左回りで優秀な成績を残すシンデレラボーイがCBC賞に出走する。これまで2着9回と出世まで時間を要したが、1月の中京で大外からごぼう抜きを決めオープン入りを果たした。その後は勝ち星こそないものの、京都で5着、4着と調子は上向いている。得意の左回り、中京でよもやの波乱を巻き起こす。そんなシンデレラボーイについてまとめてみた。

【長篠S】目の覚めるような差し切りでオープン入り!
京都からの連闘で、鞍上に過去2回騎乗して2着2回と相性がいい二本柳壮騎手を迎える。道中は後方で末脚を溜める。直線に入り外に持ち出すと末脚が弾け、前の各馬をまとめて交わし去り勝利した。
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1着 シンデレラボーイ(二本柳壮騎手) 「スタートの出は甘かったのですが、終いは必ずいい脚を使う馬ですから、馬を信じて馬が脚を使える場所を走らせることを心がけました。本当にいい脚を使ってくれました」 |
【鞍馬S】序盤の不利に泣き5着
道中は中団につけ、直線で馬群の中からじりじりと追い上げたものの、前が止まらず5着。序盤に挟まれる不利も響いた。
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5着 シンデレラボーイ(佐藤友騎手) 「スタートしてから、2回挟まれてしまいました。具合が良かったので、スムースなら違っていたと思います」 |
【安土城S】懸命の追い込みも4着・・・
道中は中団でレースを進める。直線でメンバー2位タイの上がりタイムをマークした末脚で追い込んだものの、前が止まらず4着に敗れた。
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4着 シンデレラボーイ(中谷騎手) 「前残りの流れを後ろからよく追い上げてくれました。しっかりと脚を使ってくれていますし、馬が充実期に入ってきたようです。もう少し流れていれば勝ち負けだったと思います」 |
【CBC賞】直前情報!中京も夏もあっている!
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シンデレラボーイは坂路で先行するコートオブアームズ(古馬500万下)を早々と捕らえ、ラストは一気に突き放した。気配は良好だ(4ハロン51・6―12・3秒)。 |
広岡助手のコメントはこちら↓
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「このひと追いで態勢は整いそう。暖かい時期に調子を上げる傾向にあり、中京コースは相性もいいですね」 |
シンデレラボーイの傾向!左回りが得意!
シンデレラボーイはこれまで左回りの競馬場で好パフォーマンスを見せている。右回りでは(3・6・1・13)、連対率39.1%であるのに対し、左回りでは(2・3・0・3)、連対率62.5%とその差は歴然。また、マンハッタンカフェ産駒は中京競馬場を最も相性が良く、芝レースでは過去3年で連対率27.9%(全体24.1%)、複勝回収率も100%となかなかの数字をたたき出している。
東京最終二着シンデレラボーイ二本柳騎手(遠くから)。
— さとえ (@satoe1981) 2015年10月18日
馬はよく見えた。
前走みたらアリだと思った。
そして矢作厩舎。
見ごたえある叩き合いだった。惜しい。 pic.twitter.com/t73r9ObEsU
右回りと左回りの成績がここまで対照的な馬も珍しい。前残りになりがちな開幕週でのレースとなるが、エアレーションが実施されれば彼の追い込みも届くようになるだろう。今年ダービージョッキーの仲間入りを果たした川田将雅騎手を迎え、初の重賞タイトルを狙う。