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夏競馬攻略のカギ!洋芝と野芝の違いとは?

函館競馬・札幌競馬がはじまると、「洋芝」という言葉を良く聞くようになる。競馬場によって使用されている芝が異なるため、傾向ももちろん異なってくる。それぞれの芝の特徴を改めてまとめてみた。
馬キュレ

JRA競馬場の芝は主に3種類

(1)野芝
丈夫で、タイムが出やすい。寒さには弱い。
函館・札幌以外の競馬場は野芝がベースになっている。

(2)オーバーシード
野芝の上に洋芝(イタリアンライグラス)の種を蒔いた芝。
野芝は寒さに弱く、冬は枯れて茶色く見えてしまうため、1年中緑の芝を保つために採用されている。
洋芝はカツラのようなもので、ベースは野芝。なので速いタイムも出る。
冬はオーバーシード法が採用されている。

(3)洋芝
ケンタッキーブルーグラス、トールフェスク、ペレニアルライグラスの3種類を混合。 寒さに強いが、ダメージには弱い。
力を吸収するようなクッション性があり、パワーが必要。
雨が降ると馬場が悪化しやすく、よけいにパワーが必要とされる。
函館・札幌は洋芝100%である。

夏競馬攻略のカギ「洋芝適性」を見極める

「洋芝適性」の1番簡単な見つけ方は、やはり戦歴を見て洋芝実績があるかどうかを調べることである。
新聞に載っている近走5走だけではなく、昔に洋芝で好走した経験がある馬は、洋芝で行われる今回のレースを目標に調整してきたかもしれない。そんな馬はおさえておくべき。

血統には、パワーやスタミナがある欧州血統には注目。
単複回収率が100%をこえている種牡馬は、
マツリダゴッホ(10.8.11.93)勝率8.2% 複勝率23.6% 単勝回収率152% 複勝回収率102%
デュランダル(7.9.3.44)勝率11.1% 複勝率30.2% 単勝回収率152% 複勝回収率120%
など(過去3年)

コース別に見てみると、
札幌芝1500m
ディープインパクト(6.6.0.17)勝率20.7% 複勝率41.4% 単勝回収率216% 複勝回収率208%
札幌1800m
キングカメハメハ(5.6.6.23)勝率12.5% 複勝率42.5% 単勝回収率329% 複勝回収率127%
おなじみの種牡馬2頭。出走数が多いにもかかわらず、きちんと回収できているコースがあるので、是非頭に入れておきたい。

また、「走法」や「馬体」から洋芝適性を判断する方法もある。
inyofu 褒められたフォームではない首の高い馬でも、重い馬場には抜群の適性を発揮する。荒れた馬場や道悪馬場、洋芝のように、力を要する馬場が得意なのである。なぜかというと、単純に上半身のパワーが強いからである。普段はどちらかというとロスの多い走法ではあっても、他の馬が苦にするような力を要する馬場では、上半身の力が強いという強みが生きるのだ。そう考えると、首の高い走法が洋芝に合っているのではなく、首の高い走り方をするような馬はパワーがあるからこそ、洋芝を得意とするということである。
inyofu 「馬体」について述べると、馬格の大きい馬の方が洋芝を得意とする。繰り返しになるが、洋芝は野芝に比べてパワーが問われるレースになるため、単純に馬格の大きな馬の適性が高い。分かりやすく言うと、馬体重の大きな馬を狙うべきということである。
過去3年、洋芝の良馬場で行われたレースでは、
ジャングルポケット産駒(14.9.12.82)勝率12% 複勝率29.9% 単勝回収率111% 複勝回収率105%

秋競馬に向けて・・・野芝攻略のカギ

9月からはもう秋競馬がはじまる。今度は野芝の特徴を見ていこう。
inyofu 野芝は暖地性の芝草であって、気候が暖かくなる6月から成長を開始し、8月の一番暑い時期に最盛期を迎える。野芝は非常に強靭で、耐久性が高い。地面に地下茎を張り巡らせて横にネットワークを作るため、馬の蹄が当たって多少の衝撃があろうともビクともしない。野芝が生え揃った状態の馬場には、押すと弾き返すといったクッションが感じられ、硬くてスピードが出る。
覚えておきたいのが、9月開催の4回中山・4回阪神のみ野芝100%ということ。(他開催ではオーバーシード法を採用)
野芝は洋芝と違ってタイムが出やすいので、力のいる洋芝で大敗した馬を積極的に狙っていきたい。

「エクイターフ」とは?

野芝の一種であり、普通の野芝よりも丈夫で成長が早く、傷みにくい芝である「エクイターフ」が近年少しづつ増えている。

現在は京都・函館・札幌以外の競馬場の一部に導入されている。

エクイターフの恩恵を一番に受けているのは「福島競馬場」。昔は芝が荒れやすく、開催が進むにつれて内が荒れ、外差し天国になっていた。今やほとんどがエクイターフになっていて、それも解消されてきている。
10年単位でデータを出すときには、昔は外枠の差しが決まっているな・・・と思って安易に外の馬に手を出すのは注意が必要だ。



残りの札幌開催では、是非「洋芝適性があるか?」を考えながら予想をしてみてほしい。逆に秋競馬がはじまると、今度は野芝の競馬場での開催となるので、洋芝で活躍した馬は疑ってかかるべし。パワーが必要とされる馬場と異なり、今度はスピードが必要となるので、危険な人気馬になっている可能性も。是非それぞれの芝の特徴も覚えておいてみてはいかがだろうか。

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