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ブラックか!?ダイヤモンドか!?現役2強が再対決!!【第155回天皇賞(春)】

2017年4月30日(日)に京都競馬場で行われる芝3200mのGIレース【第155回天皇賞(春)】
レースの傾向や過去映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ

【天皇賞(春)】歴史

inyofu ■天皇賞(春)
天皇賞(春)は、京都競馬場・芝3200mを舞台に古馬最高の栄誉を懸けて争われる、長い歴史と伝統を誇る競走である。

■天皇賞の前身
1905年(明治38年)の5月6日に横浜の日本レースクラブが、明治天皇から「菊花御紋付銀製花盛器」を下賜されたことにより創設した『エンペラーズカップ』が天皇賞の前身。翌1906年(明治39年)には東京競馬倶楽部にも御賞典が下賜され、その後、阪神、福島、札幌、函館、小倉の計7つの競馬倶楽部で『帝室御賞典競走』として行われるようになった。
inyofu ■第1回
1936年(昭和11年)に『日本競馬会』が設立されて、翌1937年(昭和12年)に各競馬倶楽部が『日本競馬会』に統合されたのを機に、『帝室御賞典競走』は春が阪神、秋が東京と、東西で年2回開催される現在のスタイルとなった。同年の秋のレースが第1回の天皇賞とみなされている(東京競馬場・芝2600mで開催)。その後、第2回の1938年(昭和13年)春は阪神競馬場・芝2700mで、4歳(現3歳)以上の馬によって争われ、第3回の同年秋からは、「5歳(現4歳)以上、芝3200m」の競走条件となり、能力検定競走として非公開で行われた1944年(昭和19年)春まで『帝室御賞典競走』の名称で行われていた。
inyofu ■戦争による中断と再開
1944年(昭和19年)秋から戦争の影響で中断されたが、戦後の1947年(昭和22年)春に『平和賞』の名前で復活したのち、同年秋から現在の『天皇賞』に改称され、春は京都競馬場、秋は東京競馬場で開催されることになった。
inyofu 長年、「5歳(現4歳)以上、芝3200m」という条件で行われていた天皇賞であるが、1984年(昭和59年)の競馬番組の変革により、秋は距離を芝2000mに短縮し、さらに1987年(昭和62年)から秋の天皇賞には4歳(現3歳)馬が出走できるように条件が変更された。これにより、春は5歳(現4歳)以上のステイヤー日本一を決めるレース、秋は4歳(現3歳)以上の中距離ナンバー1決定戦と、その性格が明確に分けられた。

コースの特徴

inyofu 京都・芝3200m(外回り)

スタート地点から3コーナーまでの距離が約400m。京都・芝3000mに比べると、3コーナーまでの距離が長いため、スタート後のポジション取りでゴチャつくことは少ない。2周目の3コーナー過ぎの下りからペースアップし、そのままゴールまで長く脚を使い続けることが要求される。京都の芝は移動柵がA~Dコースまで取れるため良好なコンディションが保たれて、終始インコースの良い状態が続きやすい。天皇賞(春)は、菊花賞よりも200m長く、古馬同士の対決なので、スタミナをより求められる。勝負どころからスピードを持続させる能力と、内を通ることのできる操縦性が勝敗を左右するケースも多い。

2016年【第153回天皇賞(春)】

動画を見る
昨年の同レースでは、武豊騎手騎乗のキタサンブラック(牡4=清水久厩舎、父ブラックタイド)が直線差し返してハナ差の接戦を制した。

【天皇賞(春)】レース傾向

inyofu 前年最後のレースでの単勝人気をチェック

過去10年の出走馬について、前年の最後に出走したレースでの単勝人気別に成績をまとめると、前年の最後に国内のレースに出走していた馬の中では、そのレースで「1~4番人気」に支持されていた馬からしか勝ち馬が出ていない。好走率では、「6~9番人気」・「10番人気以下」の2組は低調な数値になっていることからも、前年の最後に出走したレースで上位人気に支持されていた馬は、このレースでも軽視できないだろう。
inyofu 先行馬が優勢

過去10年の出走馬のうち、前走がJRAのレースだった馬について、そのレースの4コーナーの通過順別成績を調べると、優勝馬10頭は全て前走の4コーナーを「6番手以内」で通過していた。3着内率でも「7番手以下」が11.1%なのに対し、「先頭」・「2~6番手」はいずれも20%を超えており、前走の4コーナーを前めの位置取りで通過した馬が優位に立っている。前走の4コーナーでの位置取りをしっかり確認しておくのも面白いだろう。
inyofu 1番人気が苦戦中

過去10年の単勝人気別成績では、「2番人気」が3着内率70.0%、「3番人気」が3着内率60.0%をマークしているものの、「1番人気」は連対がなく3着内率も10.0%と苦戦傾向にある。一方で、「6~9番人気」と「10番人気以下」の2組は3着内率で10%未満ながら、計10頭の3着以内馬を送り出し、2009年以降は8年連続で「6番人気以下」の馬が3着以内に入っている。2006年のディープインパクト以来となる1番人気馬の優勝となるのか、興味は尽きない。
inyofu 近走の長距離実績に注目

過去10年の出走馬について、過去3走における芝2400m以上のレースでの最低着順別に成績を調べると、最低着順が「2着」と「5着」だった2組が3着内率で30%を超える数値をマークしている。それに対し、「1着」だった馬は9頭が該当したものの優勝がなく3着以内に入ったのも1頭のみと苦戦気味。勝率で上位になっているのは「2着」・「3着」・「5着」の3グループとなっている。近走で出走していた長距離のレースでの着順にも注目しておきたい。
inyofu 近走の長距離重賞での実績もチェック

2013年以降の過去4年間の優勝馬4頭は、いずれも過去3走以内に芝2500m以上の重賞で優勝経験があった。1着となる馬を予想する際は、過去3走以内に芝2500m以上の重賞を優勝している馬に注目したいところだ。
過去のレース傾向では、【前年最後に出走したレースで1~4番人気】【前走4コーナーを6番手以内】【当日2番人気】【過去3走で最低着順が2or5着】【2500m以上の重賞で優勝】の競走馬が好走する傾向にある。果たして今回の出走馬にこれらの条件を満たす馬はいるのだろうか。

【第155回天皇賞(春)】登録馬

inyofu ※以下、2頭は優先出走馬
サトノダイヤモンド
シャケトラ

※以下、17頭は出走馬決定賞金順
キタサンブラック
ゴールドアクター
アルバート
ディーマジェスティ
カレンミロティック

シュヴァルグラン
レインボーライン
ワンアンドオンリー
ファタモルガーナ
タマモベストプレイ

アドマイヤデウス
ヤマカツライデン
トーセンバジル
スピリッツミノル
ラブラドライト

プロレタリアト
トウシンモンステラ
フルゲート18頭に対して19頭が登録されている今年の天皇賞(春)カレンミロティックが左前裂蹄で回避&トウシンモンステラはメトロポリタンS出走が濃厚の為、17頭が出走予定だ。

【第155回天皇賞(春)】予想オッズ

inyofu 1 キタサンブラック 2.2
2 サトノダイヤモンド 2.3
3 シュヴァルグラン 9.3
4 シャケトラ 9.3
5 レインボーライン 16.1
6 ゴールドアクター 18.6
7 アルバート 22.9
8 ディーマジェスティ 40.4
9 トーセンバジル 62.9
10 アドマイヤデウス 70.7
11 カレンミロティック 185.9
12 ヤマカツライデン 214.1
13 タマモベストプレイ 258.9
14 ラブラドライト 378.7
15 ワンアンドオンリー 378.7
16 スピリッツミノル 469.7
17 ファタモルガーナ 566.3
18 プロレタリアト 1262.3
19 トウシンモンステラ 2423.6
現時点(水曜)での予想オッズでは、キタサンブラックとサトノダイヤモンドが、ほぼ同じオッズで人気を分け合っている。

【第155回天皇賞(春)】有力馬は!?

【前年最後に出走したレースで1~4番人気】【前走4コーナーを6番手以内】【過去3走で最低着順が2or5着】【2500m以上の重賞で優勝】
キタサンブラック
inyofu 昨年の年度代表馬で、このレース連覇の期待がかかるキタサンブラック。今季はG1に昇格した大阪杯を人気に応えて快勝し、記念すべき初代王者に。勢い十分に、自身五つ目となるビッグタイトル獲得を目指す。清水久詞調教師は「順調ですし、使った上積みはあると思います。京都は特に相性がいいコースなので」とVへ手応え。連覇へ向けて視界は良好だ。

【前年最後に出走したレースで1~4番人気】【前走4コーナーを6番手以内】【2500m以上の重賞で優勝】
サトノダイヤモンド
inyofu サトノダイヤモンド(牡4、栗東・池江泰寿厩舎)は昨年の菊花賞で念願のGI制覇を果たし、続く有馬記念でキタサンブラックを撃破。今年初戦の阪神大賞典でも強豪シュヴァルグランを難なく退け、順調さをアピールしている。キタサンブラックとの直接対決を再び制し、押しも押されもせぬ日本最強馬としてフランスに向かうことができるか。

【前走4コーナーを6番手以内】【2500m以上の重賞で優勝】
シュヴァルグラン
inyofu 昨年3着のシュヴァルグラン(栗東・友道康夫厩舎、牡5歳)も、ステイヤーとしての資質では“2強”に劣らない。3000メートル以上のレースでは【1・1・1・0】の安定感。前走の阪神大賞典ではサトノダイヤモンドに1馬身半差をつけられたが、さらに1ハロン距離が延びる本番でその差を縮められる可能性は十分にある。20日の1週前追い切りでは6ハロン79秒5とこの馬としては破格のタイムをマーク。1年前より明らかに動けるようになっている。半妹ヴィブロスが秋華賞に続いてドバイターフでGI・2勝目を挙げた。兄も悲願のGI制覇を目指す。

6週連続GIの第1弾は天皇賞(春)。
なんと言っても注目は、昨年の有馬記念で激戦を繰り広げられた
キタサンブラックとサトノダイヤモンドの2強で、近年にないほどの盛り上がりを見せている。
ただこの天皇賞(春)は淀の3200mという非常に特殊な条件で行われる競走のため、
過去の傾向からも波乱含みになる競走である事は間違いなさそうだ。
ちなみに過去10年、1番人気で馬券に絡んだのはディープインパクト(優勝)とアサクサキングス(3着)のみ。
今年は2強以外にも実力あるメンバーが集結しており、馬券1点勝負だと痛い目を見る事になりそうだ。

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