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セレクトセール落札額1億超えの馬の成績まとめ【2006年編】

毎年夏に開催され、時として一般人からすれば目玉が飛び出るような高額落札馬が誕生する『セレクトセール』。

今回はそんな『セレクトセール』で【落札価格1億円】を超えた馬が、その後いったいどういった成績を残してきたかをまとめてみました。
馬キュレ

【2006年編】

[同率11位:落札価格1億円]

【リアリーライジングの2005(牡・父Awesome Again)】
競走馬名『フサイチピージェイ』
1998年に1度開催されたきりだった『1歳馬』の上場が再開されたのがこの年。98年は同じ日にまとめて当歳馬と1歳馬のセリが行われていましたが、この年以降は今にいたるまで「初日に1歳、2日目(年によっては3日目も)は当歳」という形になっています。
というわけで同率の場合は落札時1歳だった馬から紹介しますが、こちらは母リアリーライジングを輸入した際の持込馬。日本ではあまり見られないAwesome Again産駒ですが、2004年に産駒のゴーストザッパーがアメリカの年度代表馬(後に殿堂入り)を果たしたことで、更に注目を集めることとなりました。
デビュー以降はダートで活躍を重ね、交流重賞・佐賀記念2着を含む通算成績24戦6勝、獲得賞金約1億2520万円。引退後は南関で乗馬となったそうです。

[同率11位:落札価格1億円]

【ファーストナイトの18(牡・父Fusaichi Pegasus)】
競走馬名『ドリームライナー』
父フサイチペガサスは冠名のとおり『フサイチ』でお馴染みの関口氏が、アメリカのセールにおいて当時の世界最高額となる400万ドル(当時のレートで約5億6000万円)で落札し、アメリカで走りケンタッキーダービーを制した名馬。
あらゆる面で日本との関与が大きいものの現役時・種牡馬時とも来日したことは無く、産駒を手に入れようと思ったら海外のセールに行くか、持込馬のような形で産まれた仔の上場を狙うか・・・・・。この年は比較的多い4頭の産駒が上場されていましたが、2005年は1頭、2004年4頭、2003年ゼロ、2002年2頭・・・・・。元の数が少ないと、狙う人が増えた際に値段が上がるのは当然でしょう。ちなみにこの年上場された4頭は下が8600万、上はこの馬を含め2頭が1億と、平均価格が非常に高くなっていました。
そしてこちらの馬は重賞勝ちこそありませんでしたが、通算成績34戦5勝、獲得賞金約1億580万円と、期待(落札価格)以上の大活躍を見せました。

[同率11位:落札価格1億円]

【スーアの2006(牡・父シンボリクリスエス)】
競走馬名『サトノエンペラー』
1つ上の全姉ソーマジックは桜花賞3着馬。もちろんこの馬のセリの時点ではまだ判るはずもありませんが、それを差し引いても見栄えのする馬体が目を引き、1億の大台をマーク。
目立った実績としては青葉賞への出走(6着)程度ですが条件戦で安定した成績を残し、7歳になってようやく準OPを勝利。いざ重賞と思いきや放牧に出され、以降出走することなく約1年後に通算16戦5勝、獲得賞金約8430万円という成績で登録抹消なりました。
引退後は大学馬術部の乗馬となっているそうです。

[同率11位:落札価格1億円]

【ディボーステスティモニーの2006(牡・父Fusaichi Pegasus)】
競走馬名『フサイチセブン』
フサイチペガサス産駒、2頭目の1億円馬。こちらも持込馬ですが、母は半妹に日本で走った重賞2勝馬レディバラード、半弟に米GI馬(現種牡馬)Sligo Bayがいるというかなりの良血馬。
こちらも先のフサイチペガサス産駒同様ダートを中心に実績を重ね、2010年のダイオライト記念を勝ち重賞馬に。その後も7歳まで走りましたが、晩年は走りよりも『競走拒否』・・・・・つまり、ゲートを出た瞬間に急に立ち止まるという問題行動の方で話題を呼びましたね。
2度目をやらかした後は通算19戦6勝、獲得賞金約1億4940万円という成績で引退し、現在は種牡馬となっています。

[10位:落札価格1億400万円]

【スキーパラダイスの2006(牡・父タイキシャトル)】
競走馬名『サトノパラダイス』
母スキーパラダイスはアメリカ産まれ、フランス育ちのGI馬。この時武豊騎手が騎乗していて「日本人騎手による海外GI初制覇」となったことや、94年の安田記念で1番人気5着だったことなどを覚えている方もいらっしゃるでしょう。
そんなマイルの名牝に、マイルの名馬タイキシャトルを付けたのがこの馬。いかにもマイルの名馬になりそうな血統ですが、なかなかデビューすることができず、ようやく迎えた初陣は3歳10月、園田のダート1400m。一度は美浦に所属したのですが、デビューが遅れて新馬戦はおろか未勝利戦も無くなってしまうということで、地方で2勝し中央再転入という道を選択したというわけです。
あっという間に園田で2勝を挙げ、予定どおり中央に再転入したものの、そこから2戦2連敗。通算4戦2勝(地方2勝)、獲得賞金約60万円という成績で引退しました。

見[9位:落札価格1億1200万円]

【ブロードアピールの2006(牝・父キングカメハメハ)】
競走馬名『ミスアンコール』
芝ダートを問わない鋭い追い込みで人気を集め重賞6勝を挙げた母ブロードアピール、そして父はダービー馬キングカメハメハ。どちらもこの馬を落札した金子真人氏の持ち馬であり、競りかけてくる相手を捻じ伏せて高額落札、名前の由来は「母の偉業をもう1度」・・・・・と、これ以上ないほど期待度の高い1頭だったことが伺えますね。
ところが自身の競走成績は通算9戦1勝、獲得賞金約775万円と、ごくごく平凡なものでした。引退後は繁殖入りを果たし、2012年に産まれたディープインパクト産駒の牝馬、13年に産まれたクロフネ産駒の牝馬はどちらも金子氏所有の現役競走馬。前者の『テンダリーヴォイス』はフェアリーステークス3着、後者の『ハマヒルガオ』は新馬勝ちと、どちらも今後が楽しみですね。

[同率7位:落札価格1億2000万円]

【シルクプリマドンナの2005(牡・父ダンスインザダーク)】
競走馬名『フサイチフェイマス』
オークス馬シルクプリマドンナの産駒で父はダンスインザダークという、いかにも長めの距離のクラシックが合いそうな良血馬。当然この馬も両親と同じクラシック街道を・・・・・と言いたいところですが、通算成績10戦1勝(未勝利戦勝利)、獲得賞金約1030万円と、特に記載することも無いほど平凡な成績での引退となりました。
引退後は乗馬となったそうです。

[同率7位:落札価格1億2000万円]

【ファンジカの2006(牡・父ネオユニヴァース)】
競走馬名『(登録無し)』
もはや高額馬の常連と言えるファンジカ産駒ですが、値段に見合う成績かどうかはともかく、ここまでの兄姉は全て何らかの形でデビューを果たしていました。
ところがこの馬は落札された後、馬名が内定していたにもかかわらず競走馬登録がされず、そのまま音沙汰無しに。デビューできないほどの骨折を負ってしまったという話もありますが、いずれにしても競走馬として見ることができなかったのは残念です。

[6位:落札価格1億4000万円]

【マストビーラヴドの2006(牡・父スウェプトオーヴァーボード)】
競走馬名『Florentino』

落札者はダーレー・ジャパン、つまりドバイのモハメド殿下。この頃あたりから中央競馬の馬主資格を申請していたのですが、ダーレー・ジャパン名義での申請が却下されたり、後にアドマイヤムーンの移籍に伴い許可が下りたり、同馬の引退によって改めて資格が抹消されたりと、権利関係が少々複雑になっていた時期でもありました(後に殿下の個人名義で馬主資格を取得)。
この影響もあってか、マストビーラヴドの2006は『Florentino』という馬名でアメリカでデビュー。GIIを勝つ活躍を見せました。

[5位:落札価格1億5200万円]

【ガゼルロワイヤルの2006(牡・父アグネスタキオン)】
競走馬名『マッハロッド』
この年上場されたサンデーサイレンス系種牡馬の仔の中で最高額となったのがこの馬。馬体の良さがひときわ目を引く1頭で、他の父サンデー系の上場馬の中でもやや抜けた高額での落札となりました。
ところがその後は順調にいかず、デビュー前に喉鳴りが発覚。これと前後して馬主が変更(生産したノーザンファーム代表の妻・吉田和美氏)されていることなどから、いわゆる返品となったのではないかと思われます。
デビュー後も順調には行かず、通算7戦1勝、獲得賞金約520万円と、なんとも言えない成績で引退、乗馬となりました。

[4位:落札価格1億6200万円]

【ローザロバータの2006(牡・父キングカメハメハ)】
競走馬名『(登録無し)』

1つ上の半兄ダノンマーチャンも高額落札されている、母ローザロバータ産駒。持込馬だった半兄とは違い、こちらは大人気キングカメハメハ産駒!ということで注目を集め、『アドマイヤ』でお馴染みの近藤利一氏に落札されたものの、その後は全く音沙汰無し。馬名すら付かないまま現在に至る・・・・・という状況を考える限り、思い当たることは1つでしょう。

[3位:落札価格2億500万円]

【ヴェイルオブアヴァロンの2005(牡・父Pivotal)】
競走馬名『デイズオブサンダー』 母ヴェイルオブアヴァロンの母は、あのウインドインハーヘア。2001年にブラックタイド、2002年にディープインパクトと立て続けにクラシック戦線の注目馬を輩出したことで注目が高まり、海外にいた頃に産んでいた馬を片っ端から輸入。ディープインパクトの半姉にあたるこの馬も、既にアメリカで繁殖生活を送っていたところを輸入され、この馬はその際の持込馬となります。
(ちなみに、アメリカ時代に産んだ牝馬2頭も後に日本に輸入されています)
母ヴェイルオブアヴァロンからも後にリルダヴァルなどが出ていますが、この馬は通算5戦2勝、獲得賞金約28万円。2勝も地方競馬でのものという結果で引退となりました。

[2位:落札価格3億円]

【ブルーアヴェニューの2006(牡・父フレンチデピュティ)】
競走馬名『French Blue』

この馬も先述のFlorentino同様、ダーレー・ジャパンの落札馬。クロフネの全弟にあたる良血馬であり、父フレンチデピュティ、母ブルーアヴェニューの母国・アメリカで、2歳9月にデビューを果たしました。

[1位:落札価格6億円]

【トゥザヴィクトリーの2006(牝・父キングカメハメハ)】
競走馬名『(ディナシー)』

正確に言えばこの名前で出走したことが無いので「競走馬名」ではなく「繁殖登録時の名前」ということになりますが、それはさておきお値段は何と6億円!これは当時から現在に至るまで、国内における落札額の最高額。世界的に見ても高額の部類に入る、超が付くほどの落札価格と言えるでしょう。血統背景については今更触れる必要は無いと思うので割愛しますね。
落札したのはスピルバーグやペルーサでお馴染みの山本英俊氏(の代理人)。当時の山本氏はタイガーマスクという『賞金を全額施設に寄付する馬』の馬主として話題を集めており、07年のセレクトセールの時点では「第二弾は去年購入した6億の馬でやろうかとも考えている」という旨の話をされていたのですが、その後この馬が放牧されていた場所の近くに落雷が。驚いて逃げ回る間に重傷を負い競走能力を喪失、未出走のまま繁殖入りとなりました。

・・・・・いかがだったでしょうか?
ちなみにこの年のセレクトセール出身馬のうち最も多額の賞金を稼いだのは、4100万円で落札された【シンコウエンジェルの2006(父シンボリクリスエス)】、競走馬名『ダノンカモン』でした。

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