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ダービー後に行われる伝統のハンデ重賞【第131回目黒記念】

2017年5月28日(日)に東京競馬場で行われる芝2500mのGIIレース【第131回農林水産省賞典目黒記念】
レースの傾向や過去映像、今年の出走馬の前評判等をまとめてみた。
馬キュレ

【目黒記念】歴史

inyofu 競走名の『目黒』とは、第1回東京優駿大競走(現日本ダービー)が行われた目黒競馬場に由来するもので、本競走の前身である『各内国産抽籤豪州産馬混合競走』(のちに『各内国産古馬競走』に改称)が目黒競馬場で行われていた。その後、競馬場の府中への移設が決まった際、同競馬場の名称を永く後世に伝えるため、1932年に『目黒記念』が創設された。
inyofu 本競走は、日本の競馬におけるハンデキャップ競走として最も古い歴史を持ち、当初は4歳(現3歳)以上、目黒競馬場・距離3400mで春と秋の年2回行われていた。1933年の秋から、舞台を東京競馬場に移して行われ、距離は幾度かの変更を経たあと、1950年の秋から現在の2500mに定着している。1963年から、春は5歳(現4歳)以上、秋は4歳(現3歳)以上で行われるようになったが、1984年のグレード制の導入に伴いGII に格付けされるとともに、秋の競走が廃止されて年1回の実施となり現在に至っている。

コースの特徴

inyofu 東京・芝2500m

芝2400mよりスタート地点が100m後ろ(4コーナー寄り)で、ホームストレッチの上り坂からのスタート。1コーナーまでの距離は約450m。ゴール板を過ぎてから向正面半ばまで緩やかに下って、その後やや急な上り勾配があるが、それを越えると3コーナーまで下り。最後の直線は525.9m。直線に向いてすぐに約160mの上りがあり、その後300mはほぼ平坦。スタート直後を含め3回坂を上ることになるため、2400mよりもタフなレースになる。直線まで脚を温存できる気性を持ち、末脚を持続するスタミナに優れた馬、終始距離ロスの少ないインを通れる操縦性に長けた馬が力を発揮しやすいコースと言える。

2016年【第130回目黒記念】

動画を見る
昨年の同レースでは、中団を進んだ3番人気クリプトグラムが力強く伸び、内の1番人気マリアライトに首差競り勝って快勝。3連勝で重賞初制覇を飾った。

【目黒記念】レース傾向

inyofu 若い馬が優勢

過去10年の3着以内馬30頭中22頭は、「5歳以下」の馬だった。一方、「6歳以上」の馬は3着内率が8.5%にとどまっている。優勝馬の数こそ「5歳以下」が5頭、「6歳以上」も5頭と同数だが、2着馬10頭は全て「5歳以下」の馬となっており、基本的には若い馬を重視すべきレースと言えそうだ。
inyofu 乗り替わりで臨んだ馬は不振

過去10年の3着以内馬30頭中17頭は、「前走と同じ騎手」が騎乗した馬だった。一方、「乗り替わり」となっていた馬は3着内率12.9%とやや苦戦している。「乗り替わり」で臨む馬は評価を下げた方がいいかもしれない。
inyofu 前走の単勝人気に注目

前走が国内のレースだった馬について、前走の単勝人気別成績を調べると、前走で「2番人気以内」だった馬が3着内率38.5%と優秀な成績を収めている。前走の内容を比較する際は、着順だけでなく、単勝人気の評価にも注目すべきだろう。
inyofu 近年は前走もオープンクラスのレースだった馬が中心

過去5年の3着以内馬15頭は、いずれも前走がJRAの「オープンクラスのレース」だった。2011年以前は前走でJRAの「条件クラスのレース」に出走していた馬の好走も見られたが、近年は前走でオープンクラスのレースに出走していた馬が優勢だ。
inyofu 前走で先行していた馬は割り引きが必要

過去5年の3着以内馬15頭中12頭は、前走が国内のレースで、そのレースの4コーナーを「5番手以下」で通過していた。一方、「4番手以内」だった馬は3着内率10.7%とやや苦戦している。先行タイプの馬よりも、中団や後方からレースを進めるタイプの馬に注目してみたい。
過去のレース傾向では、【5歳以下】【前走と同じ騎手】【前走2番人気以内】【前走OPクラス】【前走4コーナー5番手以下】の競走馬が好走する傾向にある。果たして今回の出走馬にこれらの条件を満たす馬はいるのだろうか。

【第131回目黒記念】登録馬

inyofu ヒットザターゲット
フェイムゲーム
ムスカテール
ラニ
ワンアンドオンリー

クリプトグラム
ヴォルシェーブ
サラトガスピリット
ウムブルフ
モンドインテロ

カフジプリンス
アルター
マイネルサージュ
トルークマクト
ハッピーモーメント

プレストウィック
レコンダイト
メイショウカドマツ
シルクドリーマー
サムソンズプライド

トレジャーマップ
フルゲート18頭に対して今年は21頭が登録されている。現時点ではシルクドリーマー、サムソンズプライド、トレジャーマップの順で除外対象となっている。

【第131回目黒記念】予想オッズ

inyofu 1 ヴォルシェーブ 2.3
2 カフジプリンス 5.1
3 ウムブルフ 5.5
4 モンドインテロ 6.7
5 フェイムゲーム 11.7
6 クリプトグラム 13.4
7 ラニ 19.9
8 ヒットザターゲット 27.3
9 ワンアンドオンリー 29.3
10 アルター 42.6
11 トルークマクト 60.0
12 レコンダイト 63.8
13 サラトガスピリット 68.1
14 シルクドリーマー 115.1
15 メイショウカドマツ 135.0
16 ハッピーモーメント 143.1
17 ムスカテール 202.9
18 サムソンズプライド 226.9
19 プレストウィック 232.4
20 マイネルサージュ 239.6
21 トレジャーマップ 399.4
現時点(水曜)での予想オッズでは、ヴォルシェーブが抜けた1番人気となっている。

【第131回目黒記念】有力馬は!?

【前走2番人気以内】【前走OPクラス】【前走4コーナー5番手以下】
ヴォルシェーブ
inyofu ヴォルシェーブ(牡6、栗東・友道康夫厩舎)は今年初戦のメトロポリタンSを勝利。直線で完全に前が塞がって手綱を引く場面がありながら、立て直して一気に突き抜けるという強さを見せた。昨秋のアルゼンチン共和国杯ではシュヴァルグランと0.1秒差の3着に入っており、同条件のここでも好勝負が期待できる。大魔神・佐々木オーナーに新たな重賞タイトルを届けることができるか。

【5歳以下】【前走と同じ騎手】【前走2番人気以内】【前走OPクラス】
カフジプリンス
inyofu 好位追走で4着と粘った前走メトロポリタンSを、甲斐助手は「もともと行けなかった馬が競馬を覚えてきた。地力で頑張ってくれた」と評価する。中2週でのたたき2走目。「よく食べる馬。(12キロ増の前走から)使って体が締まった」と上積みは十分だ。

【5歳以下】【前走と同じ騎手】【前走OPクラス】【前走4コーナー5番手以下】
モンドインテロ
inyofu モンドインテロ(美浦・手塚貴久厩舎、牡5歳)は重賞で【0・0・2・4】だが、昨年のステイヤーズS、今年の日経新春杯でともに3着と、GIIに手が届くところまできている。ハンデは昨秋のアルゼンチン共和国杯(4着)と同じ56.5キロで、ヴォルシェーブとの比較では優位に立っているといえるかもしれない。前走の大阪杯で初めてGIを経験したことでひと皮向ければ、最後のもうひと押しが利くはずだ。


目黒記念は、ダービーの興奮が冷めやらぬ中で行われる最終12Rのハンデ重賞で、良く荒れることで有名だ。
登録馬を見ると昨年&一昨年の勝ち馬であるクリプトグラムとヒットザターゲットが参戦。
さらに日本ダービーが行われる日にダービー馬ワンアンドオンリーも登録している。
芝へと転戦してきたラニも加えてバラエティーに富んだメンバーになりそうである。
その中で個人的に注目しているのは、カフジプリンスとモンドインテロだ。
カフジプリンスは、前走時は馬体重もプラス12kgと余裕残しの仕上げで、1回叩いた今回は上積み十分だろう。
モンドインテロも、昨年の同レースで5着で実績十分。ハンデも他馬と比較しても手頃で脚質的にも中段で競馬が出来そうだ。

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