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コラム

「覆面馬主の真実」【第66話】~リアルタイム進行型・競馬狂小説~

覆面馬主の真実
1億超えの競り値となった馬が、23頭も出た史上空前の高額セールから、はや一週間。
火曜日には、セレクションセールが開かれる。

高値続出で買えなかった馬主たちが、今度は、このセレクションで良い馬を狙っているはずだ。

が、ここは注意しなくてはならない。
大きな罠が、オレ達を待ち受けているからだ。


その1)価格差の罠

セレクトセールがあまりに高額だったから、セレクションセールにいくと、値段が安く感じてしまう。
5000万、1億って世界から、2000万~3000万って世界に変わるわけだが、これが、罠だ!
そもそも、3000万も十分高いんだよ、普通の感覚からいったら。


その2)好馬体の罠

セレクションセールに出てくる馬は、それなりに良い馬体をした1歳馬が多い。これなら1年後にこんな雄大な馬体でデビューできるんじゃないかな、って想像を膨らませる。それが、罠だ。別に馬体はデカいから良いとは限らない。
でも、競りで、雄大な馬体をみると、ついつい買いたくなっちゃうのだ。


その3)ビッグアーサーの罠

そっか、セレクションセールでも、ビッグアーサーとか、ホッコータルマエとか、スピリッツミノルとか、凄い馬出てるんじゃんか。っていう過去の出世馬の話を聞いて、そんな馬を今年はオレが引くぞ、みたいな感じになってしまいがち。が、そんな重賞勝つような馬は、毎年1頭いるかいないかって感じだから、こういうイメージに騙されてはいけない。


1号「おい7号よ、どうするセレクションは?」
7号「いや、今年のセレクトの感じだと、絶対高いんじゃないかな?」
1号「だよな、血統的には、良さそうなのも何頭かいるんだけど、な。」
7号「アニキ、やめといた方がいいんじゃない?今年は、新しい馬主さんも大勢いて、セレクトでもバンバン高馬競り落としてたぞ。」
1号「だよな、明らかにおかしな事になってるもんな、やめようやめよう。冷静になろう。」
7号「オレの読みでは、夏競りすら高い気がする。」


こんな会話をイケイケ体質のオレ達がしてたわけだから、ここは、「見」の一手だろうな。
馬主は、収支感覚が全てだから、常に仕入れ価格の高騰だけは避けなければならないのだ。
よし、ならば、夏に当歳を見に行って、庭先で買おう!
7号ともそう誓ったのだった。


続く。





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