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連覇連覇連覇!!【2014年】宝塚記念レース結果まとめ

2014年は、昨年の覇者が同じレースで復活する現象が起きている。フェノーメノの天皇賞(春)、ヴィルシーナのヴィクトリアマイル、そして宝塚記念。ここにきての復活劇を、レース結果を含めてまとめてみた。
競走馬

宝塚記念&上半期前年比増

inyofu 29日の阪神競馬場の入場人員は前年比102・0%の7万1793人で、宝塚記念の売り上げも173億6207万4300円で102・3%とアップした。上半期の平地GI11レース中、開催競馬場の入場人員、売り上げともに7レースが前年を上回った。上半期全体(開催144日)の売り上げは1兆2814億110万3300円で前年比102・7%とプラスを計上。開催競馬場の入場人員は321万8893人で、こちらは96・5%とマイナスだった。

第55回宝塚記念はゴールドシップが史上初連覇!!

inyofu 春のグランプリ「第55回宝塚記念」が29日、阪神競馬場で行われた。1番人気のゴールドシップが直線、力強く抜け出し3馬身差をつける圧勝劇で史上初となる同レース連覇を達成した。このG1・5勝目はオグリキャップ、メジロマックイーンを抜いて芦毛馬のG1最多勝利(グレード制導入の84年以降)となった。手綱をとった横山典弘騎手(46)は“テン乗り”でのG1・5勝目、通算23勝目となった。また2着に9番人気カレンミロティック、3着に8番人気ヴィルシーナが入っての3連単25万1440円は同レースの3連単最高払戻金となった。
スタート不得意といわれ、やや遅れ気味に出たが、正面スタンド前から加速して5、6番手につけた。4コーナー回って最後の直線、1頭だけ脚色の違うゴールドシップがグングン伸びて残り200メートル付近で先頭に立つと、アッという間に3馬身差をつけて、GI5勝目を史上初の連覇を飾った。

人馬一体 横山典弘騎手

inyofu 「馬の気持ちを大切にすることを一番に考え、会話をしながらゲートに向かいました。ちゃんと走ってくれさえすればいいと思っていました。この馬の強さはこれまでの成績を見れば説明はいらないでしょう。だから、きょうは最後まで『頑張ってください』とお願いしながら乗っていました」
inyofu 「あれこれ押しつけて言うことをきかせようとしても上手くいきませんからね。お願いしながらも、ぼくのことも意識してもらうようにしました。きょうの返し馬でも、いつものように好きなところに飛んで行こうとした場面がありましたが、ぼくの気持ちを察してからは、こちらの指示を受け止めてくれるようになりました」
横山騎手はゴールドシップに対し並々ならぬ思い入れがある。3週連続で栗東トレセンに通い、ゴールドシップの追い切りに騎乗している。特に最終追い切りは調教師の意向を無視し自ら志願して調教に跨ったという。調教もこれまで負荷をかけるものだったが、横山騎手の進言でノビノビ走らせたという話も。レース本番で終始落ち着きを見せていたのもその影響か、まさに人馬一体で勝利を掴んだ。

関係者コメント

inyofu 管理する須貝尚介調教師は、レース前、装鞍所でずっと雨乞いのダンスを踊っていたという。 「ノリちゃん(横山典弘)には何の指示もしなかった。ゲートに入ったときに悪い癖を出さずジッとしているのを見た時点で大丈夫だと思いました」 三強と呼ばれた、ほかの2頭を意識したかという質問には首を横に振った。 「ノリちゃんとゴールドシップが呼吸を合わせた結果、こうなったというだけです。人馬一体というのは、まさにああいうレースのことを言うのだと思います」
inyofu 北海道の自宅でテレビ観戦の小林英一オーナー(83)に代わり、阪神競馬場に来場した次男・小林正和氏は、ゴール前は大声をあげて応援したという。「いいポジションで気持ちよく走ってくれたみたいですね。本当に良かったです。会心の勝利でしたね。ファン投票1位に応えることができて、本当に良かった」と1番人気の勝利にホッとした様子だった。
inyofu 生産者である出口牧場の出口俊一代表(58)は、「強い内容で勝ってくれてよかった。1番人気で勝ってくれたのもありがたいし、何より復活してくれたのが一番」と笑みが絶えない。これで、オグリキャップ、メジロマックイーンを抜き、芦毛馬のGI最多勝(5)となったが、「もっと記録を伸ばしたい。もちろん、来年も頑張って、3連覇してほしい」と力を込めた

先行力で2着 カレンミロティック

inyofu 9番人気の伏兵カレンミロティックが手応え以上の粘りを見せて2着に食い込み波乱を演出した。池添は「走りにくそうにしてたけど、何とか我慢してくれた。3角で手が動いて厳しいかなと思ったけど、直線でまた盛り返してくれた」と称えた。平田師は「道悪だったし、スローも得意じゃないのに、これだけやれた。胸を張れる」と秋以降のさらなる活躍に手応えをつかんでいた。

粘って3着 復調ヴィルシーナ 

inyofu マイル女王の粘りが光った。ヴィクトリアマイル連覇を飾って参戦したヴィルシーナは好発からハナへ。主導権を奪うと最後までしぶとく脚を使って3着。福永は「行く馬がいれば控えようと思ったけどスタートが速かった。ペースはそんなに遅くなかったけど、よく踏ん張ってくれた」とねぎらった。佐々木主浩オーナーは「これだけ粘ってくれたし、3着でもうれしい」と満足の笑み。今後は放牧を挟み、ひと叩きしてエリザベス女王杯(11月16日、京都)に向かうプランが有力だ。
ヴィルシーナはヴィクトリアマイルから600m距離延長にもかかわらず粘り腰。その背景には馬場とスローペースの恩恵だと思われる。いずれにせよ馬にやる気が戻ってきたのが確かだ。オーナーの佐々木氏はレース前のインタビューで一度も先着していない同期のジェンティルドンナに勝ちたいと言っていた。それがおそらく最後のレースで叶った。

悲願ならず 7着 ウインバリアシオン

inyofu 2番人気ウインバリアシオンは持ち味の末脚を見せることなく、まさかの7着。悲願のG1タイトルはまたもお預けとなった。岩田は納得いかない表情でレースを振り返った。 「いいところを通ったけど、馬場が悪くて走りにくそうだった。いつもの反応がなかったね。結果論だけどスタートが遅かったし、自分から出して行けば良かったのかな」 スタートはひと息で後方から。それでもライバルを前に置く形は絶好に思えたが、行きっぷりがひと息。3角では早々と岩田の手が動いた。比較的馬場のきれいな外を回ったものの、流れ込んだだけの7着。
これまでGI8戦掲示板を外したことがなく、常に堅実な走りを見せていたウインバリアシオンだが、パドックからも元気な姿はなく、レース途中の捲くりも見られなかった。おそらく馬場の影響というより、キズナ骨折、フェノーメノと宝塚記念を回避した原因、前走の天皇賞(春)の負担が大きいと思われる。

過去最低着順 9着 ジェンティルドンナ

inyofu  女王のプライドはもろくも崩れ去った。7つ目のG1制覇を狙ったジェンティルドンナだったが、不安視された荒れ馬場がこたえたのか、まったくいいところがなく9着。川田は悔しさを通り越して、苦笑いを浮かべるばかりだ。 「う~ん、ゲートは上手に出たし、道中も非常に良く折り合いがつきました。向正面でゴールドシップが来たので、そこから目標を切り替えて…。ただ、3角から手応えが怪しくなって、ゴール前はバタバタでした」デビュー16戦目にして最低着順となる9着。水分をたっぷり含んだ馬場がこたえたにしても、負け過ぎの印象は残る。川田は「無事に終わっていれば、と思います」とジェンティルを気遣って、スッと報道陣の輪を離れた。秋の最大目標は史上初となるジャパンC3連覇。仁川で失った威厳は、得意の府中で取り戻すしかない。

その他着順騎手コメント

inyofu ▼4着ヒットザターゲット(武豊)道中は内々でうまくタメて、しまいに懸ける競馬。直線は中が空いたので進路を切り替えた。よく頑張ってくれた。
▼5着デニムアンドルビー(浜中)内々でスムーズに運べました。これから良くなってくる段階だったし、秋にGIを獲れるよう頑張ってほしい。
▼6着フェイムゲーム(北村宏)体調は良さそうだったけど前々で運んだ分、4角で苦しくなった。
▼8着ホッコーブレーヴ(戸崎)馬場を気にすることなく、いい感じで運べたけど直線で狭くなった。
▼10着トーセンジョーダン(内田)緩い馬場は合わないのかな。脚を取られるような走りになった。
▼11着メイショウマンボ(武幸)4角手前で手応えがなくなった。体調自体は良かったけど、きょうはちょっと分からない。
▼12着ヴェルデグリーン(田辺)久々の分の重さなのかな。厳しい展開で最後は息切れした。

3強と言われていた宝塚記念は蓋を開けて見ればゴールドシップの独壇場で、上半期の大一番を最高の形で締めくくった。秋には登録済みのフランスGI凱旋門賞も視野に入る。海外遠征の可能性は十分で黄金船の航海は更に続いていく。

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