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16年ぶり不良馬場での激闘!!【2014年安田記念】 レース結果まとめ

1998年以来の不良馬場で行われた第64回安田記念。世界のホースマンが注目するジャスタウェイはどうなったのか?各関係者のコメントやレース結果をまとめてみた。
競走馬

当日は雨で入場者&売り上げ減

inyofu 8日の東京競馬場の入場人員は4万8402人で前年比80・5%とダウン。雨の影響が大きかったようで、安田記念の売り上げも163億728万円で同98・7%と、前週のダービーに続いて微減となった。
東京競馬場での5週連続GI最終戦。近年、稀にみる豪華メンバーでの安田記念だったが、馬場の影響もあり売り上げも微減に終わった。

激戦を制したのは世界のジャスタウェイ

inyofu 第64回安田記念(8日・東京11R1600メートル芝17頭、G1)春のマイル王決定戦は不良馬場の中で行われ、1番人気のジャスタウェイ(柴田善臣騎乗)が1分36秒8で優勝し、重賞4連勝でG13勝目(ともに海外含む)を挙げるとともに、1着賞金1億円を獲得した。 同騎手はこのレース2勝目、須貝尚介調教師は初勝利。
inyofu 中団の内寄りを進んだジャスタウェイは、最後の直線半ばで早めに先頭に躍り出た16番人気のグランプリボスに内側から迫って、ゴール手前で鼻差かわした。さらに3馬身差の3着には10番人気のショウナンマイティが入った。
ジャスタウェイプロフィール

柴田善臣ジョッキーインタビュー&コメント

inyofu 「追っていても脚を取られる部分があって、あきらめて仕方がないくらいのバランスの崩し方でした。しかし、最後まであきらめず、抜かしてやろうという気持ちがあって、さすがに世界一の馬だと感じました。2着馬が手応え良く外をガードしていたので、苦しいところに押し込められ、外へ出られませんでした。外に出せていれば楽に競馬が出来たのですが...。しかし、こういう競馬が出来たことは本当に偉いです。返し馬でも力強さを感じましたし、気性的にも落ち着いていました。ゲートの中でも風格を感じました。"世界一"より上はないので、それを守ることがオーナーやスタッフのためだと思っています」
騎乗停止中の主戦、福永騎手に代わり、久々に手綱を取った柴田善臣騎手が今年重賞初勝利。

競馬学校騎手課程1期の同期 須貝調教師コメント

inyofu (須貝尚介調教師)
「ドバイを圧勝した後、海外からもお誘いはありましたが、日本のファンの皆様にジャスタウェイを感じていただきたいと思い、安田記念を使うことにしました。日本で走る以上、絶対に負けられないという気持ちでやってきました。馬の状態は良かったですし、柴田善臣騎手とは同期、"2人で一緒にGIを勝てたらいいね"とは戦前話しましたけど、あとは彼に任せました。馬場も心配でしたが、先週ダービーを勝った橋口師から、"ハーツクライの仔なら大丈夫"と言われていました。
inyofu レースは、直線に向いてさすがに届かないかと思いましたし、入線した後も自信は持てませんでした。勝ったと分かり、とにかくホッとしましたし、改めてジャスタウェイはすごいなと思います。ただ、相当厳しい競馬でしたから、天皇賞やドバイの時と比べるとレース後の息の入りは悪かったです。ですから、宝塚記念に出走するかどうかの明言は、もう少し馬の様子を見てからにさせて下さい。そして、宝塚記念に出走したなら、秋は凱旋門賞という話になると思います」

大和屋オーナー凱旋門挑戦を視野

inyofu ジャスタウェイの馬主・大和屋暁氏は「最後はヤバいと思ったが…勝ててよかった」と安どの表情を浮かべた。人気テレビアニメ「銀魂」の脚本家。過去の表彰式ではアニメに登場するキャラクターであるジャスタウェイ人形を掲げたが、この日は馬のぬいぐるみを手にして記念撮影に納まった。凱旋門賞挑戦については「日本人の悲願」と夢を膨らませた。

アンカツ ヨシトミのファインプレー

次走は宝塚記念?or休養?

inyofu  レース後の様子は「いつもの感じ」(榎本助手)とのことだが、道悪での激戦だけにダメージも受けている可能性も否定できない。次走は宝塚記念を視野に入れているが、須貝師も話しているとおり「レース後の様子をしっかり見てから」(榎本助手)具体的に決めることになる。
不良馬場での叩きあいで馬の表情からも疲労が感じ取れる。中2週の宝塚記念は体力消耗を考慮すると、秋に向けて休養がベストだろう。

9センチのハナ差 2着 グランプリボス

inyofu かつてのマイル王が輝きを取り戻す走りを見せた。2011年のNHKマイルCを制し、一昨年の2着馬グランプリボスが、16番人気の低評価を覆して激走した。 道中は中団の馬群で折り合いに専念。直線で狭いところを割って先頭に立つと、内から並びかけるジャスタウェイとの壮絶な叩き合い。最後はハナ差及ばなかった。 自身のGI初勝利もかかっていただけに、三浦騎手は悔しさをにじませた。「直線はここしかないと思って抜け出したんですが…。坂で苦しくなって脚が上がってしまったけど、力は出せたと思います」と胸を張った。
inyofu 10年スーパーホーネット、12年グランプリボスに次ぐ3度目の安田記念2着に矢作調教師は「勝てないなあ」とため息。ただ、今回は6カ月半ぶりの実戦だっただけに、「正直、万全じゃない状態だった。このままでは終わらせられないし、休養して秋にまたがんばってほしい」と、完全復活を願っていた。
悲願のGI初優勝が、あと10センチ先に見えた三浦騎手だったが2着。会心の騎乗だっただけに実に惜しい結果となってしまった。

内から鋭く伸び 3着 ショウナンマイティ

inyofu 昨年の2着馬ショウナンマイティは後方の内ラチ沿いで、しまい勝負にかける作戦で3着。直線は真っ黒になりながら馬群を縫って末脚を伸ばした。得意と言えない不良馬場で、最後まで集中力を切らさなかった。初コンビだった北村宏騎手は「本当はもう少し前でと思っていたが、後方からの競馬。4コーナーで辛くなって(体が)浮き上がる感じになったが、そこから根気よくがんばってくれた」と10番人気での好走をねぎらった。

2番人気 ミッキーアイルは16着

inyofu 初の古馬相手ながら2番人気に支持された3歳馬ミッキーアイル。果敢にハナを奪ういつものスタイルに持ち込んだが、雨をしっかり含んだ極悪馬場に苦戦。直線入り口で早々と後退し16着に大敗した。引き揚げてきた浜中はサバサバした表情。「時計勝負のタイプで馬場が全然合わなかった。馬も途中で走るのをやめてしまい。競馬にならなかった」と、力負けではないことを強調した。

4着~17着一言コメント

inyofu  ▼4着ダノンシャーク(内田)直線は一瞬夢を見た。先々が楽しみ。
 ▼5着ワールドエース(ウィリアムズ)スタート直後からノメっていた。良馬場なら突き抜けていたと思う。
 ▼6着グロリアスデイズ(モレイラ)直線で滑って反応が怪しくなった。馬場が軟らか過ぎた。
 ▼7着サダムパテック(田中勝)流れに乗れたし直線もいい脚を使っている。
 ▼8着フィエロ(岩田)スタートでトモ(後肢)を滑らせつまずいてしまった。道中の手応えは良かったが…。
 ▼9着カレンブラックヒル(秋山)頑張っているが上位の馬が強かった。
 ▼10着クラレント(川田)スムーズな競馬だったが直線入り口で苦しくなった。
inyofu  ▼11着グランデッツァ(石橋)馬場を気にしたのか本気で走れていなかった。
 ▼12着エキストラエンド(横山典)ゲートは出たが行き脚がつかなかった。
 ▼13着リアルインパクト(戸崎)4角からノメり出した。馬場が厳しかった。
 ▼14着トーセンラー(武豊)道悪に尽きる。
 ▼15着ホエールキャプチャ(蛯名)末脚勝負に懸けたが、馬が泳ぐように走ってしまった。
 ▼17着レッドスパーダ(四位)道悪が全て。馬がかわいそうだった。

去年のロードカナロア、トーセンラー、とまたしても上半期マイル王決定戦は、別路線から出走した馬の勝利となった。海外でも道悪でも、どんな条件下でも走る。まさしく世界No.1ホース。無敵ジャスタウェイの夢は膨らむ一方である。

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