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「トラスト」地方で叩き上げてきた力をJRAで見せつける!【クローバー賞】

2016年5月27日、川崎競馬場である1頭の芦毛馬がデビューした。その馬の名はトラスト。「総帥」岡田繁幸氏が惚れ込んだ逸材だ。2戦目には2着馬に2秒4差をつける圧勝で全国に存在をアピールした。既に英ダービーに登録されているという逸材はどんな馬なのか。そして、なぜ岡田氏はこれほどの期待馬をあえて地方からデビューさせるのか。そんなトラストについてまとめてみた。
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トラストの血統構成!活躍馬多数のスクリーンヒーロー×在来牝系!

トラストの父はスクリーンヒーロー。有馬記念馬ゴールドアクターや「アジアのマイル王」モーリスの父として有名である。母はエイシンサンディ産駒のグローリサンディ。道営、岩手、東海、南関東と渡り歩き、エーデルワイス賞3着、地方重賞4勝と活躍した。スクリーンヒーローは在来牝系との相性が良く、代表産駒のゴールドアクターの5代母はミアンダー、モーリスの5代母はメジロクイン、グァンチャーレの輸入基礎牝馬も6代母のロゼッタに遡る。グローリサンディも輸入基礎牝馬が5代母フエアリストコメツトまで遡る。また、トラストはサンデーサイレンスの3×3を持っており、全兄のウインオスカー以外で、スクリーンヒーロー産駒でSS3×3のクロスを持っている馬にはダート中距離戦で活躍するヨヨギマックがいる。
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【2016年5月27日 新馬】持ったままで4馬身差をつける楽勝!

トラストの記念すべきデビュー戦に選ばれたのは、川崎競馬場のダート800mで争われる新馬戦。5頭立てのところ1頭が取り消し4頭立てとやや寂しいものだった。スタートダッシュが付き先手を奪うと、直線でも森泰斗騎手は手綱を持ったまま。それでも2着に4馬身差をつける快勝。勝ちタイムは56秒0(不良)だった。
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【若草特別】大差をつけ連勝!いざ中央の芝レースへ!

2戦目は1400mの特別戦。トラストと同じ日の新馬を56秒3で勝ち上がったツルマルサラとの初対戦となった。トラストは3番枠から気合をつけてレースの主導権を奪い、ツルマルサラはトラストをピッタリマークする形で2番手につける。3コーナーでトラストがツルマルサラを振り切り独走状態になると、直線では森泰斗騎手のGOサインに応えてさらにギアを上げ、最後は2着馬に2秒4差をつける圧勝。無限の可能性を期待させる走りを見せた。
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inyofu 「大物感があるし、可能性は計り知れない。この時期の2歳馬で、これだけの馬に乗ったことないです」と森泰斗。
inyofu 「芝の適性も間違いなくある。中央のG1に進めて取る!」と河津裕調教師。

英ダービー登録馬をなぜ地方からデビューさせるのか?

岡田繁幸氏が所有し地方所属としてJRAで活躍した馬にはコスモバルクやプレイアンドリアルがいるが、なぜ賞金が高く調教設備が整っているJRAではなく地方からデビューさせるのか。そこには、岡田氏の地方競馬に対する熱い思いがあった。
inyofu JRAの馬主資格があるのに、なぜ地方所属にこだわるのか。中央でデビューさせる方がGIに出走しやすいだろう-。そんな声も聞こえてくるが、私には地方所属にこだわる理由がある。地方からでもクラシックや有馬記念を勝てることを証明して、地方の厩舎関係者に夢を与えたいのだ。
inyofu 中央とは比べものにならないほど低い賞金でも、中央に負けない優秀な技術を持つ地方の調教師や騎手、厩務員は多い。ウオーキングマシンなどのインフラも整っている。彼らが夢のあるレースに「自分たちの馬で出場できる!」と思えばモチベーションは高まり、すごく頑張るだろう。
inyofu 国際化を推し進める前に、国内の壁を取り外してほしい。ウェイトが期待通りの活躍を演じてくれるかどうかは分からないが、中央の門戸が十分に開かれるまで、「これ!」と思った馬で地方から挑戦し続ける。
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【クローバー賞】直前情報!輸送も無事にクリア!

inyofu 担当の須山厩務員は「無事に着きました。輸送中もおとなしくてしっかりした馬。度胸のある馬です」と。16日火曜の午前10時頃に川崎を出発し、今朝(17日)の午前7時に札幌競馬場入り。明日(18日)に柴田大騎手が乗って、芝コースの感触を確かめる予定です。
inyofu 「デビュー戦はあまり差をつけないで勝ったので周囲にはいろいろ言われたのですが…」。2戦目はオーナーサイドの狙いどおりにぶっちぎり。今回は芝で初めてのレースですが、相手的にも負けたくないところでしょうか。
inyofu 「台風の影響が出ないように午前出発午前到着にしたので無事に着きました。よかったです」。小柄な芦毛馬。もともと北海道の牧場と関東の間の長距離輸送を経験している馬ですが、とにかく無事に輸送を終えたようです。なんといっても、来年の英ダービーに登録を済ませている総帥の期待馬。明日の調教、日曜のレース、必見です。

全兄のウインオスカーも2歳時は卓越したスピードを生かした先行策で結果を残してきた。トラストがこれまでの2戦で見せた走りからもスピードを感じることができ、芝への対応にも期待を抱かせるものだった。岡田繁幸氏が長年抱き続けた「英ダービー出走・制覇」という壮大な夢は遂に現実のものとなるか。

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