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【制御不能!?】騎手の指示に従わない大暴走まとめ

モータースポーツなどを見ていると、『コースアウトによる失格』という事例をたびたび見かけます。
陸上競技や水泳などもコース分けされた競技ですが、自分の体で走ったり泳いだりするのと、何馬力もあるものを制御するのでは話が違います。

となれば『自分以外の何か』に騎乗する競馬も、騎手の力ではどうしようもない状況になってしまうことが・・・・・?

今回はそんな【制御不能の大暴走】が発生したレースをまとめてみました。
馬キュレ

【4コーナーが曲がれない】

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2009年7月18日、小倉4Rの新馬戦での出来事。外目の番手を走っていた8枠18番カシノビヨンセが4コーナーを曲がりきれず、大外に向かって大逸走!
なお逸走はしたものの怪我や落馬や競争中止ではなく、落ち着いた後ゴールを目指して走り始め、17頭(1頭取消)中17着で入線。小倉芝1200m戦で『3分16秒6』、『上がり3ハロン計測不能』という、ある意味伝説に残る時計を叩き出しました。

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2016年8月7日、小倉1Rの未勝利戦での出来事。3コーナーで落馬事故が起きどよめきが起きたかと思うと、続く4コーナーで7枠13番リッカゴールドが大逸走。レース慣れしていないこの時期の2歳戦らしい、波乱続きの1戦となりました。
(なお3コーナーで落馬した森騎手が足の小指の剥離骨折、他の人馬は異常無しでした)

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1989年3月5日、弥生賞での出来事。
ダートに見えるほどのドロンコ不良馬場で、勝ったレインボーアンバーの勝ちっぷりが後々まで『稀代の重馬場巧者』と語り継がれるほどです。
それと同時に語られるのが、4コーナーで大逸走したロマネコンティの走りっぷり。2歳のレースでは比較的見られますが、3歳馬、それも重賞で・・・・・となると、やはりインパクトが違います。ひょっとすると一番有名な『4コーナー逸走』の事例かもしれませんね。

【1コーナーが曲がれない】

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2011年7月3日、ラジオNIKKEI賞での出来事。
従来は福島で開催される『ラジオNIKKEI賞』ですが、この年は震災の影響により中山での代替開催となっていました。これが影響したかどうかは解りませんが、5番人気に推されていた5枠8番プランスデトワールが、スタートしてから終始真っ直ぐ走行。1コーナーを曲がる素振りも欠片ほども見せず、14番ディアフォルティスを巻き添えにラチ沿いまで直進し、結局2頭とも競走中止となってしまいました。
なお鞍上の横山典騎手によると「急に制御できなくなった」とか。騎手側の騎乗停止が1日、馬側が3週間出走停止+平地調教再審査という時点で、責任の所在は明らかですね。

【2周目3コーナーが曲がれない】

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2012年3月18日、阪神大賞典での出来事。これはもうレース名と『オルフェーヴル』というキーワードだけで、何が起きたレースなのか覚えている人も多いでしょう。
鞍上の池添騎手は終始しっかり手綱を引いているのに、前に行きつつ外へ外へと向かい失速(その後再加速)。元々レース後に鞍上を落とそうとするような部分は制御できていなかった印象でしたが、レース中に制御不能に陥ったのはこの時ぐらいでした。

【馬がコースを間違える】

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※道中で複数の転倒や人馬の負傷が出ているため、問題の場面だけチェックしたい人は2分35秒目あたりから見て下さい※

2008年12月27日、中山大障害での出来事。単勝1.4倍の断然支持に推された06年の覇者マルカラスカルが安定感のある飛越を見せつつ快調に逃げ、レース前半だというのに「このまま逃げ切りか」と思わせるほどの強さを発揮・・・・・したと思ったら、レース1分55秒目(動画の2分45秒目)あたりでまさかの大逸走!1つ上の阪神大賞典・障害戦版といった感じで途中からレースに復帰し、改めて逃げの体勢を取りましたが、ロスが響いたのか勝ち馬から0.7秒差の5着となってしまいました。
後続との差などから考えると、逸走した分のロスは1、2秒ほどでしょうか・・・・・。文字通りの意味で「あれが無ければ勝てていた」と言えるようなレースでした。

【ハミが外れて制御不能】

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※道中で複数の転倒や人馬の負傷が出ているため、問題の場面だけチェックしたい人は3分15秒目あたりから見て下さい※

2010年2月6日、春麗ジャンプSでの出来事。出走馬14頭中、最後の直線までに4頭が離脱。逃げ粘りを図る1番人気馬、2番手から追う2番人気馬(6枠9番ハストラング)という状況で直線に入った・・・・・かと思ったら、何故かハストラングは進入禁止のロープを破って芝コースに!
「ハミが外れて制御不能になった」とのことですが、最後の障害を飛んだ時に首を下げた影響でしょうか。ハミが無いと手綱は全く意味が無くなってしまいますので、文字通りの制御不能状態ですね。

【手綱が切れる】

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1988年6月26日、福島11R福島テレビ杯での出来事。
この時1番人気を背負っていた1枠1番トウショウユースが快調に逃げ・・・・・ているわけではなく、序盤に外側の手綱が切れてしまい制御不能の状態に。競馬の神様・大川慶次郎氏による動画後半の解説が非常に詳しいので、ここでは割愛いたします。

【何をやっても走らない】

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2015年1月17日、京都の1000万下戦での出来事。元々ゲートの出が遅かったものの、そこから上がり最速の脚で掲示板というレースを得意(?)としていた馬・ペガサスフォース。馬券を買う人も多少の出遅れは折込済みだったのではないかと思いますが、流石に「ゲートから出ない」とは・・・・・。
ゲート内で直立不動、鞍上の和田騎手が押しても引いても一歩も動かず。コースを丸々一周少々走る1900m戦なので、あの状態からよく馬を出して、ゲートを動かして、一周した馬群が来るまでに状態を整えたものだと感心したくなる1戦です。

【尋常ではない掛かり方】

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2003年1月19日、共同通信杯での出来事。この時1番人気に推されていた前年の東スポ杯2歳Sの覇者・ブルーイレヴンでしたが、鞍上の武豊騎手の静止を完全に無視し、向こう正面で大暴走!4ハロン目~6ハロン目までの3ハロンの時計は『32秒2』・・・・・念のため書きますがこれは上がり3ハロンの時計ではなく、向こう正面の時計です。
ちなみにこの時は斜行癖と掛かり癖を矯正するべく、右側だけの初ブリンカーで挑んでいたそうですが、結果的に視界が悪くなったことが暴走に拍車をかけたとか。『全盛期の武豊騎手でも御せなかった馬』として、今なお語り継がれています。

【制御不能・・・・・というほどではないが制御困難】

現在の騎手は基本的に『モンキー乗り』という騎乗法で、短い鐙の上に足(人によってはつま先だけ)をかけ前傾姿勢になり、鞍はありますがレース中に座ることはまずありません。両足だけで全体重を支えつつバランスを取るため、うっかり足が外れてしまうと一大事。
鐙が外れるイコール『馬の暴走』とは言えませんが、騎手が制御どころではない状況になるのは間違いありません。


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2009年5月17日、京都10R栗東Sの出来事。4枠7番テンイムホウに注目していると、スタート直後から少々様子がおかしいことが解ります。3コーナー手前あたりで再度見ると、どうやら左足の鐙が外れてしまっている様子で、右側ばかりに体重が掛かった結果鐙自体が右側にズレ、4コーナー付近で姿勢を保てず落馬。

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2016年4月2日、栗東Sの出来事。こちらもスタート直後から1枠2番スケールアップの様子が少々おかしく、後半のスローモーション映像で完全に左足の鐙が外れてしまっていることが解ります。
ここで慌てず『モンキー乗り』から『天神乗り』(乗馬でよく見られる、鞍に座る乗り方。天神乗りも鐙を外すわけではないので厳密に言えば違いますが)に変更。騎手の体重が馬の背中に直接かかる関係上、モンキー乗りに比べて天神乗りはスピードが出にくいと言われますが、鐙を外した足も上手く使って逃げ切りを果たしました。

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2010年2月14日、障害未勝利戦の出来事。レースの1分25秒目(動画の2分5秒目)付近の障害を飛越する際、前方にいた5枠8番スプリングカエサルの鞍上がバランスを崩し、どうにかしがみ付いて落馬は免れたものの完全に左足が鐙から外れてしまいました。
(よく見ると鞍ごとズレてしまっています)
そこで鞍上の白浜騎手は潔く両足を鐙から外し、ゼッケンの上にそのまま座るような格好で残る障害を全て飛越、2着に入線。この時1着だった高井彰大騎手はこれが約1年8ヶ月ぶりの勝利でしたが、ゴール後の満面の笑顔は恐らく白浜騎手の完走に対してのものでしょう。レースの2分過ぎあたりで並ばれた時、物凄い勢いで二度見していましたからね・・・・・。

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