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世界最強への道!ジャスタウェイ伝説!~始動編~

ロンジンワールドベストレースホースランキングにおいて130ポンドを獲得し、現役馬世界最強の評価を得た【ジャスタウェイ】。しかし、世界最強への道は決して平坦ではなかった。そこで今回は【世界最強への道!ジャスタウェイ伝説!】と称して、全レースをまとめてみた。この記事では【始動編】と銘打って、デビュー戦から重賞初制覇までを紹介する。
ジャスタウェイ

【ジャスタウェイ】血統が生み出した奇跡

inyofu 「普通は走らない配合」
ジャスタウェイは、イレギュラーな才能である。
競走馬としては、決していい配合ではない。 フィリーズサイヤーとしてなら成功を収めるかもしれない。 そんなこと言うと鬼に笑われるか。
具体的に見てみると、父ハーツクライにはトニービンとリファールが入っている。 ダイレクトに各々をとり合わせると、何をしでかすかわからないことは想定されてたはず。だから、普通のサンデー産駒より個性が強い。
inyofu ディープ親仔に屈辱を味わわせたハーツクライ親仔。 それぞれリファールの血を共通して持っているが、特徴である重厚さをディープは底力に転換し、ハーツクライはそれを活用しきれず不器用さの源となった。
ジャスタウェイの牝系には、トニービンと相性のいいハイぺリオンの血が5代以内に5本。 トニービンの後継種牡馬ジャングルポケットも、同じ括りで9本入っている。 でも、インブリードの影響は小さく、この馬の基本能力はハーツクライによるところが大きい。
inyofu だから、欧州型の一流種牡馬を母シビルに配してからハーツクライをつけたらクラシック本番でも…。 もちろん、変にまとまりすぎて底力が半減するリスクも伴うが。 姉はバクシンオー産駒のスカイノダン。南半球のスピードタイプの種牡馬とは相性良好か。
弱点を補完する配合ではないのに、天皇賞圧勝。この結末はとても読み切れない。
inyofu 2代母シャロンはCCAオークス(米G1・ダ10f)の勝ち馬。このレースは当時、ニューヨーク牝馬三冠の最終関門であり、牡馬三冠のベルモントSと似た位置づけでした。シャロンが勝った数日後、血統表を作って「なんじゃこれは!?」と驚いた記憶があります。父が Tudor Minstrel 系で、母の父が Son-in-Law 系で、2代母の父が Star Kingdom 系。系統だけでなく中身を構成する血もなじみの薄いものばかり。恐ろしいほどの非主流血統です。
inyofu ジャスタウェイの半姉は北九州記念(G3・芝1200m)2着のスカイノダン。サクラバクシンオー産駒らしいスプリンターでした。ジャスタウェイは、5代母 Blue Burst が Blue Gay≒Revoked 1×2という特殊な配合で、父ハーツクライの配合上のキーポイントである Nothirdchance≒Revoked 4×5を強化しています。
【ジャスタウェイ】の血統は【ハーツクライ】×【シビル】の組み合わせ。最近の【ハーツクライ】産駒の活躍は目を見張るものがあり、2014オークスを制した【ヌーヴォレコルト】2014日本ダービーを制した【ワンアンドオンリー】などがいるが、母【シビル】は【ジャスタウェイ】以外には目立った産駒を残していない。やはり【ジャスタウェイ】の爆発的な強さは、血統が生み出した奇跡のイレギュラーと言えるだろう。

【ジャスタウェイ】の馬名由来

inyofu 馬主は脚本家で人気アニメ『銀魂』のシリーズ構成もされている大和屋暁さん。父の大和屋竺さんも『ルパン三世』などを手掛けた脚本家として知られる。アニメ脚本家の持ち馬が歴史ある競馬のレースを制覇したということで、ネット上は大いににぎわったようだ。
inyofu 銀魂には“ジャスタウェイ”というアイテムキャラがあるのでそれに関連した声が多数。大和屋さんが福永祐一騎手と一緒に銀魂の“ジャスタウェイ”を手に持って記念撮影した写真も話題になっている。
【ジャスタウェイ】の馬名の意味は英語で【その道】である。由来はアニメ脚本家・大和屋暁の代表作【銀魂】に登場するジャスタウェイに由来する。大和屋暁の持ち馬は全て【ハーツクライ】産駒で、【銀魂】に由来した馬名になっており、他に【オツウ】や【パンデモニウム】などがいる。

【ジャスタウェイ】デビュー戦!

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inyofu 最初に驚かされたのが、新馬戦での走り。
(須貝)尚介先生はジャスタウェイのことを、入厩前から繰り返し「今度の2歳は走るぞ」とおっしゃっていました。初めて出会った時のことはしっかり覚えています。ですが、形は良いけれど、コロンとした2歳馬らしいシルエットだなぁと思ったくらいで、これといって強い印象はなかったのが正直なところです。
inyofu そして、乗ってみての感想も、実はピンとくるようなものはありませんでした。角馬場で速歩をしているときに他の厩舎の人から「あの馬すごい歩様してるな~」と笑われるくらいトモがガニ股でしたし、背中の良さよりもトモの甘さ、非力さが気になる乗り味だったのを覚えています。
実際、ゲート試験を合格して追い切りをやりだしてからも目立った時計を出せずにいましたし、あまり自信を持てないままデビュー戦を迎えてしまいました。ちなみに新馬戦の直前の追い切りタイムを調べてみると、不良馬場だった影響も大きいでしょうが、坂路で57.0-14.4という今とは比べ物にならない、ひどい時計でした……。
inyofu しかし、結果はご存じのとおり。ジャスタウェイは僕の予想を大きく裏切る強い勝ち方で、見事初戦をクリアしてくれました。このときになって僕はやっと、「この馬は上まで行ける馬なんじゃないか」と思えたのでした。
入厩したての【ジャスタウェイ】の印象は、決して良いものではなかった。不安を覚えながらも出走したデビュー戦だったが、単勝オッズ6.4倍の4番人気とまずまずの評価。しかし結果は、残り200メートルから後続を突き放す圧勝劇を演じてみせた。

【ジャスタウェイ】勝ちきれないレース

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2戦目でGIII新潟2歳Sに挑戦した【ジャスタウェイ】。単勝オッズ1.7倍の圧倒的1番人気だったが結果は2着。 続く3戦目GIII東京スポーツ杯2歳Sでは単勝オッズ7.4倍の3番人気で結果は4着。4戦目となるGIIIきさらぎ賞での単勝オッズは6.9倍の3番人気だが4着に終わった。 なかなか重賞を勝ちきれない、【ジャスタウェイ】にとって最初の不遇な時代である。

重賞初制覇!5戦目GIIIアーリントンカップ

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inyofu 2012年2月25日(土)に阪神競馬場で行われた第21回アーリントンカップ (阪神芝1600外) はハーツクライ産駒のジャスタウェイが勝ちました。
チャンピオンヤマトが逃げて前半5F61.1秒。良馬場ですが雨が降り時計のかかりやすい馬場状態で数字のイメージよりスローではなかったようです。 直線では逃げたチャンピオンヤマトは早々とばて各馬横一線の叩き合いになりました。 開催初日で馬場は内がよく内からオリービンが伸びて他馬を離して押し切ると思われたときに、後方待機のジャスタウェイが大外から一気に追い込んでゴール前で差しきりました。 2着にはオリービンが粘り、3着には道中内追走で直線差してきたアルキメデス。
inyofu 勝ちタイムは1.36.3秒とかかっていますが、ペース以上に雨が降って時計のかかる馬場になったことが原因です。
勝ったジャスタウェウイは新潟2歳Sで上がり最速で2着の実績がある馬ですが、近2走は連続4着。 しかし2走とも2ヶ月以上間隔の開いたレースであり、中2週で出走した今回が本来の実力なのでしょう。 ハーツクライ産駒はウインバリアシオンに続いて2頭目の重賞勝ちになりました。

5戦目となるGIIIアーリントンカップでは、単勝オッズ4.1倍の2番人気。雨天でのレースだったが、最終コーナー回って最後方から12頭抜きを果たし重賞を初制覇した。これから【ジャスタウェイ】は数々のGIレースに参戦する訳だが、世界最強への道はまだまだ遠い。後編となる【覚醒編】では、【安田記念】出走前までのレースを完全網羅する。

GI初挑戦から【安田記念】出走直前情報までまとめた
後編、世界最強への道!ジャスタウェイ伝説!~覚醒編~はこちら↓

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