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牝馬ファンディーナが69年ぶりの偉業へ!!【第77回皐月賞】

2017年4月16日(日)に中山競馬場で行われる芝2000mのGIレース【第77回皐月賞】
レースの傾向や過去映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ

【皐月賞】歴史

inyofu 5大クラシックレース(桜花賞・皐月賞・オークス・日本ダービー・菊花賞)の第二弾・皐月賞は、イギリスのクラシックレースである2000ギニー(距離1マイル:約1609m)に範をとった競走で、最もスピードのある優秀な繁殖馬の選定のためのチャンピオンレースである。そのため、出走資格は3歳の牡馬と牝馬に限られ、せん馬(去勢された馬)は出走できない。
inyofu 本競走の前身は、1939年から横浜競馬場・芝1850mを舞台に行われていた『横浜農林省賞典4歳呼馬競走』である。太平洋戦争の激化により横浜競馬場が海軍に徴用されたため、1943年と1944年は東京競馬場・芝1800mで行われた。1947年より距離が2000mに延長された後、1949年に中山競馬場・芝1950mへ舞台を移したのを機に、名称を現在の『皐月賞』に改称、翌1950年には距離が芝2000mに戻されて現在に至っている。
inyofu なお、レース名の『皐月』とは、旧暦の5月を指す。『皐月賞』に改称された当時は5月の上旬に行われていたが、1952年より4月に繰り上げられている。 1990年までは1~5着馬に日本ダービーへの優先出走権が与えられていたが、翌1991年から1~4着馬に変更された。

コースの特徴

inyofu 中山・芝2000m(内回り)

ホームストレッチの入り口からスタートして、1コーナーまでは約400m。スタート直後に急勾配の上りがあり、1コーナーの途中までは上りが続く。そこから向正面半ばまでが緩い下りで、3コーナー、4コーナーにかけてはほぼ平坦。最後の直線は310mだが、直線の半ばには再び急勾配の上りが待ち受ける。芝2000mのコースの中では、中京と並びタフな構造と言えるが、2014年の路盤改修後は、3コーナーからスピードに乗りやすくなった印象を受ける。2度の直線の坂越えをこなすパワーがある馬の中で、3コーナーから直線でスピードを持続できる馬ほど、好走しやすいコースと言えるだろう。

2016年【第76回皐月賞】

動画を見る
昨年の同レースでは、蛯名正義騎乗の8番人気ディーマジェスティ(牡3=二ノ宮厩舎、父ディープインパクト)が直線外から圧巻の末脚で制した。

【皐月賞】レース傾向

inyofu 1800m以上の重賞で連対経験のある馬が優勢

過去10年の3着以内馬30頭中25頭は、「JRAの1800m以上の重賞」において連対経験がある馬だった。一方、その経験がなかった馬は3着内率6.3%と苦戦している。重賞で優勝争いに絡んだことがない馬や、1800m未満の重賞でしか連対経験のない馬は割り引きが必要だ。
inyofu 前走好走馬が中心

過去10年の3着以内馬30頭中23頭は、前走の着順が「2着以内」だった。一方、「3着以下」だった馬は3着内率8.9%と苦戦している。前走の成績を比較する際は、着順が良かった馬を素直に重視したい。
inyofu 前走で単勝1番人気だった馬に注目

過去10年の3着以内馬30頭中19頭は、前走の単勝人気が「1番人気」だった。該当馬は3着内率46.3%と好走率も非常に高い。直近のレースで「1番人気」に支持されていた馬は、レースの内容にかかわらずマークしておくべきだろう。
inyofu キャリア6戦以上の馬は不振

過去10年の3着以内馬30頭中23頭は、通算出走数が「5戦以内」だった。一方、「6戦以上」だった馬は3着内率9.9%と苦戦している。キャリアが豊富な馬は評価を下げたい。
inyofu ジョッキーとの相性も重要

過去10年の3着以内馬30頭中24頭は、「今回と同じ騎手が騎乗したJRAのレースで優勝経験がある」馬だった。一方、その経験がなかった馬は3着内率6.8%と苦戦している。各馬の戦績をチェックする際は、今回と同じ騎手で臨んだレースでの成績も確認しておきたいところだ。
inyofu 近年は共同通信杯組とスプリングS組が強い

過去6年の優勝馬6頭は、いずれも前走で「共同通信杯」か「スプリングS」に出走して2着以内に入っていた。ちなみに、前走が弥生賞だった馬は2010年のヴィクトワールピサを最後に、前走が若葉Sだった馬は2007年のヴィクトリーを最後に、前走の着順が3着以下だった馬は2008年のキャプテントゥーレを最後にそれぞれ優勝が途絶えている。〔表1〕や〔表3〕で挙げた傾向からもわかる通り、中距離の重賞で連対経験がある馬や前走で2着以内に入っていた馬を重視したいレースだが、近年の傾向を考慮するならば、「共同通信杯」や「スプリングS」の好走馬を特に高く評価すべきだろう。
過去のレース傾向では、【1800m以上の重賞で連対】【前走2着以内】【前走1番人気】【キャリア5戦以内】【同じ騎手で優勝経験】【前走共同通信杯orスプリングS】の競走馬が好走する傾向にある。果たして今回の出走馬にこれらの条件を満たす馬はいるのだろうか。

【第77回皐月賞】登録馬

inyofu 優先出走馬

アウトライアーズ
アダムバローズ
ウインブライト
カデナ
ダンビュライト

プラチナヴォイス
マイスタイル

賞金上位馬

サトノアレス
レイデオロ
アメリカズカップ
スワーヴリチャード
アルアイン

ペルシアンナイト
ファンディーナ
コマノインパルス
トラスト
クリンチャー

キングズラッシュ

除外対象

スズカメジャー
フルゲート18頭に対して19頭が登録されている今年の皐月賞。現時点ではスズカメジャーが除外対象となっているが、ニュージーランドトロフィーに出走したので恐らく回避が濃厚。

【第77回皐月賞】予想オッズ

inyofu 1 スワーヴリチャード 3.7
2 ファンディーナ 3.8
3 カデナ 5.2
4 レイデオロ 6.4
5 ペルシアンナイト 10.3
6 ウインブライト 11.1
7 アウトライアーズ 12.6
8 アルアイン 17.5
9 サトノアレス 25.7
10 アダムバローズ 48.1
11 アメリカズカップ 51.8
12 ダンビュライト 54.7
13 クリンチャー 73.8
14 コマノインパルス 89.6
15 マイスタイル 105.5
16 トラスト 123.1
17 プラチナヴォイス 138.6
18 キングズラッシュ 344.8
19 スズカメジャー 537.1
現時点(水曜)での予想オッズでは、スワーヴリチャードとファンディーナに人気が集まっている。

【第77回皐月賞】有力馬は!?

【1800m以上の重賞で連対】【前走2着以内】【前走1番人気】【キャリア5戦以内】【同じ騎手で優勝経験】
inyofu ファンディーナ(牝3、栗東・高野友和厩舎)は新馬戦を9馬身差で圧勝、2戦目のつばき賞はケタ違いの脚を使って完勝、そして前走のフラワーCは馬なりで5馬身差Vと、圧巻のパフォーマンスを見せ続けている。まさに底知れない素質の持ち主で、牡馬トップクラスが相手のここでも全く見劣りはしない。1948年ヒデヒカリ以来69年ぶり、史上3頭目の牝馬Vの可能性は十分にありそうだ。

【1800m以上の重賞で連対】【前走2着以内】【キャリア5戦以内】【同じ騎手で優勝経験】【前走共同通信杯orスプリングS】
スワーヴリチャード
inyofu イスラボニータ→ドゥラメンテ→ディーマジェスティと、昨年まで3連勝している共同通信杯組。父は大舞台に強いハーツクライで、半兄にはきさらぎ賞2着のバンドワゴンがおり、2014年のセレクトセールで1億6740万円(税込み)で取り引きされたように早くから期待されていたクラシック候補だ。デビューからその期待に違わぬ走りを見せ、【2・2・0・0】の好成績で駒を進めてきた。前走の共同通信杯は、自慢の末脚で2着に2馬身半差の完勝。全4戦でコンビを組むダービー2勝のベテラン・四位洋文騎手も素質を高く評価している。

【1800m以上の重賞で連対】【前走2着以内】【前走1番人気】【キャリア5戦以内】【同じ騎手で優勝経験】
カデナ
inyofu こちらも末脚が持ち味で、デビューからの5戦全てで上がり3ハロンはメンバー最速をマークしている。前走は、半馬身という着差以上の勝ちっぷりで、本番と同じ舞台で行われる前哨戦を難なくクリア。ディープインパクト×フレンチデピュティという配合は昨年のダービー馬マカヒキと同じで、血統面もGIを勝つにふさわしいものがある。また、コンビを組む福永祐一騎手は、皐月賞16度目の騎乗。父の福永洋一元騎手は、77年にハードバージで勝利しており、武邦彦元騎手(74年キタノカチドキ)-武豊騎手(93年ナリタタイシンなど3勝)に次ぐ史上2組目の父子制覇がかかる。


今年の皐月賞は主役不在、どの馬にもチャンスがあり大混戦ムード。
その中で注目はやはり牝馬ファンディーナの参戦だろう
前走のフラワーカップは、2番手からノーステッキで2着に5馬身差をつけて圧倒的な走りで3連勝
重賞初挑戦かつ初の長距離輸送をクリアして付け入る隙がない。
過去、牝馬は23頭が挑戦。栄冠に輝いたのは1947年トキツカゼ、48年ヒデヒカリの2頭のみと狭き門だが
鞍上岩田騎手は日本ダービーを制した名牝ウオッカのようなスケールを感じると期待を込めている
もちろん、迎え撃つ牡馬たちも黙ってはいない。
弥生賞を勝ったカデナや共同通信杯勝ちのスワーヴリチャードと無敗のレイデオロなど
ファンディーナの野望を打ち砕く構えだ。

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