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マイル王モーリスは400mの距離延長に対応出来るか!? 第52回【札幌記念】

2016年8月21日(日)に札幌競馬場で行われる芝2000mのGIIレース、第52回【札幌記念】。
JRA夏季競馬の期間中に行われる唯一のGIIであり、例年トップホースが集結するこのレースの傾向や過去映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ

【札幌記念】歴史

inyofu 札幌記念は、1965年に4歳(現3歳)以上・ハンデキャップの重賞として創設され、第1回は札幌競馬場の砂コース2000mで行われた。馬場については、札幌競馬場は寒冷地のため創設時は芝コースが無く、1968年まで左回りの砂コース、1969年から1974年まで左回りのダートコース、1975年から1989年まで右回りのダートコースで行われた。
inyofu 1989年に、札幌競馬場に芝コースが新設された(同年の札幌記念はダート1700mで開催)が、芝の育成・保護のため芝コースの運用は翌1990年から始まり、それ以降本競走は芝2000mで行われている。また、負担重量は1997年にハンデキャップから別定重量となったのち、2006年に実力馬の参戦を促す観点から定量に変更された。
創設からしばらくの間はダート重賞として親しまれていた札幌記念。1990年に芝2000m重賞として生まれ変わり、2006年からは『サマー2000シリーズ』の第4戦に指定された。

2015年【札幌記念】

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昨年の札幌記念では、5番人気ディサイファがトーホウジャッカルやラキシスといったGI馬を退け勝利した。

【札幌記念】レース傾向

inyofu 同年の重賞で好走している馬が中心
過去10年の3着以内馬延べ30頭中26頭は、同年のJRA重賞で3着以内に入った経験がある馬だった。該当馬は3着内率34.2%と好走率も優秀だ。年明け以降の実績を素直に評価すべきレースと言えるだろう。
inyofu なお、同年のJRA重賞で3着以内に入った経験がなかった馬のうち、JRAのGI で優勝経験がなかった馬は苦戦しており、3着以内に好走したのは2007年2着のアグネスアークだけだ。同年の重賞で好走例がなく、GI を優勝した実績もない馬は評価を下げたい。
inyofu 直近のレース結果も重要
過去10年の前走の着順別成績を調べると、前走で「3着以内」だった馬が3着内率34.6%と優秀な成績を収めている。基本的には前走好走馬が強いレースと言えそうだ。
inyofu 一方、前走の着順が「4着以下」だった馬のうち、そのレースが「JRAまたは海外のGI」でなかった馬は3着内率4.5%と低調だ。直前にGI 以外のレースで4着以下に敗れていた馬は過信禁物と見るべきだろう。
inyofu 近年は“ローカル場”の重賞に実績のある馬が優勢
過去3年の3着以内馬9頭中、2014年3着のホエールキャプチャを除く8頭は“ローカル場”(札幌、函館、福島、新潟、中京、小倉)の重賞で連対経験がある馬だった。該当馬は3着内率42.1%と好走率も優秀だ。2012年以前は“ローカル場”の重賞で好走経験のない馬も好走していたが、近年の傾向を重視するなら、“4大場”(東京、中山、京都、阪神)の重賞でしか好走経験がない馬は過信禁物と見るべきだろう。
inyofu 強調材料が多い馬を素直に評価した方がよさそう
過去3年の優勝馬3頭は、いずれも前走でJRAの重賞に出走して3着以内に入っていた。また、この3頭は“ローカル場”(札幌、函館、福島、新潟、中京、小倉)の重賞で優勝経験があった点も共通している。
札幌記念のレース傾向では、【同年のJRA重賞で3着以内に入った経験がある】【JRAのGIで優勝経験あり】【前走が3着以内】【前走がJRA重賞】【“ローカル場”(札幌、函館、福島、新潟、中京、小倉)の重賞で連対経験がある】競走馬が好走する傾向にある。果たして今回の出走馬にこれらの条件を満たす馬はいるのだろうか。

第52回【札幌記念】登録馬

inyofu スーパームーン 57
ダンツキャンサー 55
ダービーフィズ 57
トーセンレーヴ 57
ヌーヴォレコルト 55
ネオリアリズム 57
ハギノハイブリッド 57
ヒットザターゲット 57
マイネルフロスト 57
メイショウスザンナ 55
モーリス 57
ヤマカツエース 57
レインボーライン 54
レッドソロモン 57
レッドリヴェール 55
ロジチャリス 57
ワールドレーヴ 57
フルゲート16頭に対して17頭が登録されている今年の札幌記念。現時点ではワールドレーヴが除外対象となっている。

第52回【札幌記念】予想オッズ

inyofu 人気 馬名 予想オッズ
1 モーリス 2.2
2 ヌーヴォレコルト 4.1
3 ヤマカツエース 4.8
4 ヒットザターゲット 11.3
5 レインボーライン 14.9
6 ロジチャリス 16.4
7 ハギノハイブリッド 21.7
8 ネオリアリズム 28.3
9 スーパームーン 29.5
10 マイネルフロスト 32.0
11 トーセンレーヴ 38.8
12 レッドソロモン 55.6
13 レッドリヴェール 81.6
14 メイショウスザンナ 108.7
15 ダービーフィズ 113.8
16 ダンツキャンサー 113.8
17 ワールドレーヴ 271.9
現時点での予想オッズでは、昨年の年度代表馬にしてアジアのマイル王モーリスが1番人気、一昨年のオークス馬ヌーヴォレコルトがそれに続く人気となっている。

第52回【札幌記念】有力馬は!?

【同年のJRA重賞で3着以内に入った経験がある】【JRAのGIで優勝経験あり】【前走が3着以内】【前走がJRA重賞】モーリス
inyofu モーリス(牡5、美浦・堀宣行厩舎)は前走の安田記念でついに連勝が止まってしまったが、海外遠征帰りで調整不足だったことを考えれば、連対を外さなかったのはさすがと言える。安田記念では掛かる面を見せただけに、距離延長の今回は折り合いがカギとなるが、そこをクリアできれば当然勝ち負けだろう。先週来日して早速5勝を挙げたJ.モレイラ騎手の手綱捌きに注目したい。

【JRAのGIで優勝経験あり】ヌーヴォレコルト
inyofu ヌーヴォレコルト(牝5、美浦・斎藤誠厩舎)は大阪杯、QE2世Cでともに6着と今年は結果が出ていないが、このメンバーに入ればやはり実力上位。ここで巻き返して秋の米国遠征に弾みをつけたいところだ。なお、騎乗予定だった武豊騎手が騎乗停止のため、今回は吉田隼人騎手とのコンビで挑む。

【同年のJRA重賞で3着以内に入った経験がある】【前走がJRA重賞】【“ローカル場”(札幌、函館、福島、新潟、中京、小倉)の重賞で連対経験がある】ヤマカツエース
inyofu 反撃へ態勢が整いつつある。10日、ヤマカツエースは札幌から池添が駆けつけ、函館ダートで単走追い。直線は鋭い伸びを見せ、5F68秒8-39秒9-12秒3でフィニッシュした。「しっかりやった。1回やればガラッと変わるタイプ」と主戦は気合注入の意図を説明する。

宝塚記念は13着に完敗。「馬場が悪かったね。ここから秋につなげていきたい」と巻き返しを誓った。


2016年8月21日(日)に札幌競馬場で行われる芝2000mのGIIレース、第52回【札幌記念】。 
マイル王モーリスの参戦が決まり、例年以上の盛り上がりを見せている。
400mの距離延長や初の札幌競馬場など不安要素は多いが、メンバー的には地力も実績も飛び抜けた存在。
多少の不利なら跳ね除けるパワーを持っているので、馬券圏内は堅いと思われる。
面白いのはヤマカツエースで、前走・宝塚記念では13着と見せ場がなかったが昨年の札幌記念では勝ち馬から0.1秒差の4着。
洋芝経験も豊富なので、妙味を狙うならこの馬を軸にじても良いかも知れない。

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