無いのでは」という心配をよそに、引退後早々に種牡馬入り。2016年産まれが初年度産駒となります。

・・・・・いかがだったでしょうか?
ちなみにこの年のセレクトセール出身馬のうち最も多額の賞金を稼いだのは、7100万円で落札された【クルーピアスターの2004(父ホワイトマズル)】、競走馬名『アサクサキングス』でした。

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