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セレクト?セレクション?各セリ市の違いって何?

2016年もセレクトセールが終わり、高額馬が続々と登場した。また翌週にもセレクションセールが開催される。名前は似ているが、その違いは何だろう?今回は日本のセリ市の違いをまとめてみた。
馬キュレ

セレクトセール

一般社団法人・日本競走馬協会が主催するサラブレッド当歳と1歳のセリ市。7月に行われる。ノーザンホースパークで開催される。

inyofu  国内最大の競走馬の競り市「セレクトセール2016」が11、12の両日、苫小牧市のノーザンホースパークで行われた。1歳馬と今年生まれた子馬計479頭が上場され、総売り上げは149億4210万円と過去最高を記録。1頭当たりの平均落札価格も3831万円と過去最高だった。1億円を超える競走馬は23頭で、外国人も18頭落札した。

ちなみに1歳馬の平均価格は約1443万円。
当歳馬・1歳馬あわせて、最低価格は400万円、最高価格は2億8000万円と、価格の幅が大きい。
上位を占めるのはディープインパクト産駒が多く、良血馬が沢山上場されるのが特徴である。

馬キュレでは、2016年のセレクトセールの結果もまとめている↓


セレクトセール出身の代表馬は数知れず。ディープインパクトやキングカメハメハも、当セールの馬。近年では、2015年優駿牝馬(オークス)と秋華賞の勝ち馬・ミッキークイーンがいる。
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セレクションセール

日高軽種馬農業協同組合が主催するサラブレッド1歳のセリ市である。例年、セレクトセールの翌週に、JBBA北海道市場にて開催されている。
日高軽種馬農業協同組合が主催するセリ市は、他にトレーニングセール、サマーセール、オータムセールもある。

inyofu  19日、北海道新ひだか町の北海道市場で「2016セレクションセール」が行われた。
 1歳馬238頭(牡馬165頭、牝馬73頭)が上場され、うち175頭(牡馬127頭、牝馬48頭)が落札。売却総額は25億2590万4000円、売却率は73.52%、平均価格は約1443万円で、売却総額・売却率ともに1歳馬市場のみとなった2011年以降で最高の数字を記録した。

2016年は、最低価格は500万円、最高価格は54000万円。
セレクトセールのように何億もする高額馬はでないが、安くてもホッコータルマエやビッグアーサーのような活躍馬もでるセリ市である。
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HBA北海道トレーニングセール

日高軽種馬農業協同組合が主催するサラブレッド2歳のトレーニングセールである。5月に札幌競馬場で開催される。

inyofu  「北海道市場トレーニングセール2016」が5月24日、JRA札幌競馬場パークウインズ棟のファンファーレホールで開催された。2014年にスタンド改修を行った同競馬場でのセール開催は2年連続2回目。調教を積まれた2歳馬241頭が上場。うち152頭(牡86頭、牝66頭)を売却した。総額は1,118,664,000円(税込、以下同)。上場頭数が26頭減、売却頭数では14頭減だったが、売却率は0.9%増の63.07%。取引馬の平均価格は約796,000円増で、売却総額は7年連続のレコード売上げとなった。

2016年は、最低価格は200万円、最高価格は4600万円。
最低価格200万円と、今までのセールよりもぐっと価格は下がる。
しかし、モーリスのような活躍馬もでている。ちなみにモーリスは1歳時に、同じく日高軽種馬農業協同組合が主催するサラブレッド1歳のサマーセールで取引されていて、翌年のトレーニングセールで売り出されている。
過去には、ヒシミラクルやジャガーメイルなども輩出している。
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HBA北海道サマーセール

日高軽種馬農業協同組合が主催するサラブレッド1歳のセリ市である。8月に5日間にわたってJBBA北海道市場で開催される。国内最大級のセリ市場である。

 

2015年は、最低価格は50万円、最高価格は3000万円。
お手頃な価格の馬が多い印象。しかし、毎年売り上げが伸びていて、零細馬主にはきつい価格にもなっているようだ。
代表馬は、先ほどトレーニングセールでも書いたモーリス。他にはマイネルホウオウやカルストンライトオなどもいる。
2016年のNHKマイルCで2着に奮闘したロードクエストも、サマーセールの出身である。
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HBA北海道オータムセール

日高軽種馬農業協同組合が主催するサラブレッド1歳のセリ市である。10月にJBBA北海道市場で開催される。1歳セールとしては、年内最後の市場である。
JBBA北海道市場は一般の方も見学可能のようで、市場活躍馬のパネルが飾られてあったりと楽しい。

 

2015年は、最低価格は20万円、最高価格は1800万円。
テイエムオペラオーやキストゥヘヴンなどを輩出している。近年では、クロスクリーガーやクリノスターオーなど。
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ジェイエス冬季繁殖馬セール・ジェイエス秋季繁殖馬セール

株式会社ジェイエスが主催する繁殖馬のセリ市である。1月と10月の年2回、JBBA北海道市場で開催される。国内唯一のブルードメアセールである。

inyofu ちなみに冬季のセールは、「未供用馬や現役引退予定馬にも売買される機会を作る」という目的で2008年1月に初の試みとして開催され、「牝馬を買って走らせた後に、繁殖馬セールで売却する」という所有スタイルの確立、ひいては「牝馬需要」への拡大に繋がれば、と期待されている。

 

2016年1月の最高価格は2050万円。
当セールの出身馬には、マイネルキッツの母タカラカンナや、セイウンワンダーの母セイウンクノイチ、ホワイトフーガの母マリーンウィナーなどがいる。

 

九州トレーニングセール・九州1歳市場

九州トレーニングセールは、九州軽種馬協会が主催するサラブレッド2歳のトレーニングセールである。4月に佐賀競馬場で開催される。
九州1歳市場は、同じく九州軽種馬協会が主催するサラブレッド1歳のセリ市である。7月にJBBA九州種馬場で開催される。

inyofu 九州で唯一開催されているサラブレッド競り市場。
2歳トレーニングセールと1歳市場を別々に開催するというスタイルで実施されている。
ちなみに1歳市場出身馬からは、OP-「ひまわり賞」を勝ったミッキーコマンド(2005年度1歳市場)などの活躍馬が出ている。

近年では、JRAの新馬と「ひまわり賞」を連勝したエフェクトがいる。
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JRAブリーズアップセール

日本中央競馬会が主催するサラブレッド2歳のトレーニングセールである。4月に中山競馬場で開催される。

inyofu  「JRAブリーズアップセール」は、2005年よりスタートした、JRA育成馬を売却するセールです。「ブリーズアップセール: (Breeze Up Sale)」とは2歳調教セールを意味し、一般に、米国では“時計の速さ”で馬を高く売るセール、欧州では“調教タイムよりトータルの馬の仕上がり”をアピールしていくセールとして開催されています。JRAブリーズアップセールでは、“時計よりも馬の走法や出来映え”を購買者にアピールします。また同時に、上場馬の情報発信を充実させ、不慣れなお客様が、わかりやすく参加しやすい入門編としてのセール運営を目指しております。
 例年、夏~秋に全国各地の1歳市場で育成馬を購買し、日高および宮崎育成牧場で馴致、調教します。購買馬に加え、2009年産駒からは、新たに日高育成牧場で生産した“JRAホームブレッド”を加え、「強い馬づくりのための生産育成研究」を目的に調教し、2歳春に本セールで売却します。デビュー後はレースという舞台で、JRAの生産育成研究の成果が試されるのです。

2016年の最高価格は3400万円。
活躍馬には、セイウンワンダーがいる。近年では、クリスマスやフクノドリーム、ノーブルマーズなどが活躍している。
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千葉サラブレッドセール

千葉県両総馬匹農業協同組合が主催するサラブレッド2歳のトレーニングセールである。5月に船橋競馬場で開催される。競走馬は2歳でデビューできるが、その2歳馬を購入できるその年最後のセールである。
inyofu  16日、船橋競馬場で「千葉サラブレッドセール2016」が開催され、2歳馬63頭(牡30頭、牝33頭)が上場され、うち52頭が落札された。売却総額は8億3310万円(税抜)とのこと。HBA北海道トレーニングセールと並び、すでに2歳になり、デビューに近い競走馬を購入するセールとしては最後になる同セール。主催は千葉県両総馬匹農業協同組合が務めている。
2016年の最高価格は8000万円。
活躍馬には、ミュゼエイリアンやノットフォーマル、コメートなどがいる。
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八戸市場

青森県軽種馬生産農業協同組合が主催するサラブレッド1歳のセリ市である。7月に八戸家畜市場で開催される。
2016年の最高価格は560万円。
代表馬には、タムロチェリーやイナズマタカオー、マイネレーツェルなど。
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高額馬が続々と登場する「セレクトセール」や、安くても活躍馬がでる夢のある「サマーセール」、また、繁殖牝馬のセールや当歳・1歳・2歳など、種類は様々だ。どのセリからも、どんなに安くても、活躍馬が出ているのが面白い。

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