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偶然!?それとも必然!?第81回日本ダービー結果まとめ

サラブレッド3歳馬の日本一を決める競馬の日本ダービー(東京優駿)が東京競馬場2400メートルの芝のコースで行われ、17頭が出走した。全てのホースマンが見守ったこのレース結果をまとめてみた。
競走馬

当日のダービー売り上げと人数は?

inyofu 1日の東京競馬場の入場人員は13万9947人で前年比100・1%と微増。ダービーの売得金は235億6353万2600円で前年99・3%の微減だった。 徹夜組は昨年の2870人を上回る3000人。開門(午前7時20分)に並んでいたファンは7835人で前年比114・4%だった。
当日は30度を超える真夏日と呼べる中での微増。去年は人気馬キズナ旋風の影響の追い風もあっただけに、今年の集客は健闘したと言える

第81代王者はワンアンドオンリー

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inyofu 3番人気のワンアンドオンリー(牡、橋口)が直線のたたき合いの末、イスラボニータを退けて優勝した。 横山典弘騎手(46)は09年ロジユニヴァースに続いて2度目の制覇。定年まであと2年、これまで2着4回の橋口弘次郎調教師(68)は悲願の初制覇を飾った。勝ちタイムは2分24秒6。4分の3馬身差2着に1番人気のイスラボニータ、3着はマイネルフロスト。

ワンアンドオンリープロフィール

横山典弘騎手レース直後のインタビュー

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inyofu 「嬉しいです。橋口先生にはいつもお世話になっているのでがんばるしかないと思っていました。勝ててよかったです。どのレースでもそうですが、ゴールまでが遠かったですね。スローペースで他の馬も苦労していました。僕の馬も道中は力んでいたので、どこまで伸びてくれるかと思っていました。前回は行き脚がつかなかったのですが、ダービーが目標ということで今回は先生もスタッフもきっちり仕上げてくれていましたので、スタートよく、無理なく好位で進めることができました。お父さんのハーツクライに比べるとまだ緩いところがありますが、それでダービーを勝つのですからすごいですね。これからも順調にいって欲しいです」

橋口調教師20頭目にして悲願のダービートレーナー

inyofu 検量室前に歓喜の輪が広がった。橋口師に握手を求める関係者が絶えない。「ついにやった…」。そうつぶやいた後、声が続かない。まさに放心状態。報道陣に囲まれた第81代ダービートレーナーは「もう涙は枯れたよ。競馬人生、最高の日だな。ダービーは格別だ。地に足がついていない。後にも先にもこんなことはない。ドバイで勝った時もなかったよ」と、かすれ切った声で喜びを口にした。
inyofu 「イスラに並んだ時、声が出たね。久しぶりに声を出して応援したよ。最初は座って見ていたけど、立ち上がった。追い比べになれば負けないと信じていたし、ゴールまでにきっちりかわすと思っていた。ダービーを勝てて、あと1年半あるけど、もう調教師を辞めてもいいぐらいです」
表彰式に現れたトレーナーを、約14万人の観客からの橋口コールが場内を包んだ。調教師生活34年目にして橋口師の育てたワンアンドオンリーが、悲願のダービー制覇をかなえてくれた。

7年ぶりに皇太子様の行啓 偶然なのか!?誕生日の因果関係

inyofu 皇太子さまは1日、東京競馬場で第81回日本ダービーを観戦された。国内での競馬ご観戦は2007(平成19)年5月の日本ダービー以来、7年ぶり2度目。優勝したワンアンドオンリーと前田幸治オーナー(65)、横山典弘騎手(46)はみな2月23日生まれで、54歳の皇太子さまのお誕生日と同じ日付。JRAによると、皇太子さまは側近を通じてJRA幹部に横山騎手への伝言として、お誕生日が同じ日付であることとともに「優勝おめでとうございます」との祝意を伝えられたという。
inyofu 皇太子さまはメーンスタンド8階の貴賓室のベランダから双眼鏡も使ってご観戦。横山騎手は馬上で一礼し、皇太子さまは拍手を送られた。 お誕生日については観戦前に話題となっており、JRAによると、皇太子さまは「すばらしいレースを見せていただきありがとうございました」と話すとともに、「そういうことも起こるんですね」と驚かれたご様子だったという。

レース直前にはTOKIO長瀬が国歌斉唱&馬券的中も

inyofu JRA(日本中央競馬会)のCMに出演中の5人組バンド、TOKIOが1日、東京競馬場で開催された日本ダービーの表彰式プレゼンターを務めた。 レース前にボーカルの長瀬智也(35)が初の国歌独唱を担当。練習なしのぶっつけ本番だったが堂々と歌い切り、左拳を突き上げると13万9947人から大歓声を浴びた。長瀬は「緊張したけど楽しかった。皆さんが聴いてくださり、いい経験でした」と充実の表情で振り返った
inyofu 一方、馬券では山口と国分太一(39)が、ともに(2)ワンアンドオンリーの単勝1万円で見事に的中させた。国分は9月2日の誕生日にちなんで(2)を購入、山口は「デビュー20周年で、僕たちのデビュー曲『LOVE YOU ONLY』に名前が似ていたから」と“縁起もの馬券”での勝利に笑顔をみせていた。

アンカツ 1コーナーまでの位置取りが全て

蛯名騎手22度目の挑戦も イスラボニータは2着

inyofu 蛯名にとっては一昨年のフェノーメノに続く2度目の銀メダル。22回目の騎乗でも夢はかなわなかった。1コーナー手前ではかかる面を見せながら3番手へ。向こう正面ではスムーズに折り合って、直線でも追い出しを我慢する余裕すらあったが、最後は勝利の女神がほほえまなかった。
inyofu 蛯名正義騎手のコメント
「枠順の差です。勝ち馬と枠順が逆だったら着順も逆だったと思います。内の馬場がいいのはわかっていましたし、向こうは黙っていてもあの位置。こちらは内にポジションをとりにいってあの位置。やれることは精一杯やって力は出し切っていますし、仕方ないです。最後もまた抵抗していますし、秋にリベンジしたいです......」
現在の東京競馬場は内枠有利で、前残りが多い傾向。そうなると内枠好位で立ち回ったワンアンドオンリーに分がある。それにしても、ダービーの神は蛯名騎手に更なる試練を与えたようだ。

前走の経験が生きた!? マイネルフロスト3着

inyofu 価値ある銅メダルだ。12番人気の伏兵マイネルフロストが3着。道中は勝ったワンアンドオンリーの直後につけ、直線では最内を突いてしぶとく伸びた。「思い描いたレースはできた。最後もうまく内があき、頑張ってくれたが…」と松岡騎手は悔しそうに振り返る。高木調教師は「いい位置でなるべく早く仕掛けてほしいという指示。力を出してくれました」と奮闘を笑顔でたたえた。
前走の青葉賞の着順は、ダービーへの試走と思われたマイネルフロスト陣営。伏兵とされているが立派な毎日杯優勝馬。重賞未勝利馬より人気が下だったのは何故だろうか。

皐月賞からの巻き返し タガノグランパ4着

inyofu 16番人気のタガノグランパが、好位置からしぶとく伸びて4着。皐月賞17着から順位を大きく上げた。「4コーナーまで思った通りの競馬ができた。2400メートルの距離もこなしてくれたし、この先が楽しみになりました」と菱田騎手。デビュー3年目でダービー初騎乗だったが「緊張せずに乗れました」と笑顔を見せていた。

連対100%だった トゥザワールドは5着

inyofu 皐月賞2着で2番人気のトゥザワールドは、5着に敗れた。前走は好位3番手から運んだが、今回は中団の位置取り。直線は外から伸びたが、突き抜けるほどの勢いはなく、7戦目で初めて連対を外した。川田騎手は「もう少し前に行こうと思いましたが、なかなか馬が進んでいきませんでした。予定と違う競馬になってしまいました」と残念そうに振り返った。

6着以降のコメント

inyofu 6着 ショウナンラグーン 吉田豊騎手
「残念です。もう少しもぐりこめていればと思ったのですが、誰も動かず、この展開で上位争いをするには厳しかったです。他力本願ですが、折り合いは上手ですし、秋はよくなりそうな雰囲気があります」
inyofu 7着 アドマイヤデウス 岩田康誠騎手
「インコースで脚をためていました。直線で進路はあいたのですが、反応が鈍かったです。まだ子どもっぽいところがありますし、これからよくなるでしょう」
inyofu 8着 ベルキャニオン 戸崎圭太騎手
「前走よりも調子はよさそうでした。この短期間でよくなっていますし、素質を感じます。それにしても今日はタイトなレースでした。これから巻き返したいです」
inyofu 9着 スズカデヴィアス 酒井学騎手
「スタートは今日もしっかりと出てくれました。ペースが遅くなりそうだったので、前めにつけるイメージを持っていました。押さずにスーッと行ってくれて、ポジションをキープできました。しかし、1コーナーで馬群がギュッと狭くなり、下がってしまいました。道中はフワフワしていましたが、うながしたら走ってくれました。バテずに最後も脚を使っています。まだ成長途上ですし、もっとよくなりそうな雰囲気は感じました」
inyofu 10着 ワールドインパクト 内田博幸騎手
「行きすぎず下げすぎず良い位置につけられて、4コーナーまで手応えはよかったのですが、交わしに行くときに伸び切れませんでした。まだまだこれからの馬です」
inyofu 11着 サウンズオブアース 浜中俊騎手
「いい枠だったのでいいポジションにつけられて、スムーズに競馬ができました。これから心身ともに成長してくれればいいと思います」
inyofu 12着 レッドリヴェール 福永祐一騎手
「馬の雰囲気がよかったので、楽しみにしていました。いいスタートを切ってくれました。外枠だったのでなるべく外を回したくないと思っていました。イスラボニータの後ろにつけようとしたのですが、前へ押してくる馬がいて、その位置をとれませんでした。直線でも伸びきれず、最後は失速してしまいました。マイルのときのような切れ味を使えなかったのは確かです。敗因が距離かどうかはわかりませんが、いいチャンスをもらって結果を出せなかったのは残念ですし、申し訳なく思っています」
inyofu 13着 ハギノハイブリッド C.ウィリアムズ騎手
「自分が想像していた馬と違っていて、最後はガス欠でした。2~3番手が欲しかったですが、外から来られて前に行けませんでした。残り300mぐらいで止まってしまいました。みなさんはワンペースに近いイメージをもたれているかもしれませんが、最後にビュッとくるイメージでした」
inyofu 14着 サトノルパン 小牧太騎手
「まだ荒削りなところがあります。何とか我慢させてうまいこと乗ることができましたが、最後は苦しがっていました」
inyofu 15着 アズマシャトル 松山弘平騎手
「前半から押して押して行きましたが、なかなか進んでくれませんでした。本調子ではないのでしょうか。前走よりも追い切りからよくなっていたのですが......」
inyofu 16着 トーセンスターダム 武豊騎手
「びっくりしました。直線で左手前に替わった後、内柵の継ぎ目に反応して触れてしまいました。こういう面を見せる馬ではないのですが、若さが出てしまいました。直線までいい形になっていて、叩き合いに持ち込めそうでしたが、まさかこんなことになるとは......。悔しいです」

上位人気で決まるも3連系は高配当に

inyofu ▽単勝が2番で560円。
▽枠連は1-7で800円。
▽馬連は2番13番で850円。
▽馬単は2番13番で1860円。
▽3連複は2番3番13番で2万7470円。
▽3連単は2番13番3番で、10万3300円。
▽ワイドは2番13番が420円、2番3番は5210円、3番13番は3580円。

今年のダービーも各ホースマンに様々なドラマがあった。奇跡的な運命を感じさせ、見事勝利したワンアンドオンリー。今秋は菊花賞で二冠を目指し、来年は父のようにドバイ、英国遠征で世界の頂点を狙うだろう。それにしてもオークス、日本ダービーとまたしてもハーツクライ産駒が優勝した。そして今週の安田記念にジャスタウェイが出走予定だ。同産駒3週連続勝利なるか注目していきたい。

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